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土石流用警報機用水位センサ
を河床に固定する蛇籠設置法
実験レポート
  研究・設計 数理設計研究所  矢澤 正人
概略説明 蛇籠導入以前に見られた水流によるセンサ移動
●発端:
  • 投げ込み型水位計は工事無しで設置を目的とする
  • 河床に固定しないので安定性が悪く誤警報の問題がある。(右図参照)
●改善策:
  • (金網+川原の石)=蛇籠で河床固定を試みた
●実験:
  • 水深30cm未満 渓流向き T型
  • 水深30cm以上 渓流や滝壷向き Y型
2000年11月から「栃木県上都賀郡足尾町松木川支流大ナギ沢」で実験開始、2001年4月現在計5セットの蛇籠の実地試験を継続している。
●実験結果:
  • 簡単に製作と設置ができる
  • 作業時間は10分
  • 半年間の実験では耐久性も良い
●蛇籠の材料他 ●足尾松木川大ナギ沢 実験経過記録

材料・構造

  仕様 T型 Y型
金網 #18(径1.2〜1.1mm、緑色のビニールコーティング)
マス目サイズ26、幅910mm (195円/m)
140×45cm 80×91cm
針金 #18(金網と同素材)3m(330円/500g=約90m) 100cm 250cm
ステンレスワイヤ φ2mm 0〜cm 100〜cm
スリーブ φ2mmステンレスワイヤ用アルミ製 0〜1個 1〜2個

T型蛇籠(リング型)試作品

Y型蛇籠(袋型)試作品

 浅い渓流(0〜30cm程度)での使用を想定。 約470g。

 センサを河床に起き、蛇籠をかぶせ石を積む。底がないので籠の石と河床の接触面積が大きく流されにくい。
 滝壷や水深が深くT型では設置が難しい場所。 約650g

 袋状の開口部に巾着状にステンレスワイヤを通す。センサと石を内部に入れ、ワイヤを引いてスリーブで圧着して閉じる。

製作(室内作業)

  1. 金網を適当な大きさに切り、2本どりした針金でT型であればリング状、Y型であれば袋状に縫い上げる。
  2. 必要があれば開口部にワイヤを通してスリーブで圧着し、ワイヤを引き出す
  3. 流出防止をするのなら、現場で先端にスリーブを圧着してアンカーボルトに結ぶ

設置例(現場作業)

T型センサの設置


1.水位センサを河床に置く。

2.蛇籠をかぶせる

3.石を積む

Y型蛇籠の設置


1.水位センサを入れる

2.川原の石を入れる

3.開口部を閉じ投入する

T型蛇籠試験(センサ無し)

設置:2000年11月16日
撮影:2001年1月25日(写真) 2ヶ月後

  • 枯葉や枯れ枝の堆積がある
  • 小規模な堰き止め要因になり、水位測定に影響の可能性がある
  • 2001年3月現在、蛇籠の移動や破損はない。

T型蛇籠試験(下流システム絶対圧センサ)

設置:2000年11月16日
撮影:2001年1月25日 2ヶ月後

  • 積雪に埋まり凍り付いている
  • 水位センサに併設する水温センサは氷点下を示すことがある

Y型蛇籠試験(センサなし)

設置:2000年11月16日
撮影:2001年3月13日 4ヶ月後

  • Y型蛇籠を浅瀬に設置する実験
  • T型に比べ渓流で滑りやすく、移動すると予想した
  • 現在(写真)移動は発生していない

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