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水位計型・土石流警報機プログラム

(C)数理設計研究所 2001/08/19

設計指針

警報要因の管理と適応生成:

  • 初期値 設定最大水位=1m、 設定最大変化量=50cm/5秒
  • 電源電圧 低電力警報
  • 過去の記憶(90%落ち着き時間→時定数Tの2.3倍、95%→3倍)
    • 平均水位の更新 2週間
  • 1時間=3600秒(720*5秒) 1日=86400秒(17280*5秒) 1週=604800秒(120960*5秒)

要因の通報:

  • 5秒毎に 1200ボーでデータ出力する

警報状態:

  • センサ不良、電源低下 0.5秒ON 4.5秒休止
  • 警報 常にON

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プログラム

5秒データから平均水位を引き出すLPF(係数は255、8ビット)

LPF名 入力 間引き 時定数 95%時間 この出力の利用法
LPF1 5秒データ なし 1280秒(21.3分) 1時間 急激な水位増加による土石流 
LPF2 LPF1出力 1/256 時定数91時間(3.8日) 11.37日 ダムアップ警報

0.125秒データのノイズ抑制(係数は15、4ビット)

入力 間引き 総データ数 処理 この出力の利用法
AVG1 最短間隔で取得 なし 10 最大と最小を除いて8個平均 警報確認

定数

名称 内容
Amin 100 最低限界値 これ以下だとセンサーの切断
Amax (1023) 水位変換結果(12ビット)の上位2ビットに1があれば土石流の可能性が高い
(定数である必要は無い)
以下はADC測定結果のLSB2ビットをキャンセル(右に2ビット動かした値)
Dsk5 30cm=30 土石流警報
DSKM 50cm=50 満水警報

静的データ

注釈:以下のデータは時間とともに更新される

静的データ 初期規定値 内容
LSuii 0cm 500mV 12日長期平均水位を追跡する
SSuii 0cm 500mV 時間平均水位、時間 動水位を追跡する

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プログラム チャート


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LPFの評価

1段LPFの動作 おおむね係数(下は255)の時定数を持ち 95%落ち着き時間は時定数の3倍

同じ係数を持つ直列2段のLPFでは時定数は2倍、95%落ち着き時間は時定数の4.5倍


警報限界の評価

土石流警報

  • LPF1n 赤線 平均化出力
  • k5 n  青短ドット 水位
  • Dsk5+LPF1n 黒長ドット 限界値
  • X軸は秒

上図:
  • 5秒間増水率=1cm (0.2cm/秒)
  • 発警報=180秒(3分後)

下図:
  • 5秒間増水率=0.12cm (0.024cm/秒)
  • 発警報=しない

評価:
  • 5秒間増水率が0.12cmでは無警報
  • 1cm以上では(Dsk5)30cmで警報
  • 最初の5秒で(Dsk5)30cmに達すれば警報
★5秒間増水率は内部の検査間隔=5秒による

満水警報

  • LPF2n 赤線 平均化出力
  • km n  青短ドット 水位
  • DSKM+LPF2n 黒長ドット 限界値
  • X軸は時間

上図:
  • 21分増水率=1cm (3cm/時)
  • 発警報=20時間後

下図:
  • 21分増水率=0.2cm (0.6cm/時)
  • 発警報=しない

評価:
  • 21分増水率が0.2cmでは無警報 (他要因で出る)
  • 1cm以上では(DSKM)50cmで警報
  • 最初の5秒で(DSKM)50cmに達すれば警報
★21分間増水率は内部仕様の時間

ソフトウェア注釈

川の特性を自己判定:

 人工知能型とも言うのだが、それほど明晰な知能は必要ない。判定用に2種類の時定数を持つLPFを持たせる

電池で2年動作:

 提供後に電池入れ替えをすると信頼性に難がある。そのため最低でも2年間の動作をさせたい。

電池動作の考察:

 水位データは即時対応するためになるべく短い間隔で取得したい。しかし水位センサの消費電流は3mAもありCPU部の100μAに比べて相当大きい。

ノイズ除去(随時パラメータ更新、増大側):

 単発ノイズ(電気、波浪)を避ける必要がある。設定された限界値を超えたときは以後判定が終わるまでセンサへ電力を供給しつづける。5から10cmの急変はよく見られるので、これが何かを判定する必要がある。

低消費電力化(既定時間毎のパラメータ更新、縮小側):

 閾値を10分に1度ぐらい測定して更新する。

即応時間:

 秒速10mで進行するとして、5秒では大きすぎる気もするが、電力的に不可能なので5秒+1秒(確認時間)。

ハードウェア注釈

耐雷性:2001/4/2

対策の基本は多点接地をしないようにして雷による地電流からの誘導を避ける。直撃はあきらめるしかない。
接地 ここで絶縁する 接地可能性あり
水位センサ ケーブル 警報機 光SW ケーブル 警報サイレン
 標準的な大きさの雷撃が20mそばまで、光SWの耐電圧5kVでかろうじて耐えられる。
http://www.madlabo.com/mad/edat/thunder/

センサ切断



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