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ひとつ前へ 数理設計研究所TOP mad@mail.wind.ne.jp 東北地方太平洋沖地震と現在から未来への防災技術 研究・設計 数理設計研究所 Hal.T 2011/03/11 - 2011/07/10 分析で終えるのが普通でしょうが、我々は工学者 当然ながら、できることの考察まで入っております。 |
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震災観察 2011/4/28 - 05/01
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| 被災者には心の底から同情とお見舞いを申し上げます。私たちは、ここ数年間、国内や世界各地の災害地に出かけましたが、今回ほど恐ろしく最悪のものが日本で起きるとは思っていませんでした。しかし、無情な言い方でしょうが、予期していなかったとは言えず、ありえることは必ず起きる実例になってしまったのは防災を志すものとして無念でもあります。地震被害の拡大は今も進行中で、これからしばらくは緊急対応が主になるでしょう。 しかし、我々は知見と技術で今と近未来の災害に対応するべく努力する。これが当社のような微々たる資源であっても、プロとして生きる道だと考えています。すでに阪神大震災の時から言われていたことですが、通常の経済活動に対応するための通信網は災害時にはあまりにも無力です。脆弱な通信で対処できるのは被害領域が小さい災害であって、大規模で広域な災害には対応できっこないと言ってきました。いずれ起きるであろう津波災害に対応するための潮位計や通信網が津波によって破壊される、そんな間抜けなシステムが日本の防災技術だったことが実証されてしまったのは残念です。 我々はもともと土石流災害や火山テレメトリのために電池運用できる長距離通信技術を構想していました。今はMAD-SSと名をつけています。この1年は次に起きるスマトラ地震の緊急警報用として10mWで200kmほどの通信実験をインド洋にある島からスマトラ本島に向けて現地実験していました。この通信技術にGID-SSS強震計およびGID-SS水位センサを組み合わせて、環太平洋の地震と津波災害に備えようとして低電力化と低コストをめざしたものでした。これらを組み合わせて完全防水の電池型センサとすれば、今何が起きつつあるのかスマトラ本島で50秒ほど前にわかると言うわけです。 |
釜石や宮古から数十km離れた山地の頂上にある受信局まで通信できるものにもなったはずです。山頂からさらに内陸や山頂間の通信で100〜200kmの長距離通信が可能になります。設備コストは気象庁検定などと言わなければ超低コストになり、津波のための潮位計を海岸に沿う通信線で送るとか、津波で壊れる潮位計ではどうしようもないのがクリアできるでしょう。そんなこともあって、こんかいの津波災害は、「してやられてしまった!」という感覚があります。 私たちは、防災を志す電子技術企業です。案を提示しましょう。企業がするからいつも儲け話だ。そんな事を言う人もいます。でも、それはその人の生き方と世界観が言わせるものであって私達には関係ありません。言わせておきましょう。 私たちの技術は皆さんに使ってもらうためのものなので、商品になって買ってもらえるものにならなければ遊びでしかありません。遊びも楽しく有意義なのですが、やはり、災害に遭遇した方、未来に災害にみまわれるであろう方、新しい世界の未来には新しい技術を提供したいと思っています。それこそが我々の責務であり楽しさの極みだろうと思うのです。 以下の参考情報は当社の研究書庫よりの抜粋、そして提案は稚拙なものですが、こういうこともできるのだという観点で書いてみました。 2011/03/12-30 数理設計、玉置 |
LINK
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818(弘仁九年)
863(貞観5) 越中地震
864(貞観6) 富士山の噴火
868(貞観10) 播磨地震
869(貞観11) 奥州の大津波
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![]() 群馬県前橋にて観測した地震波形(WE)と計測震度 2011/03/11 14:47:28 以後 データ 耐震診断の実測 より |
2011/03/11 東北地方太平洋沖地震2011/03/11 14:46 Mw9.0 東北地方太平洋沖地震http://www.youtube.com/playlist?p=PLFD50B4177D523453 へのリンク 再生リスト 「」
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| まだ1週間しかたたず、被災者の生活も安定していない状況でこのような分析を進めるのは不謹慎とそしるのが「空気読む」人々の言い方だ。しかし、あえて言おう、起きたことを糧にせずして死んだ者は浮かばれない。(2011/03/19) 津波テンデンコは自主防災組織に適用できない? と新聞にある。 マニュアルのようにひとつの事象にひとつの対応と言う形では書けないだろう。今回の津波でも自主防災組織の各家に近隣の救助の項目があったら、避難しない人に足止めされて被害者が大きく増えたはずだ。 津波テンデンコは人が津波に対応する第一規則、踏切で電車が来たら避けるのと同じこと。これは生物の基本=自己保身であり、他からの助けを期待しない最初の自発行動としてある。さて、次が問題だ、救助を依頼されたら、人としての判断なので、その人に任せる。行為の発動力は、相手との関係によってきまり、相手が子供や近親や友人であれば強力になるし、一般化はできない。 自主防災組織の規則として一般的にその人の判断を強制することはできない。なぜならば自己保身と相反する場合があり、葛藤が生じるのはどうしようもない。 じかし自主防災組織として寝たきり老人が近隣にいればどうすればいいのか? 難しい問題だ。自主防災組織ではなくて、プロの防災組織なら手法はつぎのようなものになる。まず救援依頼を受けたら必ず数人で行動し、一人は安全監視をさせる。津波の場合は連絡の確保と見通せる所に位置する。他のものは安全監視員の命令に即時に従う。それから救助にかかる。救助中でも避難を命令したら、放り出して遁走することを訓練しておけばできることだ。 自主防災組織にはこれができないのか? できないことは無いと思うのだが、実際はほうり出して遁走する訓練までしておかなくては身にしみついたものとはならない。安全監視者が命令してもグズグズ執着しているようだと全員死亡し、その家族にも被害を及ぼす、「ごめん、バアチャン」と言いながら放置して逃げる。訓練しておけば可能だ、あらかじめ訓練によって、そのひととしての救援行為を解除するトリガを作っておけばよい。指揮者には禍根が残るだろうが、同時に自主防災組織=仲間の命を救った事で代償されるだろう。まともな軍隊と防災組織はそうして生き延びる。 ーーーーーーーーーーーーーー 避難行動について。 いくつかのレポートを見るに、最初の避難地に到達した子供たちが、遠景を見て自分の判断でさらに高い所をめざし、多くは追随して助かった。消防団がお願いしてもだれも避難しようとしなかったのに、消防団が命令口調および自分が逃走することを見て幾人かは追随したというのがある。考えてみれば今まで避難行為には厳禁とされていた、整然とした避難を崩した結果として多くの人々が助かった場面があったようだ。整然と歩いて避難する大人や小学生たちは津波に飲み込まれたこともあれば、助かったものもいる、現象的には指揮者の無統率状態=パニックに近い避難行動もあった。 映画館や街路のように閉塞された場で混乱の避難行動が起きるとすべてがうまくいかなくなるが、一定の方向が決まった後ではパニック心理を促進する要因、つまり遠くに見える土煙を認識して、どなり散らしながらすっ飛んで逃げる消防団の存在や個々のある意味では異常な行動が避難を促進したように見える。パニックと言えば抑制すべきものの代表と思われてきたが、たとえば「津波はここまで来ないのではないか」とか、「ここは安全と言われている」という背景知を押しつぶす効果があったと言えるのじゃなかろうか。 たいていの災害は、ほぼ100%の人が体験したことのない初めての災害である。そのとき、整然とした避難行動で良い場合と、自己保存むき出し限界に近い避難行動ではありつつ、上級生は下級生にどのように指示したのか、行動だけなのか命令としてなのかの聞き取り調査が望まれる。 |
URL 釜石東中学校と鵜住居小学校 大人の発言や記録は、彼らの想定や希望、そして自己の正当化に影響されているので慎重に受け取らなければいけない。
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地震予測地震予測には長期と短期の2種がある。もちろん、「いつ、どこで、どれほど」、が求められる。おおむね長期予測は正しいと言えるだろう。簡単に言えば日本はどこにでも直下大地震の可能性があり、海溝沿いでは確実に大地震が起きる。これで不十分だろうか?、そこが問題でもある。地震の短期予測は現状ではほとんど不可能だ。今回の地震でも後になって前震と言えるものはあるが、実際には予知は無理だった。ましてやM9に達するだろうと予測した者は、(いたのかもしれないが)聞かない。 長期予測については、海に隣接する地の地層や地割れの化石から1000年オーダでは非常に大規模であることはわかっていても、実際はここ数百年の書かれた歴史を探索して規模を推測できるるのみであった。実際、長期予測の研究では実際の大きさがどれぐらいであったかに関心があり、防災情報として利用するための安全係数などには考慮すらされていなかったようだ。人間活動と自然のかかわり方の考察に生かし切れていなかったようです。 |
時系列岩手日報 釜石、最初の津波が到達した直後は携帯電話で盛岡の本社に連絡できたが、その後は全ての通信手段が使えなくなった。支局は大丈夫だろうか。被害状況が分からず、連絡も取れず次第に不安が募った。
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津波予想奥州の書かれた歴史、海岸そばの湖沼堆積層、古代地震の研究情報、打ち上げられた津波石、さらには江戸以後の大津波の記録から、推定されてきた。しかし、現実の防災情報としてはチリ津波が取り上げられ、あたかもチリ津波より大きな津波はこないものとしていた。しかし、これは可能な対策が現状の住居位置をそのままにすることを前提にしているので防潮堤しかありえず。資金と対策効果のバランスも求められるので、大きく改善することは難しかった。しかし、地震予測と同じく、さらに大きな津波が起きえるのではと一部に声があったにもかかわらず、逃げる教育と防潮堤の建設をすれば事足れりとしていた、実は私もそれでいいと思っていた。 |
防災の考え方人によってこの言い方は嫌われるが、「国家は防衛と防災」という言葉がある。ここでは「国家」を人の共同体と読んでほしい。つまり、ひとびとの生活は防衛と知山治水なのだが、治山治水は生産力の整備と防災の二つの側面を持っている。実は防衛も同じく海外への通商と自国民ないしは自国の権力構造を維持すると言うふたつの側面からなっている。つまり、防衛と防災は同じような構造を持っていると考えていいのだ。防衛では、@情報取得、A通信、B分析、C対応と情報が流れる。防災も同じく@情報取得、A通信、B分析、C対応であろう。であるならば、災害場面を想定してこれらの構造を作っておかなくては役に立つものにならない。 軍隊が普通の電話網を使って作戦するなどありえるだろうか?。しかし防災通信の大半は専用線などと言いつつ、実は通常の公共通信網を使っている。これは阪神大震災のころから言われてきたのだが、小地域に局在した災害では目立った問題にならなかっただけだと言える。原発の災害対応と同じく、想定した小さなものに対応するだけならば、圧倒的な自然の前には無力だろう。もともと自然とは想定外なものなのだ。 |
memo 防災ってことの基本は、私だったらどうするってところにある。山際の漁師小屋、海辺に住む。地震が来たら生みを見る、防潮堤なんかない。遠くを見てとっとと自動車で逃げる。だって市街地に住むんじゃないから自動車が一番。 |
災害復興あと100年か、それとも1000年は同じ津波が来ないとして同じ地に復興するのだろうか? これはこの災害の評価および未来の子孫についてについてどんなコンセンサスが得られるかにかかっている。参考:「死都日本」 石黒耀(いしぐろあきら)→海岸に住まない選択 ただ、私は高台にしか住ませないのは、人の生活の質を維持する観点からみれば、無理があるのではないかと思っています。無理がある方策ならばいずれ守られなくなるでしょう。では、どうしよう? そこから見た私たちの結論は、いついかなるときでも観測して情報を伝送することにあると考えたのです。 |
| メモ 避難行動ですが、よく考えてみたら、「制御されたパニック」を起こす必要があると言う事に気がついた。パニックは怖いのではなく、制御してうまく利用するのです。 霊長類ヒト700万年の進化の結果で人の役に立てば快感が得られるから。1000年オーダで歴史を見ろっていうけれど、人の特徴は1000万年、哺乳類の特徴は3億年ほどの流れで見た方がいい。社会学は動物行動学だ。 交通事故の死者が1万人のころがあった、毎年10万人当たりで10人が死ぬ。自然死が1000人だからその1%、大問題だったけれど、半分になったら、納得している。だから国外避難したかしら? なんとなくアホくさい。いや、放射線でそれぐらいの被害が起きると言うのかな。だったら大変だ。 大隕石、火山の大噴火、交通事故、病気、それに貧乏。それら全部のリスクに対して放射線が追加される。わずかなりとも避けるのが人情とは言え、さけるコストとのバランスもある。放射線のリスクを言う方はそれを提供してほしい。ただし義務は無い。提供するかどうかがあなたの資質を決めるとは思う。 昨日前橋からつくば山そばへ行った。茨城に入ると小さな川を渡る橋と道路の接続部に傾斜舗装されていることが多い。地震から1カ月後の中越でも同じように傾斜舗装が多かった。いつこの舗装がされたのが分からないので何とも言えないが、今回の地震のおかげかなと感じるが、どうかな? 津波のビデオを見て、ビーッと自動車の鳴き声が聞こえる、なにか助けを求めているような雰囲気。現場で体験した人の多くがクラクションの連続で津波を思い出すだろう。 攻撃 ローレンツ、愛と攻撃性はペアになっている。個を維持する攻撃性と、その解除の仕組みが仲間への愛行動になる。イワシなど無名の集団には攻撃性も愛も無いが、強烈な攻撃性を持ちオオカミなどは強烈な集団の愛をもつ。霊長類のヒヒや人類もだ。したがって、防衛と防災はペアなのかもと思う。「攻撃 コンラート・ローレンツ」 これに動物の攻撃行動と内部と外部の関係、友情と無名集団、社会意識と個の意識。動物行動学の名著だけれど、ちゃちな社会学の本よりよっぽど人間行動学として最高の本だ。 そう言えば「社会学」ってのは「人の動物学」なんだな。 正直言えば、私は子供は避難すべきだと感じてはいます。でもね、これは心情、愚かな科学者として言えば、科学的=論証的には納得していない。でもね、この私にすら納得させられないならば、一般の人に放射線の健康被害を「正しく恐れろ」なんてたわごとですましている事になる。 お偉い機関が設定した限界値、高いのも低いのもある。値はあれども、なぜそうなっているのかが庶民にはわからないし私にもわからない。科学的に勉強せよ!、って言うけれど、笑っちゃうよ。科学って共通理解をもたらすものなのに、知っている者≒?科学者が呪文を繰り返しているだけ。どこが科学なの? 復興特区、10前にハゲタカファンド労働資源の証券化、経営の民主化に見えたが、実は経営者と労働者の奴隷化だった。政策を骨抜きにするためには漁業者の自力復興にみんなの力。つまり資本提供を国民が直接にすればいい。そのために年利1%で漁協が資本募集するとかね。 安全指針の見直し、以前の「指針を作成する指針」の分析が必要だろう。そうでなければ、どうせまた同じことになる。 帰宅困難者のニュースを見て、地下の活用をするところが多いのに気がついた。たしかに普段は使われない地下に備蓄する気になるのはわかるが、東京などでは地下は津波で無くとも浸水する可能性が高い。地下水のくみ上げも停止し、洪水など多様な場面想定が必要だろう。 GoogleEarthで田老を見ていると、地名「野原」ってのがあり、野原になってしまっている。地名と過去の関係はよく聞くが、やはり・・・ たいていの解決は、「不可能性の言明」があってこそ解決の道をたどれる。 |
| 3/11災害と通信 |
海岸設置型の潮位計手持ち資材で即席試作できるか? → およそ10日で2セット電池のみで半年間運用できること。 → 大丈夫、1年ぐらい持つだろう 誰が設置を受け入れてくれるのだろう? → これは困った以下に問題点
いずれにしても公的機関の情報支援や支持が無くてはできない 当社は資金力がヒジョウーに微小、資金は周囲の中小企業にお願いできるか? おそらく300〜400万ぐらいかかる (ちなみに元になる渓流用水位観測システムの通常販売価格は1式50万ぐらい?) その内訳 手持ち資材が100、試作が100、現場に行き事情聴取、2か所を選定して設置、2カ所×4日×3人=100 メンテナンスに行かざるを得ないだろう それが100 ぐらいかなあ 仕様 GID−SS(水深10mまでの渓流用水位センサ)+MAD-SS(スペクトラム拡散を使う長距離通信機) 144.45MHz 10mW や 150.88MHzの微弱無線局まで 確実に届く範囲 平地では0.1mWにて5kmぐらい届くことが期待できる、海から低山(50m高さ)へなら10kmぐらい。無線通信は地形や周囲環境の影響が大きくひとことで言えないのです。 遠野から釜石の尾根線にあるNHKで受信するならば、見える範囲20kmぐらいだろう。 電波伝搬、呉の実験など 通信技術
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実験例以下は2010年から(岩手大学の青井先生、岩手県立大学の瀬川先生へ供給した)野生動物と自然環境を観測する通信実験からの引用情報です。通信部の実験情報と評価については当方の利用を許諾されていますので公開します。 |
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2011/03/04 撮影 2010末から10mWで送信実験 クマ捕獲器のデータ通信として 遠野から釜石を見下ろす仙人峠まで15km 尾根をふたつ越える通信 JQ1YUR 5分毎の送信、電池運用実験中 |
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左端:受信局 仙人峠 右端:送信局 釜石 (有)釜石造船所南海岸 海抜2m 距離17.71km 送信出力 1mW@145MHz にて +12.1dB の回線余裕がある 受信限界 -125dBmとして計算 数値計算 釜石の例 伝搬ロス |
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