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ひとつ前へ WWWルートへ 記述責任者:mad@mail.wind.ne.jp ポスター・セッションのポスター作成法 (C)数理設計研究所 玉置晴朗 2003/05/17 |
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2003年の反省から戦略を変えてみたのだが、やりすぎてしまった。まったく未整理+少量の情報+焦点がぼやけた複数事項をひとつにまとめたのは最悪。
読者はそれなりの方たちである。アマチュアである我々は、精一杯努力して彼らの受け入れられる論述形式(理解フレーム)を前提とした手法で記載すべきだ。
その上で「整理された結果を美しく出すべきではない」を言い換えると、「まとめすぎないこと」、議論ができるためには、こちらの結論や意思を前面に出すべきだが、その証明のみに論述を裂くのではなく、できるだけ生データを、そのまま表現して相手方にも議論の足場を提供する必要があると思う。
学会発表では講演とポスターの2種がある。講演は恥ずかしいといった理由とは別に、これら2つは対話の質が異なることを理解しておかなければいけない。また、発表内容が新知見なのか新知見に至るための周辺部なのかによっても興味を引く対象が異なる。
自然科学ではそして、これらの認識や理論を実証する測定の積み重ね作業によっている。
- 対象の漠然とした認識
- 詳細な認識に至るための測定技術
- 測定のための運用技術
- 運用結果からの詳細な認識
- 詳細な認識から導かれた個別の理論
- 多様な現象を統合する原理的な理論
講演では短い時間内に終えなければならないなどの理由から数分で述べられる事実や理解を主題にするのが良いだろう。一方ポスターは簡単には言えない不可解な事実、測定技術などじっくりと会話することが求められるものが向きかとも思える。
2003/5/15-16の砂防学会の観察からは、ポスター発表ではおもしろい事がわかった。ひとことで言えば、「整理された結果を美しく出すべきではない」ことだ。なぜならば、整理された事実は質問者の疑問を封じてしまうからかと思える。それよりも、興味を引きそうな事実を断片的に見やすくて提示し、結論は書かないほうがおもしろい会話を引き出せる(こともある)ような感じがある。
特に測定法や表現法については、バナナの叩き売り的な、その場での説明が必須であろうし、聞いていてもその方が楽しい。アレッ、これは何だろう? と思わせ、説明する。これがポスター発表の(ひとつの)指針だと感じる。
学会参加者の全員が興味を持つ必要は無いことを銘記すべきだ。全員が興味を持つことは多くの場合にはクズ情報に近い。まれにはとんでもなくすばらしいこともあるだろうが。
それよりも、あらかじめ想定した全体の10%ぐらいの読者に対象を絞るべきである。
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