ひとつ前へ WWWルートへ 記述責任者:mad@mail.wind.ne.jp

デジタルオシロと組み込みFFTでの観察

数理設計研究所 Hal.T 2005/11/19

記載の目的

 最近のデジタルオシロには標準でFFTがついていることが多い。しかし、単純に使うと予想もしない結果が得られる。デジタルオシロに使われる技術者ではなく、ちゃんと使いこなすためのメモを書いておこう。

観測例

 あるDSPのAD出力を観察した、周波数は800Hz。FFT画面は0〜1MHzほど。一番左に針のように見えるのが800Hzである。
 右側に黒くこんもりと盛り上がっている部分はおそらくオーバサンプリング型のADから出てきた高域ノイズ成分であろう。帯域は800kHzぐらいである。
 
 さて、それは良いとして800Hz近傍のノイズを観測しようとして記録したのが次だ。バンド幅は2.44kHz。 およよ、ノイズが大きい信号より-20dBぐらいしたに目いっぱい!
 と思ったのだが、これは浅はかであった。なんとなれば、このデジタルオシロは100MHzのものだ、帯域はおそらく200MHzぐらいまであるのかもしれない。
 このノイズは2.44kHzの上側を100MHz以上まで折りたたんで見せてくれることに気がついたのは、口頭報告してから後だった。恥ずかしい。デジタルオシロ付属のFFTにはダイナミックに変化する帯域制限LPFがついていればいいのだが。今はついているのかな?

.end