GID−μPCの試験方法と使い方


GID−μPCの試験方法

 GID−μPCを使用する場合,GID−ADCのDB25コネクタの14ピン同士をジャンパーするとGID−ADCの+電源がμPCから供給されるようになり,別電源が不要になります.
 負電源は供給していませんが,μPC使用時は負電圧の測定ができないので問題ありません.

 GID−μPCをパソコンのCOMポートに接続します.接続にはRS−232Cケーブルや変換コネクタが必要になる場合があります.

GID−ADCをGID−μPCに接続します.

ハイパータームなどのターミナルソフトを起動し,ターミナルソフトを1200bps、データビット8、パリティなし、ストップビット1、フロー制御なし,に設定します.

 GID−ADCのアナログ入力に電圧を与え,ターミナルソフト上から半角小文字で「z」と入力すると,次のような書式でGID−μPCからAD変換結果文字列が返信されてきます.
0:78D 1:77A 2:6D3 3:FFF 4:1F9 5:FB1 6:403 7:39A

 0:〜7:はそれぞれGID−ADCのアナログ入力チャンネルで,その後に続く3桁の16進コードが各チャンネルに入力されたアナログ電圧になっています.

 装置をそのままにしてモニターし,10分に一度AD変換結果が送信されているようならGID−μPCは正常に動作しています.

トラブル対策

まったく動かない

 RTS端子の電圧を確認します.ターミナルソフトの起動時にRTSに+10V〜15Vの電圧が来ていなければソフトやパソコンの設定がおかしい可能性が大です.

 電源レギュレーターICの出力電圧を確認します.正常なら+5Vです.

 クリスタルの発振を確認します.オシロでPICのクロック入力を測定します.クリスタルの特性によってはクリスタル周辺の抵抗・コンデンサの定格が回路図の通りでも発振しないことがあります.詳しくはPIC16F84のデータシートを参考にしてください.

文字化けする

 ターミナルソフトの設定が間違っています.正しく設定してください.

AD変換結果がおかしい

 GID−ADCの+5V端子の電圧を確認します.

正確に10分間隔で送信されない

 送信する度にGID−μPCの受信処理が行なわれ,このオーバーヘッドによりタイマーが遅れます.GID−μPCへのコネクトは装置試験の時以外はお勧めしません。

PCでは使用できるがTNCでは動かない

 GID−μPCはPCと接続するときにはストレートケーブルを使用しTNCとの接続にはリバースケーブルを使用します.

GID−μPCの使い方

 TNCとパソコン,無線設備をセットします.TNCや無線機設備はそれぞれ動作確認を済ませておいてください.
 TNCとパソコンを接続してコールサインやその他一般的な設定を清ませ,モニターオフに設定しコネクト時以外の受信を無効にします.

 設定を終えたらTNCにパソコンの代わりにGID−μPCを接続します.

 GID−μPCにGID−ADC及びセンサーをセットします.こちらも事前に動作確認を済ませておいてください.

 以上でセッティングは終了です.別のパケット無線設備でGID−μPCと接続したTNCにコネクトして「zz」+Enterを入力するとアナログ入力値が返信され,そのままモニターを続ければ10分に一度同じ形式の文字列が自動で送信されます.

 測定データは通常のパケット信号と同じ方式で送信されます.したがって,通信経路の特性も通常のパケット通信と同じになります.

 通信可能な範囲やパケットの伝送効率は無線設備と使用する周波数の特性に左右されますが,電波法で定められている通り必要最小限の送信電力での運用を心がけてください.通常の場合,QRPハンディ機+小型アンテナの組み合わせで必要充分です.

 アマチュア無線局の免許を持っていない方は,特別省電力トランシーバーを使用してください.

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