照度計


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 可視光線は電波やX線、γ線と同じ電磁波の仲間で、波長はおよそ0.77μm〜0.38μmです。
 しかし、可視光線の限界(光が光として目で感じることができる限界)や色の境界は個人差があり、遺伝や生活環境、体調などによっても違いが出てきます。
 白人では日常的にサングラスをしている人が多いのは、目のメラニン色素が少なく光に対する感度が良すぎるためにサングラスがないと日本人が感じる以上に光が眩しく感じられるからだという話があります。もちろん理由はこれだけではなく、生活習慣や文化の違いもあるのでしょう。
 真夏の砂浜で見る太陽は、ほとんどの人が眩しいと感じます。では、ろうそくの炎は眩しいでしょうか?昼間の屋外で見るろうそくの炎が眩しいと感じる人はまずいないでしょう。しかし、暗闇の中にいたとき、突然目の前でろうそくの光を灯されたら一瞬目が眩みます。
 人の目がカメラの絞りのような明るさに対する感度を自動的に調節する機能を持っているからです。暗闇の中で明るさに対する感度を最高まで上げているときに突然光が現れると、それが微弱なものであっても目が露出オーバーの状態になってしまうのです。この自動調節機能は無意識のうちに機能してしまい人間の意志では自由に制御することができません。
 調節機能が自動的に働いてしまうということは、二つの光をならべて比較してどちらが明るいかを判別することはできても離れた場所にある光や時間をおいての比較が難しいことを意味します。現実には光は明るさだけではなくて色という情報も持っているので判別はさらに難しくなります。
 一定の面積が一定の時間に受ける、光の量の度合いのことを照度といいます。

照度計製作例 中央のICソケットに乗るのがフォトダイオード

光を表わす単位

 光に関係する単位には、光度、光束、照度があります。このうち光度はSI単位系(System International units:国際単位系)の基本単位として規定されており、光束と照度はSI組立単位として規定されています。

光を測る素子

 先に述べたように、照度を人間の目で正確に測ることは困難です。そこで、照度を計るためには何らかの形で照度をルックスという単位に変換する必要があります。
 電子回路に接続して照度を計るためのセンサーとして使いやすそうなものは、照度の変化に応じて電流、電圧、抵抗値が変化するタイプのものが考えられます。
 電流、電圧が変化するタイプノセンサーにはフォトダイオード、フォトトランジスタなどがあり、太陽電池もこの仲間に入ります。抵抗値が変化するタイプのセンサーにはCdSセル(光導伝セル)があります。

照度計用センサ

 照度計に使われるセンサは、ほとんどがフォトダイオードを使用したものになっています。

 かつては光導伝セルが一般的に使われていたのですが、照度計として使おうとすると光導伝セル単体では100lx程度までしか計測できず、広いレンジの照度を測定する場合には感度調節用のフィルターを使用しなければならない事と、セル抵抗値あるいは感度の製品によるばらつきが非常に大きく、特性の揃ったものを選定して使用しなければならなかった事から、現在ではフォトダイオードに取って代わられました。

 しかし、照度計の親戚である写真撮影用の露出計は、フォトダイオードに比べて分光感度特性を人間の目の比視感度に近似させたものが作れることから、現在も多くの製品が光導伝セルをセンサーに採用しています。

 今回製作する照度計も、フォトダイオードを使用します。


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