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キャッシュフローと資金の調達

資金算段の話

 ほとんどの人は手持ちの資金だけで運営したいと思うのだが、たいていの企業は個人の範囲を超えると資金を調達しなくちゃいけなくなる。事業をして5人10人が生活する資金を回収するのは思ったほど楽ではない。資金が回収されるまでに半年かかり5人いれば5人の生活費とその他の運営費が消えてなくなるのだ。
 おおむねどんな業界でも給料の2倍がかかると言われている。半年でほぼ年収である。5人がかなり安い生活費を要求したとしても年に500万。5人いれば資金回収までに2500万円が必要となる。

 さて、2500万円は銀行や公庫から借りることになる。私の経験から言えばどれぐらいの手間暇がかかるのか計上してみた。  およそ1週間が資金算段に費やされている。

 さて、借り入れには利息がつき物。  おおむね50万円の利息支払い+15万円ほどの労務費をかけて資金を手配したことになる。

 この借り入れは65/2500(5%ほどの損失)ですんだと考えるのは甘いのだな。実際、数理設計の過去の計算からは10%ほどが雑費に消えることがわかっている。電話代や研究室の費用だ。となれば2500借り入れて運転するために250万円かかっているとみなしてもさほどの誤差はない。実際、ちゃんと期末計算してみるとだいたいそうなる。
 というわけで仕事を依頼して10%を利益として計上するとまったくのただ働き。どころかもっと悪い。仕事には失敗もあるので、10回に1回失敗する、非常に低率とみなしても20%の見かけ利益を確保しておかなくてはよろしくない。まあ、これが事業者から見た借り入れの実情だ。

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