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防災科学研究所・大型降雨施設による
土砂崩壊の実験 2007/08/08
 
数理設計研究所 Hal.T 2007/08/08 -2007/08/22
Index
共同研究 : 防災科学技術研究所

概要

 崩壊直前の斜面は調査法が限られてくる。危なくて踏み入ることができないので3Dレーザによる遠隔的な崩壊予知を志し、消防研究所の新井場さんとその手法で実験や現地観測を繰り返してきた。
 その後、低価格で使い捨てができる振動センサを持つようになり、構造物の耐震診断に地震計が使えないものかと考えていた。斜面も構造物の一種なので、これで崩壊に至るまでの経過をたどれないかと昨年は予備実験として斜面崩壊実験に相乗りさせてもらった。
 昨年の結果を観察しても、どうもはっきりしない。長期にわたる実験ならば自然地震を待ってもいいのだが、防災科学技術研究所の大型降雨施設では数時間の範囲で予定された崩壊が起こる。実際には確率50%ぐらいでしか成功しないが・・・、受動的な観測では限界があると感じた。
 2007年は防災科学技術研究所の大型降雨施設を利用した共同実験としていただけた。やはりやるからにはしっかりした観測をしたいと思い人工的な振動を与えてみることにした。
 斜面にあたえる単発の最大加速度は20gal (計測震度として計算すると震度1ぐらい)にとどめ、インパルス振動によって崩壊してしまったなんて事にはならないようにした。
 インパルスは1枚の重さが10kgの鉄円盤3枚をボルト締めして高さ80cmから落下させる。何回も落下させるとめり込んでいくので砂袋の上に落下させ、5回ほど落としたら、砂袋を整形して次に備える。これを斜面の一番下端から5mぐらいの距離に置いて加振した(配置図 ビデオ)。(距離と振動の関係)(センサ接地時の予備実験)。
 このようにして取得した毎秒1600回の加速度信号から何がわかるか、さてこれから分析しよう。

観測データ

  • 2007/08/08 防災科学研究所 大型降雨実験施設での崩壊実験
  • センサ gid-sss/s105 仕様、インターフェース 毎秒1600サンプル、12ビット
  • ビデオ
    • MOV006-1S.wmv 10M 崩壊の瞬間(無音、その瞬間のみ)
    • MOV006.MOD 147M 崩壊の瞬間を含む長時間
  • 写真 一部はビデオ
  • 崩壊に至るまで、5分刻みの全データファイル 300s.lzh へのリンク(256Mbyte)
    時間は±2/1600程度に同期するように合わせこんである。
    データ形式
    【秒、(ch1-X、ch1-Y、ch1-Z)、(ch2-X、ch2-Y、ch2-Z)、(ch3-X、ch3-Y、ch3-Z)、
      (ch4-X、ch4-Y、ch4-Z)、(ch5-X、ch5-Y、ch5-Z)、】

参加者

  • 数理設計研究所 玉置、名倉
  • 群馬大学建設工学 松本と支援してくれる学生

過去の情報


データ処理

★元ファイル data_1.txt - data_5.txt 、X,Y,Z,num,RI num は通し番号、 RIは外部からの同期信号

時間あわせ

時間あわせのための操作、各センサごとのデータ調査

最初の50万行を切り出して確認

238000〜240000サンプル時間
赤 ch1 斜面左下
青 ch2 斜面左上
緑 ch5 基準

秒以上のズレはないようだ。

時間経過による簡易観察

p000.mcd
pに続く数字は分単位
初期状態の単発パルス
ch1
濃青 ch2
ch3
薄赤 ch4
ch5 参照用
p065.mcd
データ収集ソフトを動かし
65分後に降雨開始
そのときの10回
p085.mcd
p100.mcd
p115.mcd
p130.mcd
p145.mcd
崩壊の10分ほど前
p180.mcd
ch1 Z軸
崩壊で転倒している
p180.mcd
ch5 X軸
崩壊後の5回
p180.mcd
崩壊後の5回

 ..end