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「城砦」のテーマ サン=テグジュペリ

数理設計研究所 玉置晴朗 2001/04/08 - 2006/06/04

以下は、「平和か戦争か」 戦時の記録T サン=テグジュペリ 山崎 訳 みすず書房 P248より
めずらしく小説家がプロットを残しているので引用 抜粋 pdf
サンテグジュペリは小説の基礎的な構造になる項目をあげ、個々の関連を考察しつつ全体像を作り出している。


『城砦』のテーマ

 思うにわたしは、おまえの傷を癒すために、軽やかな「麦打ち場」を散策するようおまえに命じるだろう・・・・・。忘れられた者であるおまえが迎え入れられないことは許されない。
おまえが絆の網目を失ってしまうことは許されない。
(おまえは、おまえが讃美していた者を通じてそれを感じている)
また、おまえの癪
また、おまえの喪
また、おまえの悔恨。
わたしは担うだろう、おまえの
わが家の中にはあったのだ・・・・
山羊飼いの寓話
そしてわたしはそれを救うことに決心した

導入部の中軸の要約

領域の概念
宮殿の概念    存在における
交換の概念
《すばらしき協力》の概念
略奪者の概念(飲むことによって泉を涸らす)
歩みによって築きあげられる景観の概念
支えとしての
関係としての   構造の概念(本質ではなく、存在をめざすこと)
消滅してゆく問いの概念
バケツ、シャベル、山の概念。指示するとは包括することではない。
悪しき目的と誤謬の概念
完全性をめざす歩みとしての
流れ去る時間と満たす時間の概念
共同体を敵とする同盟の概念
砂漠における店主と兵士の概念(また、彼はなににたいして悔恨をいだくことがあろう? 神以外にだれが裁定するだろう)
めぐり終えた時間と人生の概念
石材と沈黙の概念
クック旅行社の概念(努力を要しないお仕着せ旅行に対する)
至福、最高の綜合、答えの消滅、和解ではないものとしての、平和の概念
糧となる沈黙−および緩徐の概念
流浪する者と座食する者との概念(権力者たちの相貌)
受けることではない文明の概念

end