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オシロスコープの選び方

2002/10/12 Hal.T

 電子回路の設計や試作でオシロスコープを購入する参考です。YHPの波形生成装置で作った周期2μ秒、立ち上がり5n秒の矩形波を全てのオシロで観察しています。

周波数帯域

 よくばると急激に高価になります。測定器は新しくて必要十分な機能があればいいのです。古くて性能の良いものは、新しくてまずまずのものにさえ劣ります。10MHzのデジタル回路を観察したいのなら100MHz、およそ10倍の帯域にしましょう。
 アナログでは5倍ほどの帯域でかまいません。30MHzまでのアナログ信号なら150MHzかな。

デジタルとアナログ

アナログオシロ(SS5711 100MHz 4現象)

 矩形波の立ち上がり部が細く見えています。そして立ち上がる寸前にちょっともたついている部分が見えます。50MHzまで動作する波形発生装置の内部で立ち上がり部を高速にするために特殊な回路になっていて、水平部に移る段階で微妙にもたついているからです。

 アナログオシロは電子回路を観察するとき、こういう非常に微妙なところまで見せてくれます。
低価格デジタルオシロ

 同じ信号とは思えません。水平部にノイズが乗っているのかと思わせる観察結果です。こんなものはまったくお勧めではない。

 このノイズはオーバサンプリング型(2GS)ADCの出力でノイズシェーピングしきれなかったものが見えてしまっているようです。
デジタルオシロ HP54645

 まあ、悪くはありませんが、デジタルオシロではアナログオシロのような微妙なものは見えません。

 でも良く見ると立ち上がりきるところが少し丸くなっていますね。これがアナログオシロで見えたしょうしょうのもたつきなのかな。

 20万ぐらいで1台だけ欲しいと言うのなら、最近はアナログとデジタル兼用のものが日立などで出ていますから。そういうのがお勧めです。