//*********************************************************************** //GID−ADC データ収集アプリケーションプログラム 取り扱い説明書 //gidrec16.exe for PC-AT, for PC98 Ver 0.21 //(C)数理設計研究所 M.Yazawa yazawa@mail.wind.ne.jp 2001/02/13 //*********************************************************************** 実行ファイル名:GIDREC16.EXE 対応機種:PC-ATおよび互換機, PC98シリーズ :PC-AT用とPC98用は別ファイルです.相互使用はできません. 対応OS :MS-DOSおよびPC-DOSの16ビットバージョン MS-WOINDOWS95 MS-DOSモード(MS-DOS Ver.7) 注意!!:WINDOWS用のGID-ADCアプリケーションソフトを実行した後,DOS窓でこのプログラムを実行すると正しく動作しないことがあります.その場合はパソコンを再起動してからもう一度実行してみてください.  Ver 0.21から、遅れ馳せながら2000年問題に対応し年表記が西暦の4桁に変更になりました。 [用途]  このプログラムは,GID-ADCによって計測されるデータの表示および保存を行なうアプリケーションプログラムです. [実行方法] C:>GIDREC.EXE [filename] [filename] = 計測条件設定ファイル. ファイルの指定が無い場合は GIDREC16.INI が指定されたものとみなされる. [操作説明]  プログラムの実行に先立って,パソコンとGID-ADC,センサーなどをそれぞれ正しく接続します.  プログラムを実行すると,[filename]で指定されたファイルから計測条件を読み込んで画面に表示し,その内容に基づいて計測を開始します.指定された計測条件設定ファイルが読み込めない場合は条件設定ファイルを新規に作成する事ができます.  いくつかの測定条件設定ファイルを使い分けることによってプログラムを多目的に使用することができます.  計測条件設定ファイルはPCAT,PC98で共用可能です.ただし,PC98ではCOMPORTの設定は常に1として扱われます.  計測中に入力できるキーとその効果は次の通りです. 1. [Esc] :計測を終了して条件設定ファイルの作成を行います. 2. [Space] :計測を終了します. 3. [.] :計測を一時停止します.もう一度キーを押すと計測を再開し ます.  計測されたデータは画面とファイルに次の形式で出力されます.計測データファイルはプログラムと同じディレクトリに保存されます.  データ番号,日付,時刻, Data0,Data1,Data2,Data3,Data4,Data5,Data6,Data7 注意!! 設定したデータ保存ファイル名と同じ名前のファイルが同じディレクトリ内に既に存在する場合は,計測データは上書きではなく追加で書き込まれます.  誤って大事なデータに上書きをしてしまい,データを失うことが無いようになっています. [計測条件]  設定できる計測条件は次の通りです.各項目ごとに数値,ファイル名またはデータ変換式,表示式を入力して[Enter]キーを押してください.  設定項目の入力はすべて半角文字で行ってください.大文字,小文字は問いません. 1. 計測時間間隔(秒) 2. 最大記録サイズ (KB) 3. データ保存ファイル名 4. COMPORTポート番号 5. データ変換速度 6. 測定モード 7. ノイズ除去定数 8. Data0のデータ変換式 9. Data1のデータ変換式 10. Data2のデータ変換式 11. Data3のデータ変換式 12. Data4のデータ変換式 13. Data5のデータ変換式 14. Data6のデータ変換式 15. Data7のデータ変換式 16. Data0のデータ表示式 17. Data1のデータ表示式 18. Data2のデータ表示式 19. Data3のデータ表示式 20. Data4のデータ表示式 21. Data5のデータ表示式 22. Data6のデータ表示式 23. Data7のデータ表示式  それぞれの項目で,条件を入力せずに[Enter]キーのみを押した場合は現在の設定がそのまま継承され,条件設定ファイルの新規作成の場合にはデフォルトの値が入力されます.  不正なファイル名およびデータ変換式が入力された場合のエラーチェックは行っていせん.十分注意して入力してください.  以下に各設定項目の説明をします. [計測時間間隔]  計測したデータの表示,ファイルへの保存の時間間隔を秒単位で設定します. 設定できる範囲は1秒から3600秒(1時間)です.  なお,表示やファイルへの保存は計測時間間隔の設定値にしたがって実行されますが実際のデータ収集処理はパソコンの処理速度の許す限り行われています. [最大記録サイズ]  計測したデータを保存するファイルの大きさをキロバイト単位で設定します.  設定できる範囲は1キロバイトから1024キロバイトです. [保存ファイル名]  計測したデータを保存するファイルのファイル名を設定します.  ファイル名8文字+拡張子3文字のMS−DOS形式で入力してください. [COMPORTポート番号]  GID−ADCを接続してあるCOMPORTのポート番号を設定します.  1から4までの数字を入力してください.  PC98用のプログラムではこの項目は表示されません. [データ変換速度]  GID−ADCとパソコンの間の通信速度を設定します.  通常は初期設定値のままで大丈夫なのですが,RS−232Cケーブルを極端に延長したい場合等(100mとか)この数値を大きくする必要があります.  データ変換速度はパソコンの処理速度にも依存するので低速なパソコンで極端に大きな数字を設定した場合,処理が正しく行われない事があります. [測定モード]  GID-ADCには バイポーラモードとユニポーラモードという2つの計測モードが用意されています.  バイポーラモードでは±2047mV,ユニポーラモードでは0〜4095mVの範囲で計測が可能です.  計測条件設定時に0またはEnterを入力するとバイポーラモード,1を入力するとユニポーラモードが選択されます. [ノイズ除去定数]  センサーからのノイズ等によって,計測されたデータが安定しない事があります.  データを逐次内部演算しながらデータを収集する事によってこれをある程度回避する事ができ,次の式をプログラム内部で繰り返すことで実現しています.    バッファ=(バッファ×ノイズ除去定数+測定値)÷ノイズ除去定数+1    ノイズ除去の必要がない場合は0を入力しておきます. [データ変換式]  このプログラムではGID−ADCによって計測されたデータに数式処理を加えたデータを表示/保存します.  GID−ADCの0〜7チャンネルに入力される計測データはそれぞれ in(0)〜 in(7) という関数によって利用する事ができ,この関数を評価する度に計測が行われます.従って,同じ式の中で複数回 in(x) 関数が評価される場合は異なる計測結果が得られる場合もあります.  変換式の最後に行われる演算の結果が表示/保存されます.  式の書式は一般的なC言語で使われるものがそのまま利用できます.四則演算以外にもx0〜x9の10個の一時変数,べき乗,三角関数,論理演算,条件式,カンマ区切りによる逐次演算などが利用可能です.  式の評価はData0 から Data7 の順に行われます.  なお,乗除算の演算子は「×,÷」の代わりに「*,/」が使われます. 使用可能な関数 abs int sin cos tan ln kog exp if in 例1 x0 = in(0)  GID-ADCの入力をそのまま表示  使用される一時変数はx0〜x9のどれでも構いませんが,in関数の引数は0〜7でなくてはいけません. 例2 x0 = in(0), -0.0000318989*x0*x0-0.138806*x0+160.021  ダイオード温度計の℃への変換式  最初にx0に計測データを代入することにより,式中で何度も計測を行う事によるデータの不整合が発生を防ぎます。  べき乗は「^」で表せますが,速度低下を招くのでここでは乗算を使用しています. 例3 x0=if(in(0)>2000, 2000, 0), x1=x0-in(1), x1+in(3)   条件式は if(条件式, 真, 偽) の書式で行う.  「,」を区切りにして左から右に評価し,最終式を結果とします. 例4 sin(3 && 1)  論理式は 「 &」「 |」「 .and.」「 .or.」 が利用でき,真なら1,偽なら0を返します.  上の式は sin(1) と同等の意味を持ちます. 例5 代入式  x3=9, x4=x3-1 ならば 結果は 8  x4=45 ならば結果は 45  「=」の記号は,数学でいう「イコール」ではなく,右辺を左辺に代入するという意味. [データ表示式]  計測されたデータにデータ変換式で数式処理を加えたものを,どのような書式で表示,保存するかを設定します.  書式は「%x.Xf」で表され,xが項目全体の桁数,Xが小数点以下の桁数になります.「%」や「f」,「.」は省略できません.  なお,この式はプログラム内部でC言語のprintf関数にそのまま渡されます.したがって表示式の前後にスペースや文字列などを入力することもできます. [計測データの利用方法]  収集された計測データは標準的なカンマ区切りのCSV形式でファイルに保存されます.  エクセル,ワード,一太郎やロータス1.2.3など,表計算ソフトやワープロソフトなどでデータを読み込むことができます.表やグラフにしたり,表計算ソフトやデータ解析ソフトでデータを加工するなどして利用してください.  ほとんどのWINDOW95対応ソフトの場合,以下の手順で計測データを読み込むことが出来ます.  ファイル ->> 開く ->> ファイルの種類をCSV形式またはテキストファイルに変更 ->> 目的の計測データファイルをダブルクリック [再配布,再利用等]  商用での利用を含めて再配布、再利用等は自由に行うことができます.その際には再配布先や利用方法等をご一報いただければ幸いです.  部分変更したものを再配布する場合には変更事由,変更者,日時を明記することをお薦めします. [改定履歴] Ver 0.21 時刻表示で秒を表示できるように変更