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| リチウムイオンポリマー電池は軽量で重量あたりの容量が大きく、iPodなどの小型モバイル機器に使われる例が増えてきました。 小型・軽量・大容量の特徴は自然環境保護無線協会で企画している野生生物用GPSトランスポンダにもうってつけです。 ここではリチウムポリマー電池の性能評価の一環として、定抵抗による放電特性と、実際の利用状況を想定した持続時間の試算をおこなってみました。 想定するターゲット機器野生生物用GPSトランスポンダは、GPSモジュール、無線機、制御用CPUを一体にし、野生生物に装着して行動範囲を知るためのものです。規定した時間に、または外部からの無線操作に、GPS測位をおこなって測位結果を無線送信するものです。 試作したGPSトランスポンダの各要素の消費電力は以下の通りです。
無線送信はノイズでGPSの測位性能が悪化しますし、GPSモジュールの動作雑音は送信電波に悪影響を与える(PLLの周波数変動)という理由もあります。
実験仕様の検討システム最大電流は、GPSとCPUが動作している52mA、終止電圧は、無線機に使用している電源レギュレータの電圧降下が45mA時に350mV@25℃になるため、3.35Vになります。リチウムポリマー電池の公称電圧は3.7Vなので、52mAを流そうとすると負荷抵抗は3.7V/52mA=71Ωになります。 E6系列で近い値ということで、ここでは68Ωの抵抗を負荷抵抗に選びました。3.7V/68Ω=54.4mAです。 電池には、回路規模に見合う適当なサイズと容量ということで、powerstream.の502030を選びました。250mAh(typ)です。 型番はそのまま形状サイズを現しており、高さ5.0mm、幅20mm、奥行き30mmです。 powerstreamは日本からでも簡単に通販できて嬉しいのですが、買えないサイズが多いのが残念です。 メーカーサイトの502030のデータシートが破損しているため、代わりにGMB552030のデータシートを転載しておきます。形状と容量以外は内容は同じだと思います。 実験結果
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持続時間の試算機器の条件は、以下の通りとします。GPS測位の間隔が数時間以上と長くエフェメリスやアルマナックの取得が意味を成さないため一切諦め、毎回コールドスタートしているため、GPSの測位時間が45秒と長くなっています。
欲を言えばもうすこし持続時間が長ければと思いますが、いまのところはこれで我慢。 将来的には、さらに小型の電池を太陽電池で補充電しながら運用できればと考えています。 過放電過放電はともかく、過充電・ショート・破損は、発煙・発火の恐れがあり、youtubeにも関連動画が多数掲載されています。密封構造ではないので爆発の危険は高くはありません。過放電にも注意が必要で、3.2V以下で過放電になり性能が悪化し、2.75Vを下回ると永久破壊します。今回の実験でも実験開始後300分の測定値は電圧0V、永久破壊させてしまいました。 ![]() 外装の破損外装のラミネート絶縁を測ろうと、テスタのプローブでラミネートの表面を軽くこすっていたところ、ラミネートが簡単に破けてしまい、プローブの先端が・・・スパークしました。 |
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