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DSC00003.JPG 群馬県太田市と栃木県足利市の境にある渡良瀬川
葉鹿橋上流の河川断面

1999年2月4日
製造・販売 大永ドリーム(株)   研究・設計 数理設計研究所

実験目的と評価 レポート目次
 洪水シミュレーションや河川管理用として測定精度の確認と遠隔測定の利点を確認するために実施した。
 比較として従来型のレーザ式の光波測量器で同じ断面を測量した。その結果、川を渡らなければ入っていけない中州とそこにある植生状況も同時にデータ取得できた。
 水面の高さも水面反射を利用すれば遠距離でも数cmの精度で取得でき、中州を挟んで分流しているそれぞれの流れの水面差も良好に取得できた。
 断面あたりの測定時間はは設営から完了まで30分、建設省が設置した200m毎の標識間の徒歩移動時間を入れても1時間/断面となる。1日で5地点として1km/日で断面の取得ができる。自動車で堤防の上にある道路が利用できるのなら倍に増えるだろう。
 利根川の全長200kmの全てを200m単位で断面測定すると100日と見こまれるが、実際には1次元的に断面測定するよりも、ある地点から1kmぐらいの範囲全体を3次元化するほうが同じ時間でより詳細なモデル作成が可能になると思える。
測定装置:
レーザレーダ FG-21H 、 自動経緯台 ALTAZ2A

成果と評価

3Dスキャナと光波測量器の比較評価

左端は川向こう(右岸上) 、 右端は測定器設置場所(標識より2mほど奥) (3Dスキャナ)

左端は川向こう(右岸上)の標識 、 右端も建設省の標識 (光波測量器)
 測定結果(黒い点)をCADに持っていき、赤い線と文字はAutoCADで3Dデータから測定したものです。光波測量器で測定したものと比較したかったのですが、残念ながら光波測量器では人が反射鏡を持って移動するために、どうしても川の飛び石伝いでは完全な直線を移動することもできず、比較できるほど良好な測量結果を得ることができませんでした。
 川幅の測定値が1.7mほど違っていますが、標識が土手の斜面内側にあったので、3Dシステムとの距離2m、高さで1.2mほどの差がありました。おおむね良好な結果が得られ、3Dシステムでは分流している水面差が1.39m、光波測量器では水面を測れないので1mぐらいだとしか言えません。
 レーザ光が水面に反射して水面の位置をクサビ状に指示するようになるので、3Dシステムでは精密に測定することができました(右図)。クサビ寸法は水平距離100mで±30cmの範囲なので比率にすると非常に小さなものです。角度にして0.1度きざみの測定をしているのでこの位置(100m)では高さにして17cm分解能なのですが、この数値から想像するより良好にデータが取れています。
 3Dシステムでは中州にある樹木の形が見えています。これも詳細に見ればおもしろいものですがカツアイ、後でね。

実験レポート

DSC00003.JPG 赤城おろしが吹きすさぶ測定現場。標石のそばにシステムを設置し、さて始めようかいなとケーブルとこねくり回している。太田研究室の矢澤君、元ミュージシャンである。。 DSC00004.JPG  300mほど向こうが反対の土手、途中に中州があり木が生えている。渡良瀬川と桐生川の合流地点の少し下流。
DSC00007.JPG 大永ドリーム設計室の宮内さんが特別小電力無線機で反射鏡を持る人間に指示しながら光波測量器で比較データを取ってくれた。あまりに寒いので重装備! PIC00006.JPG 葉鹿橋は自動車道と人道が別になっているので振動が伝わりにくい。橋の中央でミラー型の高速スキャナの実験をしたが距離がありすぎてNG。群馬大学の小葉竹先生と研究室の人間が低温強風に震えて見守っている。
DSC00016.JPG 向こう川の土手にあるはずの20cmぐらいの建設省標識を捜している、15分ぐらいかかってやっと発見した。望遠鏡はMEADEのφ90ミリ、F=1250ミリのカセグレン型式の天体望遠鏡で左右逆に見えるが正立像なので楽だし非常に高性能。標識を特定して測定しないと何やってんだかわからんもんね。 PIC00011.JPG 順調に測定しているかなあ・・・・
 手前左にあるのが標石で、少し位置がずれいている。正規の断面測定なら位置補正すれば良いだろう。
PIC00022.JPG なんのかんのどたばたあたふた、あっというまに夕暮れになってしまった。
 遠くに見える赤城山、カラスもカアッと鳴かないほど寒かった。
PIC00001.JPG やれやれ、どんな風に見えるかな・・
太田研究室に戻って、反省会。

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