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前へ 数理設計研究所TOP 記述 mad@mail.wind.ne.jp 2008年1月1日新年を迎えて |
![]() 「電子技術を防災に」 |
| 株式会社 数理設計研究所 代表取締役 玉置晴朗 JA1QPY Hal.T | ||
| SS スペクトラム拡散の実験機で野外実験中。 大学を出てしばらく後(1977年)、ボイジャー1号が地球を出発。そのころにSS通信技術を耳にしました。ボイジャーは私の社会人(30年)時間と同じ年月をかけて太陽系を飛び出しつつあります。 茫漠とした宇宙空間を猛烈な速度でつきすすみ、電波速度でも数時間かかる距離で通信を実行する。アマチュア無線をしていた私には0.1秒の距離=地球の裏側までが努力限界。SS技術は極度の困難さもありボイジャーのように手の届かない技術って感覚でした。アマチュア無線の初心者と同等の電力で送信するボイジャーからの電波。雑音の中から木星や土星の映像を送り届ける技術は羨望などという軽いものではなく、神秘の技術を見る心もちでした。 当時、日本の電子技術はようやく真空管からトランジスタに変化する頃。コンピュータも電子計算機と言い、多くは磁気コアか磁気ドラムを主記憶に使っていた時代です。想像もできないでしょうが、デジタル回路は非常に特殊なもので、現代の多くの方が感じる高周波回路のようなものだったのです。 防災と通信 事業を始めてしばらくすると土石流観測の依頼がありました。観測は電子回路を野外で動かすことで何とかクリアできました。この研究で最大の問題は伝送技術の未熟さにあることがわかったのです。警報を里に通報する電線や無線設備の維持は簡単ではないのです。そこで宇宙通信のSS技術を使えないものかと、夜も寝ないで昼寝して研究。その結果が「スペクトラム拡散通信の高速同期法」の特許になりました。 |
古代から人は調べ+通報+判断することで社会を防衛してきました。相手が別の社会集団なら戦争、自然相手なら防災となります。日本では自衛隊が災害時の支援に出て行きますが、実は異分野ではないのかもしれません。 SS技術は今まで有線、業務無線、携帯電話しかなかった通信分野に、電池で2年間動作する低コスト防災技術の未来を拓くでしょう。もちろん、センサと通信機を組にした低電力設計と野外の実用試験が必須になります。この技術は環境調査技術に大きな変革を生み出せるのではと期待しています。 災害調査 2006年の南レイテの大規模崩壊の1年後観測、そして中越沖地震後の柏崎、地震で海底に顔を出した古木の年代測定、三宅島2000年噴火のその後、強震センサによる構造物診断などで自費研究を試みています。興味対象として防災観測を選んでいるので、いささか持ち出しでもかまわないのですが・・・貧乏神とは縁が切れませぬ。 科学と工学は手をたずさえるものです。レンズ磨きは望遠鏡や顕微鏡を産みだし、人類の世界観を変えました。思想で世界を屈服させると言っていたのは誰かなあ?。しかし、どうも世界は思想など苦もなく屈服させる力を持つようです。 そして、だからこそ思想は世界を理解するのに欠かせないって気もします。 工学、科学、数値計算、シミュレーション、などなど今世のキーワードですね。しかし、これらの背景である世界についての体感的な感覚が欠如し、実感が失われているのが一番の問題ではないかと思います。これからも研究員を引き連れて現場に足を運ぶことを実践したいと考えています。それでは、ハイチャ。 2008/1/1 Hal.T mad@mail.wind.ne.jp |
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GID新春御挨拶 株式会社 数理設計研究所 専務取締役 太田研究室長 矢澤正人 |
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将来の展望と未解決の課題とが山積する中、今年も新年を迎えることができました。日頃から応援して下さっている多くの方々に感謝します。 |
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![]() フィリピン・レイテ島ギンサウゴン地区 土砂崩壊 調査チーム 左端 |
多くの自然災害は阻止どころか予測すら困難で、事後になっても何が起きたのかろくに把握できないのが普通です。ひとの世では偽証や隠蔽が流行しているようですが、自然科学の世界では、偽ろうにもまずは何が本当のことなのかよく判らない。隠そうにも姿は見えず、あるいは隠しようも無く・・・太古の昔から遥か未来まで、ただひたすらに其処此処に在るのみです。 すべてを飲み込んだ瓦礫の山の上でひとの無力さを思い知る他に、私たちは一体どれほどのことが出来るのか。どのような思惑さえも頑なに拒絶する自然と対峙し、その痕跡や影をようやく垣間見ることができた瞬間・・・これはどうにもならないだろうという気持ちを、もしかしたら何とかできるのかもしれないなという気持ちが追い越します。 |
| 激しやすい私は、怒りに任せてものごとをつくります。 馬鹿野郎ここは21世紀の日本だぞ!いまどき地震や台風ごときで人が死んでいい道理があるか! ・・・想いを胸に、今年も私は私に出来ることを粛々と進めていきたいと思います。
諸先輩方におかれましては、本年もご指導ご鞭撻賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。 |
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| 2007年の主要な業務 | 2008年に予定している主要な業務 |
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2008年の始まりに向けて 3D事業部 代表 名倉裕
昨年来、遠出をする際にレーザースキャナを持ち歩くよう心がけています。ちょっとした景色を記録するためで、少し面倒なポケットカメラです。たった10分で測定したデータは、立派な立体スナップ記録です。持ち歩くレーザースキャナは、少し古いタイプのリーグルLMS-Z210です。新しいLMS-Z420iに較べれば、分解能は1桁低く、有効距離は300mくらいしかありません。新型がカメラやチルトマウントを備えて重装備なのに較べると、軽量です。カメラが付属しないので、天候、時刻という、カメラ特有の弱点に縛られる事はありません。1人で、雨が降ろうが夕暮れ、夜間だろうが、三脚を据えてスキャナを載せて数分。測定を終えるとデータ画像が見られます。この気軽さがレーザースキャナの持ち味です。
今年もあちこち出かける機会が多いでしょう。海外に「ついでに」持って行く荷物としては大きすぎますが、車で移動する国内では、できるだけ持ち歩いて、沢山の「立体スナップ」をご披露したいと考えています。
レーザースキャナの多くは測量のために使われています。カメラを測量だけに使うと考える人がいないように、レーザースキャナは色々な可能性を秘めています。しかし多くの分野で使われるためには、未だ道具立てが揃わず、可能性は秘めたままになっています。拙速、正確な測定法、点群が表す対象を分類する道具、必要な要素を取り出すフィルタ、成果をより良く表現する図法が求められます。中でも多く問題になるのは、植生の分離です。植生ばかりでなく、データが示す点は地表なのか、樹木、草本か、家屋、提体、道路か、移動体かという課題が常にあります。現在のレーザースキャナは、500m先の形を10cm間隔で表す解像度があります。測定したデータが何を表すか、読み解く材料は揃いつつあります。
更に、同じ地域を連続的に、あるいは時期を置いて測定すると、1コマの時間が数十秒から数年の長さの立体動画ができます。短時間、長時間の変化が見えます。これはレーザースキャナ利用法の非常に興味深い1つです。
今年は、点群が表す「何か」を読み解く方法を研究しながら、僅かな変位を表す動画を追求したいと企んでいます。

能登半島地震で被災した輪島市門前町清水橋周辺のスキャン・スナップ 2007/5/25
SPG5年目の節目を迎えて 株式会社数理設計研究所 SPG事業部
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私どもが研究開発している異常診断システムは、機械加工の「振動」を測定することで加工状態を診断します。ところで私たちの生活では、ありとあらゆる場面で振動というものに出くわします。ごくありふれたもののように見えますが、振動というものは、ただ物が震えるというだけでなく、そこには様々な情報が隠されています。振動を見たまま・感じたままで終わりにしたのではもったいない!振動に隠された情報にこそ大いなる旨みがある・・・ARMA解析というのも、振動からARMAパラメータ(およびARMAパラメータから推測される加工状態)という「隠された旨み」を抽出するものであると言えるでしょう。今後は、機械加工に限らず、もっともっといろいろな現象に隠された「旨み」を引き出していけたらと思っています。 |
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| 昨年はいくつか大きな動きがありました。まずは、一昨年の特許(特許第3869811号 「切削加工における加工状態診断方法」)に続き、2件目の特許(特許第4024223号 「機械システムの診断方法及び機械システム診断装置」)を取得したことです。 |
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今後も、今まで以上に皆様方のお力を頂き、ARMA解析というものを世に広め、機械加工異常診断システムを是非とも成功させたいと思っております。 |
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| 2008年1月1日 SPG事業部 菅正信 | ||||


昨年4月からの新米です。ハードウェアとソフトの両方、特にその中間をやっていく方向です。というのも、まだ事業を回せず他のお手伝いがメインのまま、あっという間に9ヶ月が過ぎ去りました。時の経つのは早いものです。
wwwを細かくご覧の方はご存じの通り、数理のメンバーは自営業が多く、最初のうちは記帳で随分とまどいました。損益科目と貸借対照表の違いがよく分からなかったのですが、当初、キャッシュフロー(立替)で大変辛かったことから体で覚えたりと、今までなかった沢山の経験をした1年だったと思います。
主で行っている事業がないため、時間的余裕をみつけては、独自に研究をしてはブログ等に書き出しています。例えば、アンプで「部品によって質が違う」ということがありますが、質が違うならば電気的に何か違うはずです。しかし、世の中では、その違いを誰も明白に計測し説明していません。
今年の目標はこのような信号計測のための機器の開発です。アナログ回路はもちろんのこと、マイコンまたはFPGAなどの設計技術も必要になり、技術の蓄積にも役立てていく方向です。世の中のトレンド(特に自分と同世代の若い技術者の動向)はHDLの広まりもありデジタル回路に向いています。HDL等の技術はこれから必要不可欠ですが、同時にアナログ技術も大切にしていきたいと考えています。
いくらデジタル回路と言えどアナログ的な思考は不可欠で、たまにとんちんかんな設計をネット上で見かけます。アナログと言えばシステム解析(ラプラス変換による特性検証)までやってこそ古いアナログ回路と思いますが、昨今はすべてSpice等のシミュレーションのブラックボックス済ませてしまうことも多いようです。複雑なシステム解析を手で行うのは無理がありますが、簡単なモデルを立てきちんと計算すると色々見えてることもあります。このような回路解析の考え方をもう少し世に広められないものかとも考えています。
偉そうに書きましたが、まだまだ未熟な技術者です。これから精進していきますので、温かく見守って頂ければ幸いです。
2008/1/1 rnabe事業部 Ryoichi Watanabe
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