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LCR

Hal.T 2004/10/12

Index

初めに

 LCR、コイルやコンデンサと抵抗の話だ。数理設計の回路技術者の卵に噛み砕いて話をしてみよう。原理から説き起こし中学生程度の算数から始まる。しかし、どんどん難しくなり、本当の電子回路技術を知るためにはかなりの高等数学と観測技術が両方ともに必要となるであろう。

基本

 最初は抵抗Rから始まる。オームの法則と言うものがある。
V=I・R  数式にはスペースを入れて乗算記号(×)や(*)や(・)の代わりにすることがある。
 これは
I=V/R や R=V/I とも書け、数学的には同じものだが実験的には少し趣があることがある。
 全部おんなじだと言うのは数学者、少し違うと感じるのは技術者や物理学者だ。技術者は手順として受け取り、物理学者は事の因果関係として受け取るし、もっと言えば観測の誤差や影響などの評価が違いとなる。

抵抗

直列接続

 RAとRBを直列に接続したら R=RA+RB

並列接続

 RAとRBを直列に接続したら R=(RA*RB)/(RA+RB)、説明は省きます

コンデンサ

 容量とも言いCと書くことが多い。コンデンサは電荷(q)を貯めることができる。抵抗に電流を流すと熱が発生して放熱してしまい電気エネルギーとしてその熱は取り出せない。コンデンサはその点で優れもの。理想的なコンデンサならば投入したエネルギーを全部保存し、取り出すことができる。

q=C・V 

 コンデンサの両端に電圧(V)があるのなら、電荷(q)が貯まっている。観測できた電圧から電荷への比例定数が容量(C)で単位はファラッド(F)と言う。コンデンサを研究したファラデーさんの名がついているのだ。
 電荷がたまっている状態を充電されていると表現することもある。さて、1Vに充電された1Fのコンデンサには1クーロンの電荷がたまっているんだけど、クーロンって何?
 クーロンは1秒間に1アンペアの電流を1秒間の間流した電荷だ。そこで

q=I・T とも書ける。

 10アンペアで10秒間流したら100クーロン。一発の雷で流れる電荷はおよそ10クーロン、少ないと思うけれど、流れる時間が千分の一秒ぐらいだから1万アンペアにもなる。

 電流が時とともに変化するならば 電流=I(t) と書きます。Iはtによって変化するよって感じ。そのときクーロンは
q(t)=I(t)・T ではあるのですが、小さな時間ごとに計算をして全部足す、これを積分すると言いまして

q(t)=∫I(t) dt

と書きます。(さあ積分の本を読みましょう) これでは電荷がわかるだけで簡単には観測できませんから、電圧と電流の関係になおすために q=C・V の関係をくっつけます。時間変化する電化という意味で書けば

q(t)=C・V(t) ですから
C・V(t)=∫I(t) dt となり、Cを右側に引越しして

V(t)=(1/C)・∫I(t) dt
これが電流と電圧の関係になるんです。言葉で言えば
時間によって変化する電流=I(t) に小さな時間 dt を掛けて、それを全部足す。そうすると比例定数(1/C)で時間によって変化する電圧V(t)になる。

コイル


並列共振回路

 L,C,Rの3つを並列に接続すると並列共振回路になる。これの共振周波数は
ω0 = /(√(LC)
 となる。Rが見当たらないけれど、これでいいんです。ちゃんと計算してみるとこうなります。

 計算は、LCRQと-3dB帯域幅

Qと帯域幅


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