|
ひとつ↑ TOP 記述責任者:mad@mail.wind.ne.jp NCフライスの操作法 数理設計 Hal.T1999/03/12 - 2007/11/05 |
Index |
安物のバイスは扱いが楽だけれど、素材が浮き上りしやすい。締めこむ時にハンマーで素材を叩くといくらか改善される。ちゃんとやりたいのなら精密バイスを使おう。精密バイスを安物のバイスにくわえてちゃんと検定してから使えばやりやすい。
検定は20ミリ角の長いアルミ角棒の側面を磨いたものがあるので、それをバイスにくわえ、ダイアルゲージをスピンドル側面につけて装置を動かすと簡単にわかる。
このNC装置は電源を落としてもX,Y軸の座標位置は10μ程度の精度で覚えていますがZ軸は忘れます。
前準備(素材の設定)Z原点
- バイスが安定し、ゴミが無いことを確認します
- バイスに加工材をくわえると圧力で少し動いたり歪んだりします、イメージとしては豆腐のようなものです
- 水平や垂直の精度が十分であり、くわえた状態でガタやゴミなどの影響がないようにします
- 加工範囲はバイスの内側にするのが標準、バイスの外側になると振動が大きくなり切削状態が悪くなる
- バイスの外側にしたいときはできるだけ近くになるように設定、加工範囲をマジックで書きこんでおくと楽です
- 加工のための刃先をしっかりセットします、キュッとしめるぐらいでOK、馬鹿力で締めないこと
- ブザー付きのセンサを清掃して動作確認します(鳴らしてみる)
- NCパネルのVIEW+SETを押し、スピンドルを持ち上げます(以後、XX+YYと書いてあるときは順番に押すという意味です)
- NCパネルのMOVE+SETを押し、X,Yの原点にこさせます、
- X,YをZ原点として設定したい位置の上へJOGダイアルで動かします(JOGダイアルの速度は3通りに変えられる)
- 計測したいZ原点の上を清掃してセンサを置き(プラスチックならワニ口クリップでつなぎ)100ミクロンのステップでそっとZ軸をおろす
- ブザーが鳴ったらいったん1,2ステップ上げ、10ミクロンステップにしてなるまでおろします。
- 鳴るか鳴らないかぎりぎりのところでSETを押し確定させます
- Z軸を上げてセンサを外し、素材のない安全領域までXまたはY軸を動かします
- Z軸をセンサの寸法が負として示されるまで下ろして補正しSETを押せば終了です
- VIEW+SETをおして機械原点まで戻します
注:機械原点: マシンが自分で持つ物で変更できません、左奥一番上の状態です
かなりバリエーションがありますが基本はZと同じですが、以下に違う点だけを上げます最後に刃先半径の補正を忘れていないか確認する
- 刃物は横方向の力に弱いので、細心の注意が必要です。うかつに操作するとすぐに折れます
- 動かす方向がわからなくなったときはいったんあきらめてZ軸を持ち上げるか、VIEW+SET でもどせば大丈夫
- 刃物は螺旋に刃先があるので押し当てたい方向に螺旋があるようにする、手に傷をつけやすいので注意