3048. 2000年08月22日 02時57分08秒 投稿:ほしずみ 
 [http://www.n-buturi.co.jp/tech/env/volc/kazan.htm]
3026さだぞうさんへ

わたしは火山ガスの専門家ではありませんが,どなたもお答えではないようなので.
 (どなたかフォローしてくださるとありがたいです)

“火山ガス災害とガス濃度による危険性” が上記HPにあります.

国内で火山ガスによる死者がでたのは,大部分が火口などの発生源の近傍です.
ですから,火口から2km以上はなれた場所まで致死的な濃度の火山ガスが流下
することは考えにくいです.

ただし,今の三宅島はわたしたちがこれまでに経験したことのないことが進行中です.
火山ガスの濃度が上がった場合にどのような刺激があるかが上記HPに載っていますので
参考にしてください.ただしかなりの高濃度になると逆に臭いがしなくなるそうです.
万一高濃度の火山ガスに遭遇した場合,高いところに移動することと
濡れタオルを口と鼻にあてることが有効です.
(昨夜11時に投稿したものをわかりにくい表現があったため一部書き直しました)

[150.29.133.212][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

3549. 2000年08月26日 19時37分09秒 投稿:みね 
 [http://jwocky.gsfc.nasa.gov/aerosols/today_plus/]
>3541.astra さん
>現在の雄山は、明らかに有珠とは比較にならない危険な状況にあると言えます。
>有珠の場合の倣えば、三宅島全島がカテゴリー1の危険地帯としておかしくないのではないでしょうか。

>TOMS衛星による噴煙と亜硫酸ガスの解析画像があります。

oyama_ai.jpg と、oyama_soi.jpg ですね。見せていただきました。
噴煙http://jwocky.gsfc.nasa.gov/aerosols/today_plus/oyama_ai.jpg
亜硫酸ガスhttp://jwocky.gsfc.nasa.gov/aerosols/today_plus/oyama_soi.jpg

[211.5.12.200][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

3742. 2000年08月29日 01時07分59秒 投稿:やぎ@つくば 
 [http://www.gsj.go.jp/~yagi/Volc_Gas.html]
>さのさま

普通SO2は刺激臭で,いわゆる卵の腐った臭いはしませんから,さのさんのおっしゃる通り,H2Sもかなりの量含まれ,おそらくSO2濃度よりずっと高かったと思われます.ただし臭う濃度のH2Sは3ppm程度です.急性障害が起こる危険な濃度では逆に臭いは感じません.

今回観測されたSO2の濃度は,最高で0.5ppm程度とのことで,弱い刺激臭を感じるかどうか程度と思われます.阿蘇中岳火口周辺でSO2によりぜんそく発作を起こして亡くなったケースの場合,10ppm程度かそれ以上の濃度の場合が多いですから,急性症状はそれほど心配するレベルではないと思います.

土曜日から噴煙中SO2のCOSPEC観測が始まっていますが,それによると1日あたり1400トンのSO2が放出されているとのことです.実際にはこれ以上(倍程度?)出ている可能性があります.活発な時期の桜島とほぼ同程度ですから,気象条件によっては,ぜんそく発作や農作物への被害が生じる可能性が高いですね.

なお,仮に1日2000トンのSO2が放出されているとすると,脱ガスしたマグマの量は1日50万トンほどになります.TOMSをざっと見た同僚によると,18日の1回の噴火によるSO2放出量は1万トンクラス,およそ200万トン以上のマグマ中のSが脱ガスした量に相当します.

[210.155.216.163][Mozilla/4.72 (Macintosh; I; PPC)]

3748. 2000年08月29日 01時54分53秒 投稿:かz 
SO2放出の意味について

はじめて投稿します.

SO2がマグマから放出される圧力は50気圧以下くらいと思って下さい.
マグマの組成,温度などで大きく変化しますが,同じ玄武岩質のハワイのマグマでは低圧にならないとでてきません.

また,玄武岩質マグマ中に硫黄(S)は500-2000ppm含まれます.SO2として見れば1000-4000ppmです.
したがって,COSPEC観測による日量1400トンのSO2が意味することは,”低圧の場所”に”脱ガスしていない新鮮なマグマ”が日量45万から140万トンやってきていることになります.
現時点で8/18から10日経過しています.

問題はこの大量のマグマが低圧で脱ガスしていることと,脱ガスマグマの行方がわからないことです.浅いところにため込まれている可能性もあります.

補足:COSPEC観測を行った平林教授によると噴煙の上昇速度を3m/sと仮定して出した結果とのことで,過小評価している可能性があります.もし,6m/sだと放出量は倍になります.また,上記の計算では,H2Sを考慮していません.したがって,S放出量としてはさらに多いはずです.

>みねさま
TOMS(Total Ozone Mapping Spectrometer)は空のバックグラウンド紫外線の特定波長域におけるSO2による吸収から濃度を出しているので,成層圏以上の高度でないとうまく測定できません.したがって,大きな噴火時のSO2放出量の観測に適しています.
8/19以降データが無いのはそのためでしょう.

[210.150.147.151][Mozilla/4.04 [ja] (Macintosh; I; PPC, Nav)]

3749. 2000年08月29日 02時19分30秒 投稿:さの 
3735の後、まだ気になってAmedas、高層天気図(800、700、500、300hPa)、そらまめ君など見ましたが、28日の関東地方は背の高い高気圧に覆われほぼ下降場にあり、夏場の日中としてはかなり大気が安定していたこと、三宅島から関東平野にかけての5000m(500hPa)以下の層ではほぼ南から南南西の風が5m/s程度で継続して続いたことが分かりました。このため、三宅島から放出された火山ガスが、余り拡散されずに相模湾から神奈川県、東京都、埼玉県の西部を通過して群馬県南部に到達したものと思われます。また、そらまめ君の関東の大気汚染常時監視局のSO2の測定データをみると、隣接した(といっても数km以上は離れている)局でかなりの値の凹凸があり、高濃度の火山ガスの固まりはパフ(切れ切れの固まり)状になって通過していったと思われます。以上のことから、関東地方でも局所的にSO2は数PPMのレベルに達した所があるのではないかと思います(なお、29日0時のそらまめ君データを見ると第2のSO2高濃度ピークが相模湾から神奈川西部に進入してきたように見えます)。いわんや三宅島ではSO2及びH2Sの環境濃度はどの位になっているのでしょうか、冬場ではないし火口からの上昇効果があるので、接地逆転層中に高濃度で火山ガスが貯まることは考えにくいとは思いますが、空気よりも重いガスということもありますし、どうしても気になります。3742やぎ@つくばさんのおっしゃるように関東では3ppm程度で臭う程度のH2Sも三宅島では軽く数100ppm程度になることは考えられないのでしょうか。島の方の安全健康管理のため、火山ガスの事故警報システムに使われているようなSO2、H2Sの環境大気モニタリングを(やっていないならば)至急行う必要があると思います。これは、火山ガスとマグマないしは噴火の関係の分析ためとは違う観点からの必要性であることを付け加えます。
[210.165.70.63][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

 

3961. 2000年08月29日 16時56分20秒 投稿:Hal.T 
いくつかの知識:
SO2,H2S(ガス):室内では換気扇を止め(なぜって排気した分は外から入ってくる)、タオル
に水を含ませてマスクにする。ガスが水に溶けて硫酸になるので時々水洗いすること。自動車の
中では外気導入から内気循環に変えるか、またはファンをとめる。

火傷:火傷した部分は非常にもろくなっているのでさわらないこと。服を脱がせる必要があると
きは鋏で服を切り裂き解体する。それよりもとにかく火傷部分が冷え込むまで10分以上水をかけ
る、からだが冷え込むぐらい水につけると直りが良いし痛みも和らぐ。海水でも良い。

PS:朝まで掲示板の索引を作っていて、昼過ぎに目覚めたらあっというまに200ギリギリ
 なんとかロスせずにすんだ。全島避難を!

[210.250.0.194][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

3976. 2000年08月29日 18時02分53秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.nihs.go.jp/ICSC/]
国際化学物質安全性カード↑(国立医薬品食品衛生研究所)より、硫化水素二酸化イオウ。ただし専門家向けで難解。

実際にH2SとSO2をチャンポンで吸って倒れた経験(高校生のとき、学校の実験室で無機イオンの定性分析の自由研究中にヘマしました)からの実践的対策としては、めまいの段階のうち(つまり意識を失う前)に助けを呼ぶ。今回のように助けに来れない場合でも、電話(消防(救急)は手一杯だろうから、島外でもいいから自分を心配してくれる人がよかろう)でどこにどういう状態でいるか通報しておけば、噴火が収まった後救出してもらえる率が高まる。

[202.233.212.21][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

3980. 2000年08月29日 18時21分08秒 投稿:村松@有珠山ネット 
亜硫酸ガス=二酸化イオウ(SO2)と、硫化水素
いずれも還元性ガスで、水に溶けると酸性を示すので、できれば、弱アルカリ性の水で吸収させると効果的です。亜硫酸ガスは水に溶けるとまずは、亜硫酸ですが、水に溶けている酸素で酸化され、硫酸イオンとなります(反応は結構遅い)。亜硫酸は弱酸ですので、タオルにしみらせた水を、そうしょっちゅう洗うことはないでしょう。亜硫酸ガス5ppm、硫化水素10ppmが一応許容濃度とされていますが、硫化水素にはその強い還元力(つまり可燃性ガス)から窒息性があります。いずれも、長時間吸い込むと、めまい、さらには気を失うことがあります。
火山ガスは、亜硫酸ガスが多いと思いましたが、そうでもないのでしょうか?
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

3981. 2000年08月29日 18時33分19秒 投稿:村松@有珠山ネット 
Re: SO2&H2S補足
100gの水への溶解度は、圧倒的にSO2の方が大きくて、25℃で9.4gくらい。H2Sは、0.33gくらいです。温度が低いほど溶解度は大きくなりますので、そういう意味では、タオルを洗うのは温度を低くするという意味で効果があるのかもしれません。
あとよく言われるように、硫化水素よりも亜硫酸ガスの方がたまりやすい性質がありますので、床に這うのはご法度です。床に水をまいたりしておくと吸収してくれるので効果があると思います。拡散速度は硫化水素の方が圧倒的に速いですが。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

4039. 2000年08月30日 06時49分25秒 投稿:村松@有珠山ネット 
4031ブドリさんへ
亜硫酸ガス=二酸化硫黄と硫化水素は別物です。
前者は、SO2という、窒素酸化物(硫黄の価数は+4、つまり陽イオン性)、後者は、H2Sという、硫黄の水素化物(位相の価数は−2、つまり陰イオン性)です。
後者は、H2S+O2→H2O+SO2(係数は無視しています。突っ込まないでね)と、爆発・燃焼しますので、爆発性ガスとしても知られています。SO2もSO2+O2→SO3となり、H2O+SO3→H2SO4で、硫酸へ酸化されますが、こっちは爆発性はありません。緩やかな空気酸化か、少し速度の速い水の中の酸化で進行します。
どちらも、人体には大変危険です。
なお、後者(硫化水素)の中毒の場合は、5%CO2を含む新鮮な空気を吸入させることが必要とされています。
[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

 

4377. 2000年09月01日 18時57分46秒 投稿:げし 
 [http://www.kishou.go.jp/press/0008/31a/index.html]
火山灰の付着成分に注意!!
東工大火山流体センターの発表によれば(↑の予知連資料)、29日火山灰にはきわめて大量の硫酸イオンおよび塩化物イオンが付着しています。硫酸イオンは約50000mg/kg、塩化物イオンは約2000mg/kgで、重量%に換算すると、それぞれ5%および0.2%になります。
このように大量の強酸性イオンが付着した火山灰粒子を吸い込むと、健康上悪影響が懸念されます。硫酸ミストについては、すでに掲示板上で報告されています。

火山灰や酸性ミストを吸い込まないよう、島にいる皆さんは必ず防塵マスクを着用することをお勧めします。
(なお、亜硫酸ガスなど有毒ガスそのものに対しては、ガスマスクが必要ですので念のため。)

[133.11.230.162][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

 

4404. 2000年09月01日 23時27分00秒 投稿:村松@有珠山ネット 
4400千葉さん
通常、水のあるところで、そんなに高濃度のSO2に出会ったというのは、驚くべきです。
相当な濃度のSO2か、火砕流の温度が低かったために、燃えなかったH2Sが混じっていたのでしょうか。
とにかく、関東に来たSO2が雄山由来のものとすると、拡散を考えても、相当な量でしょう。
少なくとも、化学屋は近づかないでしょう。化学を知らない人は臭いのする、SO2は平気だと思うかもしれませんけど、それは違います。SO2は高濃度になるほど、臭いがしないように感じるのです。実際、pureなSO2ガスを浴びても、希薄濃度のSO2以上の臭いをほとんど感じません。
SO2の臭いはある濃度以上では感じなくなるのでは、と思っています。しかも、SO2は長い時間嗅いでいるにつれて確実に生命に危険な状態になります。
しかも、低地に溜まります。SO2は安達太良で一般人を襲いました。濃度があがるに連れてくさくなるという、都市ガスなどで慣らされた経験はSO2には当てはまりません。
知らないうちに死にいたるのです。
[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

4422. 2000年09月02日 06時32分34秒 投稿:村松@有珠山ネット 
4406みゃるさん
#すいません。不覚にも寝てしまいました。もうしわけありません。
私は医学は知らないのです。ただ、SOx,NOxの除去に関する研究をやっていたので、ガスの危険性を知っているだけです。Dojinのデータによると、
----
分子量64.06、気体密度2.927gdm-3、比重1.5(液体)、凝固点-75.5℃、沸点-10℃。窒息させるような強い刺激臭のある、無色不燃性の有毒な気体。硫黄を含む化石燃料(石炭、石油)の燃焼によって発生する大気汚染の主要物質であるとともに、酸性雨の主要原因物質でもある。腐食性が強い。硫酸製造の原料のほか、殺菌剤、漂白剤、還元剤などに使用される。ウサギやマウスは10ppmで90日間曝露してもほとんど影響をうけないが、植物では1ppm以下でも光合成が阻害される。高濃度の障害を受けると、葉に白色や褐色の斑点ができたり、落葉したりする。人では結膜炎をおこしたり、上気道を冒すために咳や呼吸困難、胸痛などの症状を引き起こす。慢性中毒になると気道狭窄による喘息様症状が生じ、高濃度の吸収では肺浮腫、声門浮腫のために死亡することもある。大気の汚染に係る環境基準では、二酸化硫黄は1時間の1日平均値が0.04ppm以下であり、かつ、1時間値が0.1ppm以下であること、とされている。
-----
とのこと。10ppmで涙や咳が多くなり、100ppm呼吸困難を起こし死ぬことがあるといいます。
[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

4431. 2000年09月02日 07時39分02秒 投稿:さの 
4422村松さんへ追っかけ

SO2は主要な大気汚染物質です。大気汚染公害の元祖ロンドンスモッグ事件の主犯で、我が国でも昭和40年代後半の工業地帯(四日市、川崎など)における大気汚染公害の主犯でした。発生原因は硫黄を含む化石燃料(石油、石炭など)の燃焼です。

現在の我が国では、化石燃料からのSO2排出は、大気汚染防止法による規制の下で大幅に減り、1800t/日程度となっています。この結果、工業地帯の真ん中でも環境基準(>4422村松さん)を満足するレベルとなっています。

一方、火山からのSO2は、桜島から2000t/日、現在の三宅島で3000t/日(http://www.asahi.com/0901/news/national01028.html)で、現在の我が国の最大のSO2
発生源となっています。

現在の三宅島からのSO2は、気象条件によっては100km以上離れた関東平野の内奥まで達し、環境基準の10倍近い測定値が観測されています(8/28)。当然、三宅島ではより頻繁かつ大幅にSO2環境基準を超えているものと考えられます。

しかし、そのことを客観的に裏付けるSO2の環境濃度(人が住んでいるところでの濃度)の測定値が全くありません。恐ろしいことです。

恐らく、現在の三宅島は、我が国が戦後経験した最も激甚なSO2大気汚染公害時の状況を超す事態に至っているのではないかと思われます。

また、三宅島からの火山ガスは、SO2だけでなく、H2S(硫化水素)、HCl(塩化水素)もあります。いずれのガスもある程度以上の濃度に長時間晒されれば、人間の体に不可逆的影響を残します。ガスマスクなどで自衛しても、寝ているときまでは無理でしょう。また、火山灰起源のSPM(浮遊粒子状物質:径10ミクロン以下の浮遊する粒子)も明らかに環境基準を大幅に超す状況が続いていると思います(これも環境濃度測定がないから客観的なことがいえない)。

この度の避難指示後に、島に残らざるを得ない方々へ:このような、複合ガス、粒子汚染大気の暴露人体実験(失礼)をやっているような状況からは、一刻も早く去られること(あるいは去るための理由とする)ことをお勧めします。

もうひとつ:
・空気の2倍ほども重いガスであるSO2が、噴火・噴気活動がおとなしく、無風・弱風の条件で 巨大な陥没火口にたまり、夜間から明け方の大気が安定(空気が上下に混ざりにくいとき)
 なときに、高濃度のまま静かに山から下りてくる。さらにその時、霧がしっとりとかかる
 ような状況だと、SO2が硫酸ミストとなって...−という事態をどうしても想像してしまう
 のですが。五感に訴える予兆はないでしょうし。これは荒唐無稽でしょうか。
 

[210.165.70.30][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

 

4434. 2000年09月02日 07時59分41秒 投稿:村松@有珠山ネット 
4428いけださん:
H2S(硫化水素)は以前にも書いたように、燃焼性(爆発性)の気体でもあり、燃焼すると、SO2(二酸化硫黄=亜硫酸ガス)を発生します。酸化還元反応のなかの酸化反応です。
2 H2S + 3 O2 -> 2 SO2 + 2 H2O
この逆反応の、SO2から硫化水素ができることは、ほとんどありえません。
ただし、非常に特殊な条件下では、SO2の不均化反応
3 SO2 -> S + 2 SO3
が進むという報告もありますが、せいぜい、このS(単体硫黄、酸化数は0)までで、H2Sのような強還元性気体まで進むことはないです。
ただし、火山ガスにはH2Sが含まれていると聞いて、正直びびっています。環境基準としては、SO2よりも緩やかですが、いったん吸入すると生体へのダメージは大きいと聞いています。
やはり、Dojinのデータから
------
分子量34.08、比重1.19(空気1.00)、融点-82.9℃、沸点-59.6℃、発火点260℃。可燃性で水に溶ける。無色で、腐敗した卵のような臭気のある刺激性の有毒な気体。高濃度では臭気をあまり感じなくなるので極めて危険である。空気中の濃度が400ppm以上では生命の危険性がある。含硫黄タンパク質の腐敗によって生じるので、停滞した汚水から発生するのが見受けられる。天然には火山ガスにふくまれている。 
------
#ああ、火山ガスに含まれると書いてある (_ _;)
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

4436. 2000年09月02日 09時13分18秒 投稿:ちば 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/ada/ada.html]
■H2SとSO2
 安達太良山での火山ガス事故の報告のページです。
実際に、事故直後に現地調査にでかけ、地形条件との関係などを
調べたものです。風の弱いとき低い場所にたまりやすいということが
理解できると思います。
これは、H2S(硫化水素)ガスによる火山ガス災害です。
SO2ガスではありません。>村松さん

現在、三宅島で発生しているガスは
SO2およびHClであり、H2Sは報告がないと理解しています。
(それにしてもタイヤが青くなるのはどういう反応なのかなあ)

名古屋の辺りで、とても臭いという報告もありましたが
これが三宅島起源だとすると三宅島から名古屋にたどり着くまでに大気中で
酸化反応があり、H2Sに変化したと推定されます。
そういうことはありうるのでしょうか。

[210.166.70.63][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

4437. 2000年09月02日 09時26分35秒 投稿:村松@有珠山ネット 
4436ちばさん:
安達太良の報告を読んでますが、硫化水素という結果には納得していないのです。
H2Sは分子量が、34で、空気の平均分子量29、酸素のそれ、32とそれほど大差ないので、くぼ地に滞留する可能性は低いと思っています。
それに比べて、SO2は分子量が64で、空気よりも重く、CO2の44と比べても滞留する可能性が高いのです。二酸化硫黄が検出されたのかどうか、その辺の具体的な数値を見ない限り納得できません。(^^) ま、とにかくどっちも危険なガスであることは間違いないです。
あと、硫化水素が酸化されてSO2になるのです。
酸化反応でH2Sができるというのは間違いです。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

4439. 2000年09月02日 09時44分56秒 投稿:村松@有珠山ネット 
4437村松の補足:
分析手法でヨウ素法をつかったのではないか、と思うのですが、硫化水素も亜硫酸ガスも水に溶かした上で、ヨウ素による酸化反応を利用して、次亜硫酸による逆滴定で定量します。
両者の分離は化学的には可能ですが、pH条件などを厳しく設定しないと定量を誤る可能性があります。もっというと、亜硫酸ガス=二酸化硫黄のことを頭から除外しちゃうと、全硫黄を硫化水素として勘定する危険性があります。
もちろん、採取したガスをそのまま分析する方法(GC-MS等)もありますけど、いずれにしても二酸化硫黄はどのくらいだったのかがわからないので、納得してません。
#私が納得していないだけですので、どうでもいいのですけど。 (_ _;)
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

4440. 2000年09月02日 10時05分19秒 投稿:ちば 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/ada/ada.html]
そうですね、SO2が酸化というのは全くおかしいですね(恥)

ただ、沼の平の場合H2Sガスの存在は疑う余地がないと思うのですが
これは、H2Sガスセンサーの記録です。
問題の窪地に近ずくにつれてどんどん値が上昇し
底まで5m程度の場所では
見にくいですがサチッテいて100ppmを越えています

[210.166.70.23][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

4441. 2000年09月02日 10時12分21秒 投稿:村松@有珠山ネット 
4440ちばさん:
半分納得しました。ありがとうございました。
残る半分は、SO2濃度なんですが、これはどのくらいだったのでしょうか。
実は温泉好きの私も結構あそこに行っているのですが、硫化水素の臭いももちろんですが、亜硫酸ガスの臭いもかいだのです。

なんでこんなにこだわるか、と申しますと、H2Sだとやばい!、ああ、SO2か、大丈夫。
というような変な誤解が起こるのを恐れているだけです。実際、公害程度の濃度なら騒ぐくらいで済むでしょうけど、濃度が高いと非常にやばいガスです>>SO2
すいません。こういう気性が化学屋の特徴です。
お忙しいときにお付き合いいただいてありがとうございます>>ちばさん

[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

 

4446. 2000年09月02日 10時35分20秒 投稿:さの 
4441村松さん  

> 実際、公害程度の濃度なら騒ぐくらいで済むでしょうけど、
> 濃度が高いと非常にやばいガスです>>SO2

公害程度でもやばいんじゃないですか?
それで、「公害健康被害法」もできたし、多くの大気汚染訴訟(NOxじゃないですよ)
で争われたんですから。急性中毒だけがリスクではないでしょう。SO2の環境基準は
急性中毒の観点から作られているわけではないでしょう。

呼吸器系器官を中心に何年にもわたって続く有毒ガスの後遺障害について、もっと
重視するべきではないでしょうか。SO2暴露は予想される事態ではなく、環境基準を
越えている可能性が高い人体暴露が現在進行中なのですから。

(直前に4441村松さんの引用を誤ってポストしました(4445)。自己削除しました。
 すいません)

[210.165.70.171][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4450. 2000年09月02日 12時05分40秒 投稿:へちゃ 
 [http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/Sakura-Jima/sk04.html]
次第に西風主体の場に変わりつつあります。今後、本土へのSO2到達は激減するものと思われます。…はずです。風が強い季節のSO2のふるまいについては前にも紹介した↑参考です。
[210.236.130.20][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

 

4461. 2000年09月02日 15時36分12秒 投稿:ポチ 
 [http://www.campus.ne.jp/~labor/anei/boudoku.html]
昨夜からの火山ガス論争、興味深く読ませてもらいました。危機管理上、
東京都は防災関係者600人分の防毒マスクと防塵マスクを、
↑の労務安全情報センターの「防毒マスクと防塵マスクの
選択、使用について」にあげられた、

労働省労働基準局長通達第504号第505号

に従い、作業日数に必要な本数を調達し、使用法を周知徹底し、
管理者を置いてガス濃度,健康管理その他法令に基づいた安全
管理を行使しなければならないと考えます。
防災従事者はこの件に関する見解を、東京都に強く求めるべきです。

[211.120.76.81][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

4480. 2000年09月02日 21時47分48秒 投稿:さの 
4478:三池住人浜さま

> それでもまだくさい
>(昼間は息ができないくらい)

この臭さというのは、次のどちらでしょうか。

・肺の奥に蜘蛛巣が引っかかったような感じの息苦しさ。
・卵の腐ったような、あるいは、糞便臭を刺激的にしたような感じでにおいで吸っている
 空気が何割かへった感じの息苦しさ。

前者であればSO2、後者であればH2Sの高い濃度(致死量には余裕があるが)の暴露の
可能性大です。後、塩化水素ですとどういう症状か分かりません。恐らく濃度が薄ければ
漂白剤に近いにおいだと思いますが?労働衛生、大気環境医学関係の方、フォローお願い
します。

浜様も早く逃げてください。人間命あってのものだねではないですか。

[210.165.70.250][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4488. 2000年09月02日 23時20分54秒 投稿:さの 
4487:早川さん

大気汚染法の守り神は環境庁です。

今回の事態では、環境庁(国立環境研究所)−東京都環境保全局(大気監視部門)の
責務だと思います。
火山予知連は、運輸省−気象庁、通産省−地調、文部省−各大学、科学技術庁の
方々ですよね。
東京都の防災会議に環境保全局の人がでてましたっけ。

抜けてますよ、環境庁と厚生省の線が。

+以下専門の方には釈迦に説法ですいません。

SO2に関する情報諸々(専門の方には釈迦に説法ですいません)

・ハワイ・キラウエア火山のSO2放出量観測値

http://hvo.wr.usgs.gov/products/OF98462/

ホットスポットの上でも常時2000t/日位で活発だと
7000t/日出ているようだ。桜島もすごい。

・ハワイ・キラウエア火山のSO2放出が減ったというニュース

http://hvo.wr.usgs.gov/volcanowatch/1997/97_03_07.html

キラウエアの近くに住む人への影響が考えられています。

・セントヘレンズ火山のSO2、CO2放出量観測値

http://geochange.er.usgs.gov/pub/volcanos/OFR_94-212/Derived/report.html

うん、やはり活発なときで2000-3000t/日だ。

・アラスカ・クック火山群のSO2、CO2放出量観測値

http://geochange.er.usgs.gov/pub/volcanos/OFR_95-55/Core/meta/index.html

こちらは6000t/日もいっている。近くに人が住んでいないようで幸い。

・火山ガスとその影響

http://volcanoes.usgs.gov/Hazards/What/VolGas/volgas.html。

米国地質調査所のHP紹介ばかりですいません。でもよくできているので。

・世界の地域別SO2排出量

http://www.envir.gov.cn/info/Geo-1/www.unep.org/unep/eia/geo1/tab/tab4_3a.htm

あの中国でも10万t/日というところか。

・ドイツのSO2排出量

http://www.sensut.berlin.de/UISonline/dua96/html/ed301_02.htm

東西統一した後でも7万t/年ちょっと。三宅島は100万t/年!

・大気環境月間値・年間値データ

http://www.nies.go.jp/japanese/nies-db/air/index.html

やっと日本の環境濃度測定データ。
日本の火山近くでSO2の環境濃度を常時モニターしているのは
次の2カ所
・ 桜島町役場(桜島南岳火口から北北西−北西約4.8kmの海岸沿い)
・ 赤池(桜島南岳火口から西南西約4.2kmの海岸沿い)
このうち赤池の1990-1998年度の月間SO2濃度観測値をみると

1時間値
平均 0.69ppm
最大 3.4ppm('91年2月)
最小 0.007ppm('91年7月)
日平均値の最高値
平均 0.16ppm
最大 1.132ppm('91年2月)
最小 0.004ppm('95年8月)
月平均値の最高値
平均 0.11ppm
最大 1.105ppm('91年8月)
最小 0.002ppm('98年8月)

これは我が国全SO2常時モニタ点の測定値チャンピオン。

1時間値の最大値3.4ppmは短期的環境基準(0.1ppm)の340倍!
月平均値の平均も短期的環境基準を超えている。
桜島の方も大変ですが...
三宅島では、火口からの放出SO2は桜島の1.5倍程度(ショットの測定値の比較なので
精度についてはごめんなさい−同程度以上と言った方がよいか)、
発生源距離は、雄山火口縁−三池港2.5km位、スオウ穴−神着集落3.3km位(私の目分量)
と赤池の場合の0.6-0.7倍。
以上から、現在の三宅島のSO2環境濃度は、赤池の2倍程度にはいっているでしょう。
もちろん我が国のチャンピオン。

余談1:米国ではかなり前よりSO2の排出権が市場で取り引きされています(SO2排出削減の
ための経済的手法というわけ)。シカゴでは、SO2排出権先物なんてものもあります。

余談2:SO2は成層圏に入ると有力な地球寒冷化物質(温暖化ではないですよ)といわれてい
ます。大規模火山噴火が気候変動に与える影響の主要なものの一つということです。三宅島は
地球の破局を救うかもしれません。

−管理人さん不穏当なら余談削除してください−

■(4632 9/4 9:04 自己訂正)
誤りは次の3点です。

・(誤)東京都環境保全局→(正)東京都環境局
・(誤)1時間値→(正)1時間値の最大値 :'90年度から'98年度の統計値を並べた所
・(誤)1時間値の最大値3.4ppmは短期的環境基準(0.1ppm)の340倍!
  →(正)1時間値の最大値3.4ppmは短期的環境基準(0.1ppm)の34倍!

[210.165.70.66][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4490. 2000年09月02日 23時36分39秒 投稿:村松@有珠山ネット 
4480さのさんへ
漂白剤は、塩素酸です。次亜塩素酸が多いでしょうか。
塩化水素は刺激臭です。鼻につん、ときます。口に入ると、にがにがしい刺激がありますが、酸味を感じます。あとは目にかなりきます。
硫化水素や二酸化炭素と違って、高濃度の塩化水素はすぐにわかります。
塩酸の瓶を開けてみてください。すぐにわかります。(^^)
[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

4492. 2000年09月02日 23時50分07秒 投稿:なや 
4480:さのさん>

>塩化水素ですとどういう症状か分かりません。恐らく濃度が薄ければ
>漂白剤に近いにおいだと思いますが?

HClも吸ったことありますが、SO2と同じような症状です。より刺激臭は強い感じ。
鼻の奥にツンときますが塩素のカルキ臭とはちょっと違います。酢に近いかも。
いずれにしても、むせ返るような感じです。<SO2&HCl

[210.159.175.5][Mozilla/4.72 [ja]C-NSCPCD (Win98; U)]

4495. 2000年09月03日 00時23分21秒 投稿:村松@有珠山ネット 
HCl補足
沸点−85℃,融点−114℃で刺激臭の気体です。水への溶解度が高く、湿度が高いとミスト状になって、目がやられますから、ご注意を。こいつは、濡れタオルが効きます。
許容濃度5ppmですが、この濃度で結構な刺激がありますので、すぐにわかります。
もちろん肺等呼吸系へのダメージも大きいですが、硫黄化合物ほどではないです。胃の中にも塩酸があるくらいですから。
でも、油断は禁物。硫黄化合物(SO2,H2S)と一緒にやってきます。
一方、塩素Cl2は、それこそ、漂白剤の臭いです。
[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

4498. 2000年09月03日 00時48分38秒 投稿:村松@有珠山ネット 
4494さだぞうさんへ
硫化水素、亜硫酸ガス(二酸化硫黄)、塩化水素ともに、皮膚に炎症を起こすのは、非常に濃度が高い場合だけです。
強酸性泉(秋田の玉川温泉<pH1>とか)に入っても、皮膚は大丈夫でしょ?
でも、目や粘膜は刺激が大きいでしょう。同じことが言えます。
鼻と喉を守り、できれば、目も保護できるといいのですが。
[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

4500. 2000年09月03日 01時04分33秒 投稿:Hal.T 
4494さだぞうさん>
 濡れタオルは、防塵マスクなどよりよっぽど有効ですがガスマスクではないことを忘れずに。

 ガスの対策として機密性の良い部屋(暑ければクーラー付き)を用意するといいでしょう。
空気の良いときにドアをあけて換気しておき、平常時は閉めておきます。危険を感じたら
そこに飛びこんで密閉します。夜に寝るのは船のほうがいいでしょう。
 しけっぽい空気になりますが毒ガスよりはまし、昼間の保険です。

 最近の家は機密性がいいので知っておくといいでしょう。オーディオルームみたいな防音室
でもかなり機密性は良い。換気扇を回しちゃ駄目ですよ。
 

[210.250.0.190][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4501. 2000年09月03日 01時09分44秒 投稿:Hal.T 
4499さだぞうさん>
 SO2が高濃度にあり、小雨が降れば希硫酸にならないほうがおかしい。硫酸ミストが漂って
いるのは確実です。
 これは吸い込むとむせますし、もちろん着物の繊維に穴があきます。薄ければ皮膚が白く
なったり、濃いと茶色く火傷になり、かなり痛みます。
[210.250.0.145][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4502. 2000年09月03日 01時17分09秒 投稿:村松@有珠山ネット 
4499さだぞうさん
わかりました。
ただ、服はすぐにやられますが、皮膚は結構強いので、すぐに刺激があるとは限らないです。私が何をいいたいか、というと、皮膚がやられるほどの高濃度だと、まず目にきます。だから、たずねるとしたら、まず目はどうか、開けていられない、となると、大問題です。すぐに避難しないと。しょぼしょぼでも相当にひどいです。
鼻→口→目→皮膚 の順に確認したほうがいい、と思っています。
[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

4505. 2000年09月03日 01時51分47秒 投稿:Hal.T 
 [http://www.c-systems.co.jp/kenis/list/2/i_04.phtml]
 室内を目ばりしても無理ならそこにいるべきではないと早川さんなら言うだろうな。

 しかし、それでもというのだろうから調べて見ました。低濃度の酸性物質用防毒マスクが
2600円、それに使う吸収缶が390円です。理化学用品店または上のURLから買えます
 

[210.250.0.153][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4511. 2000年09月03日 06時52分21秒 投稿:いけだ 
ちばさん4436の最後の段落>
私が聞きたかったのもまさにこのことでした.フォロー(?)ありがとうございました.
(どうも短く書くことが気に掛かり,日本語が足りない私.…いつものことか)

28日以来ここ東京東部でもずっと匂っていました.
今朝強い風が吹き始めようやく匂いがしなくなりました.

どうも体質的に火山ガス系の匂いに弱いらしく,
匂いをかいでいるうちに腹痛に襲われダウンしていました.
ようやく復活できたところです.

気になることがあります.
H2S,SO2ともに水に溶けやすい.だから当然雨には多量に溶けていることでしょう.
溶けている雨がふり続けているわけだから火山灰にも当然付着するだろう.
そしてそれらが濃縮されるということも予想できる.
煙草のフィルターにも入り込む火山灰.
体に入り込むことを防ぐことは殆ど無理だと考えられる.
ガスを吸い込むことに加え,濃縮されたH2S,SO2が付着した粒子を体が取り込んだ場合.
どのようなことがおこるのだろう?
何か分かっていることはあるのだろうか?
ということです.

たしか,からだから粒子状物質を外に出す繊毛細胞は酸性の環境には
あまり強くなかったと記憶しています.

28日以来いろいろ調べてみたのですが
何の手がかりも見付かりませんでした.

[210.166.226.19][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

4515. 2000年09月03日 07時26分33秒 投稿:さの 
>4489 4491 Cauliさま

確かに相手が火山だから気象庁が正しいと思います。しかし、住民のガス暴露に対する配慮、
対応が欠如している中で、環境庁、厚生省、労働省の関与、それと、環境科学、医学関係者が
連携することが緊急に必要であると感じています。真意ご理解いただければ幸甚です。

>4493 三池住人 浜さま 4496 さだぞうさん

浜さま医者にかかって下さい。さだぞうさんも早く逃げてください。
さだぞうさん、Tシャツに穴が開くというのは、強い酸性雨を浴びたのではないかと思うの
ですが。そのTシャツを着用していたときの状況と、穴が開くまでどのくらい時間がかかっ
たか、穴の形状などを記録して、できれば、後々の分析に備え、そのまま保存しておくこと
をお勧めします。

>4506 ちばさん
火山ガスの刺激を感じたら薄い所に逃げろとのことですが、原則そうであっても、逃げなけ
ればならない場合に、特に微風無風のとき、今の島の中で薄い所が見つかるかが問題です。
やはりなるべく早く島から出るにこしたことはないと思います。

+SO2に関する情報

最近の米国のSO2環境基準未達成地域(米国環境庁)

http://www.epa.gov/airs/rvnonso2.gif

ロッキー山脈の中にある未達成地域は火山が原因か?

[210.165.70.220][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4528. 2000年09月03日 08時17分27秒 投稿:村松@有珠山ネット 
 [http://www.metro.tokyo.jp/INET/ETC/SAITAI/HISAI/MIYAK137.HTM]
東京都による二酸化硫黄の速報値が出てます↑が、単位がppbではなく、ppmとしても、低すぎる感があります。それでも、伊豆では、0.5ppmという精錬工場なみの数値もでています。
これまでの議論にもあったように、SO2は(単純に)比重が空気の2倍以上で、CO2よりも1.5倍も重い(プロパンガスの1.3倍)ので、滞留や拡散速度の関係から、局地的かつ刹那的に濃度があがったりしますので、観測には難しさがあります。
行政は、数値に頼る傾向がありますが、公害対策の基本が住民の症状をよく見ることですから、多くの人が異常を訴えている今、最悪のことを考えてすぐに行動をとらないといけないです。
早川さんが言っておられましたが、私もこれまでの火山ガスの訴えを甘くみていました。
頭のどこかで「そんなはずはなかろう」というのがあったのかもしれないです。大いに反省しています。が、行政が「そんなはずはなかろう」では困ります。
健康面への最大の配慮をお願いしたい。巨大なSO2、HCl発生装置の前で、取り除くのは絶対不可能。だとすれば、逃げるしかないのです。逃げるためには逃がす手段を講じないといけない。手遅れになる前に、逃がしてください>>東京都。ご自分の職員(三宅支庁)とて、同じ人間なのです。
[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

4538. 2000年09月03日 09時48分40秒 投稿:さの 
 [http://www.metro.tokyo.jp/INET/ETC/SAITAI/HISAI/MIYAK137.HTM]
4536早川さま

大気汚染常時監視局(一般環境測定局)は、通常、公共機関(市役所、出張所、学校、保健所
地域センターなど)に置かれているので、管理運用、土地の観点から三宅保健所に置いたのだ
と思います。この非常時ですから悪意というか、考えの無さというべきでしょう。

ところで、どなたか「検知管法」でのSO2測定での大気の吸引時間をご存じではないですか。
それが分からないと、測定値がどの位の時間の大気濃度を代表しているかが分かりません。
1時間毎に連続測定といっても、例えば1時間に1分の状況しか測定していないのでは
連続とは言い難い。

上記の大気汚染常時監視局の各種大気汚染物質濃度計測は5分毎に行われていて、1時間値
というのはその平均で与えているはずです。常時監視局のデータと今回の三宅の臨時局の
データを比較する際には、この点に充分注意が必要です。

[210.165.70.62][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4569. 2000年09月03日 13時51分33秒 投稿:なべ 
4533ちばさん>
酸性雨で、国内で有名なのはアサガオの花に生じる白い斑点です。ヨーロッパ等では、酸性雨による森林枯死(シュバルツバルトなど)有名ですが、国内では日光や赤城山など北関東で枯れ木の目立つのが酸性雨の影響かどうかでもめています。普通の酸性雨はpH=5程度ですが、今の三宅島ではそれより遙かに強い酸性雨が想像され、当然、植物の葉は枯れます。雨粒の付着部から、斑点状に枯れるはずです。なお、次のアドレスに酸性雨の情報がありました。
http://www.vuni.ne.jp/~jarn/index.html
[210.230.132.6][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95; Yahoo! JAPAN Version Windows 95/NT CD-ROM Edition 1.0.)]

4574. 2000年09月03日 15時29分53秒 投稿:さの 
SO2測定値(東京都環境局臨時測定点:保健所(伊豆))と
気象観測値(アメダス三宅島測定点:神着)の突き合わせ
を行いました。

月 日 時 SO2 雨量 風向 風速 日照 気温
(ppb) (mm) (m/s) (分) (度)
08/30 0 - 0 南南東 3 0 23.9
08/30 1 - 0 南 2 0 24.2
08/30 2 - 0 南南東 2 0 24.2
08/30 3 - 0 南南東 2 0 24.1
08/30 4 - 0 南東 2 0 24.4
08/30 5 - 0 東 2 0 26.0
08/30 6 - 0 東北東 4 0 26.3
08/30 7 - 0 北東 2 0 26.9
08/30 8 - 0 東北東 4 0 27.5
08/30 9 - 0 東北東 3 18 28.3
08/30 10 - 0 東北東 3 0 27.9
08/30 11 474 5 東 4 0 24.9
08/30 12 274 0 東 2 0 26.5
08/30 13 21 0 東 4 10 27.6
08/30 14 13 0 東 2 38 27.8
08/30 15 10 0 東北東 2 10 26.9
08/30 16 9 0 東 3 0 26.7
08/30 17 8 0 東 3 0 26.3
08/30 18 7 0 東南東 4 0 26.1
08/30 19 7 0 東 4 0 25.9
08/30 20 6 0 東 4 0 26.0
08/30 21 6 0 東 4 0 26.3
08/30 22 6 0 東 4 0 26.1
08/30 23 5 0 東 3 0 26.0
08/31 0 5 0 東 5 0 25.9
08/31 1 5 0 東 3 0 25.8
08/31 2 5 0 東 4 0 26.2
08/31 3 5 0 東南東 4 0 26.4
08/31 4 4 0 東 4 0 26.5
08/31 5 4 0 東南東 4 0 26.8
08/31 6 4 0 東南東 4 10 27.4
08/31 7 5 0 東南東 4 34 28.6
08/31 8 5 0 東 3 18 28.9

*)SO2測定値の単位は読みにくいので原典のppm からppbに
変えました。

・風系がほぼ東で安定しているとき、火口から北北西の観測点で
474ppbが出ている(8/30 11)のが怖い。未明にはどういう状況
だったのか?

・このとき雨が降っている。さだぞうカメラでは30日は雄山
中腹以上がどんより雲に覆われて見える。また3-6時に有色噴煙
が3000m弱に達する噴火が観測されている(火山観測情報第207号
:9/2三宅島測候所発表 > 4572早川さま参照)。

・専門家の方のご参考まで。

・東京都環境局さん
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/taiki/kansi/so2/iou0829.htm
移動測定局を機動的に運用してください。データは早く分かりやすい
所に公開してください。
ただし、測定従事者の生命を最優先して下さい。お願いです。

長くなってすいません。

[210.165.70.128][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4575. 2000年09月03日 15時33分38秒 投稿:さの 
4574↓ スペースがパックされると思いませんでした。Excelか何かで変換していただければ
幸い。どうもすいません。
[210.165.70.128][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4580. 2000年09月03日 16時45分32秒 投稿:こばやし 
4538さの様

 東京都の災害情報(詳細)(9/1午後8時)によると、 
東京都が実施した三宅島における二酸化硫黄の測定で、検知管法は、
移動測定(島内5箇所)で実施された方法のようです。(連続観測とは
書かれていない)
各地点での測定時間は最も短いもので5分となっています。

なお、検知管法の試料ガスの吸引時間ですが、
手元にある検知管メーカ(ガステック)の資料に該当するものがないので、
はっきりとはわかりませんが、二酸化硫黄を0.5ppm〜2ppmの測定範囲で
測る場合で、最低4分の吸引時間が必要となっています。

[202.32.150.2][Mozilla/4.05 [ja] (Win95; I)]

4597. 2000年09月03日 21時15分01秒 投稿:東京都環境局のHP読者 
 [http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/ikanjigyou/songaibaisyou/songaibaisyou.htm]
火山ガスにも含まれている成分に二酸化硫黄がありますが、
同時に放出される成分に硫化水素があります。
こちらの有害性も考慮する必要があります。

硫化水素の有害性で有名な事件は杉並病です。

東京都環境局
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/ikanjigyou/songaibaisyou/songaibaisyou.htm
杉並中継所の排水に含まれていた硫化水素により
健康被害を受けた方々への損害賠償について

硫化水素により一般的に起こる症状です。

(1)眼の症状
痒み、痛み、異物感、流涙、赤眼、充血、視力低下、 視野のゆがみとかすみ、結膜炎、角膜炎など
(2)呼吸器の症状
咳、痰、鼻や喉の疼痛 、胸痛、鼻炎、咽頭炎、気管支炎など
(3)皮膚の症状
疼痛,掻痒、紅斑、発赤など
(4)神経系の症状
頭痛、めまい、倦怠など
 

[165.76.225.189][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

4603. 2000年09月03日 22時57分17秒 投稿:さの 
■4580こばやしさま:

ありがとうございます。お礼遅くなりました。

て、いうことは東京都の保健所臨時局のSO2測定値は1時間連続値じゃなくて1時間毎の
5分(程度?)間歇測定値ということですね。だから、桜島赤池の測定値と比較して
大したことはないなんていう評価はできませんよね。4528村松さんのおっしゃるように
SO2濃度は刹那的ですからね。

■4597東京都環境局のHP読者さま:

やはりご覧になってましたね。↑も見てください。

現時点の火山ガスのリスクは、

1.火砕流に伴う致命的高濃度の火山ガスに暴露されるリスク

2.白色の噴煙、あるいは噴煙等に伴わず気流にのって流下する致命的高濃度の火山ガス
  に暴露されるリスク(これでよいか?不安)

3.強い火山ガス発生源近傍であるため、致命的ではないが恒常的あるいは断続的に高濃度
  の火山ガス及び浮遊粒子状物質(SPM)を暴露されることにより、慢性的健康障害を
  負うリスク

に整理できると思います。

考慮すべき火山ガス成分はSO2、H2S、HClでCO2、COについても一応含めておく必要がある
と存じます。

今後島に残られる方のリスク認識と現実のギャップの大きいのは2と3で、2については
防災上の緊急性が要求される事態にあると思います。

2については防災本部と環境局の緊急かつ緊密な連携が、3についは緊急性は少ないですが、
環境局が防災本部の中でイニシアティブをとって対応する必要とあるものと存じます。
3のリスクをおろそかにすると「杉並病」や「ディーゼルNO運動」どころじゃ無くなると
思いますよ。

どうか上記の点を至急防災対応に反映させてください。一都民としてお願い致します。

■4600ちばさま+島に残る方々

4597山崎さまの消防庁化学災害専門部隊は派遣されないようですね。島に残る方々は火山
ガスの高濃度を感じたらどこに逃げ込めばいいのか是非業務命令者に聞いてみてください。

■4599阿古・しゃいんさま
要厳重警戒ですね(↑2のリスク)。

[210.165.70.253][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4612. 2000年09月04日 00時18分16秒 投稿:やぎ@つくば 
 [http://www.gsj.go.jp/~yagi/Volc_Gas.html]
SO2の連続観測は,大気吸引してSO2分子の紫外線吸収を連続測定する方法のはずですが…

なお,日量3000トンのSO2は,分布域の大きさを幅2km,厚さ0.5km,風速5m/sと仮定すると,平均的な体積濃度は約2.3ppmです.これだけでもかなりの濃度ですが,短期的な噴出量の増加や,気象条件によっては,この10倍程度にはすぐになる可能性が高いです.幅や厚さ,風速,放出量を適当に変更すれば,濃度の目安にはなるでしょう.

[210.155.216.45][Mozilla/4.72 (Macintosh; I; PPC)]

4632. 2000年09月04日 09時04分10秒 投稿:さの 
■4612 やぎ@つくば さま

> SO2の連続観測は,大気吸引してSO2分子の紫外線吸収を連続測定する方法のはずですが…

東京都の保健所臨時局のSO2測定値は1時間連続値、移動局は間歇値ということになりますね。
であれば、4603さの の 4580こばやしさま: にあてたコメント部分を撤回します。

> ...短期的な噴出量の増加や,気象条件によっては,この10倍程度にはすぐになる

防災面より安全側の立場で概算するならば、発生源のSO2流量の変動と、気象条件の変動の
影響をそれぞれ10倍程度として、環境濃度の変動を100倍程度とみておかなければならない
気がします。
発生源の方の根拠:28日の関東異臭騒ぎのときのSO2濃度と気象条件、ランドサット画像か
らみて、3000t/日よりも1オーダー強い放出があったのではないかと考えたこと(定常プ
ルームが1000m程度の大気混合層内を進むという簡単な計算はしましたが不安)
気象条件の方の根拠:大気安定度による水平・鉛直の拡散幅のレンジ

過大すぎる見積もりでしょうか?

■訂正
↑に関連して自己ログを見直し 4488 さの に誤りを見つけ自己削除したのですが、もはや
ログに入っていて手遅れのようでした(^^;

誤りは次の3点です。

・(誤)東京都環境保全局→(正)東京都環境局
・(誤)1時間値→(正)1時間値の最大値 :'90年度から'98年度の統計値を並べた所
・(誤)1時間値の最大値3.4ppmは短期的環境基準(0.1ppm)の340倍!
  →(正)1時間値の最大値3.4ppmは短期的環境基準(0.1ppm)の34倍!

申し訳ありませんでした。

[210.165.70.67][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4647. 2000年09月04日 13時04分42秒 投稿:やぎ 
100km*100km*1km*10ppb(体積)として計算すると,SO2の質量は約300トンです.平均濃度を100ppbとしても約3000トンですから,現在観測されている火口からの放出量とほぼ同じオーダーと見てよいでしょう.
万のオーダーは過大だと思います.
#SO2の気体密度は約3kg/m^3.
[150.29.132.131][Mozilla/4.73 (Macintosh; U; PPC)]

4688. 2000年09月05日 00時09分57秒 投稿:さの 
■4647 やぎさま:

> 100km*100km*1km*10ppb(体積)として計算すると,SO2の質量は約300トンです.
> 平均濃度を100ppbとしても約3000トンですから,現在観測されている火口からの
> 放出量とほぼ同じオーダーと見てよいでしょう.
> 万のオーダーは過大だと思います.

は、4632 さの 宛公開レスですよね?
計算は合っていると思いますが(>4653 Hal.Tさまと同様)、私の考え方(観点)と
かみあっていないように思いますので、もう一度、考えたことをなるべく具体的に書
いてみます。

1. 火山ガスの暴露を考えるときは「評価時間」を考慮することが重要。

2. 三宅島で数分から1時間程度致命的高濃度の火山ガスに暴露されるリスクについて
  概算を行いたい。

3. 8月28日の関東異臭騒ぎのときを考える。これは、大湧谷あたりの火山ガス噴出とは
  空間スケールが1、2オーダー違いそうだ。

4. 東京西部、神奈川西部のSO2測定データ、気象データ、ランドサット画像より
  高さ1km(日中大気混合層厚)、幅50km(ほぼ小田原-横浜間)の長方形グリッドを、
  SO2平均濃度0.1ppm、H2S平均濃度0.5ppm、流速5m/s(18km/h)の大気流束(フラッ
  クス)が3時間(測定局の高濃度継続時間)継続通過したと近似。

5. 上記流束ボックスの体積は1km×5km×54km=2700km~3。
  (SO2の質量は4647やぎさまと同様にして約810トン、H2Sの質量は分子量からSO2の
   半分(1.5kg/m^3)として約2000トン)。

6. 5.のボックス中のSO2、H2Sは、28日3-6時の噴火の際に1-3時間程度で三宅島より
  放出されたものと考える(火山観測情報第207号:9/2三宅島測候所発表 参照)。
  安定した風系の下で100km以上離れた所で、3時間程度のSO2高濃度が継続したと
  いうことから、100km以上の拡散輸送中の風向方向の水平拡散幅を考えると、対応
  する発生源での放出時間は3時間より短いはずで、ここでは1時間と考える。
  (つまり、三宅島でSO2 810トン、H2S 2000トンが1時間で放出されたと考えた。
   ←1日で平均的に放出されたと考えなっかた所が重要。また、既報のSO2放出量
    3000t/日とも矛盾しない。) 

7. 6.の想定で放出されたSO2、H2Sが、気象条件により三宅島をすっぽりと覆う厚さ
  500mの大気層内に1時間滞留することを気象条件によりあり得る事態として想定。
  この円筒状大気層の体積は、層厚×島の面積 0.5km×4km×4km×3.1=約25km^3で
  5.で想定した流束ボックスの約1/100である。そこで、この大気層内のSO2、H2S濃
  度は、流束ボックス内濃度の100倍と単純に考えると、各々約10ppm、約50ppmとなる。

8. 7.で見積もった濃度は1時間平均濃度である。8月28日の東京西部、神奈川西部での
  SO2測定データ(1時間値)の最大値は約1ppmで、H2S起因と推察される異臭についての
  住民の訴え(報道)から考えられるH2S濃度の最大値(時間評価は不明だが1時間以下
  と考えるのが妥当だろう)は約5ppmである。これらは、4.の流束ボックス内の平均
  濃度の10倍である。従って、7.で想定した条件下でも、数分間という評価時間で
  考えると1時間平均濃度の10倍程度にはなるであろう。すなわち、SO2約100ppm、
  H2S約500ppmである。

9. また、火砕流や噴煙に伴う火山ガスの流下、高大気安定度時の微弱風に乗った流下
  という事態が発生した場合は、7.で考えた大気層の体積を半分程度に小さく考えて
  も不自然ではない。
  すると、SO2、H2Sの1時間平均濃度は、各々20ppm、100ppm、数分間評価での最大濃
  度は200ppm、1000ppmとなる。

10. やぎさまのHP http://www.gsj.go.jp/~yagi/Volc_Gas.html によれば、
  SO2 400-500ppmで「1-2分で皮膚を刺激し、気道・気管支が犯され、生命危険となる。」、
  H2S 800ppmで「直ちに急性中毒を起こして失神、呼吸麻痺により即死する。」とあり
  ますが、9.の評価時間込み濃度見積もりと照らすと、これはまさに致命的濃度といえ
  る。

11. 4210 みゃるさま の火砕流下での歴史的証言(回想)(抜粋)

> 真っ暗な中、常夜灯の光で、霧がものすごい勢いで渦巻いている事が確認できる時に
> 外にでたのですが、2呼吸もすると、胃がひっくり返りそうな咳がでるので、
> 正しい確認ができたかどうか自信がありません。

> 臭いは、硫黄臭と、今回初の鉄サビ臭さです。
> 鼻腔の奥の刺激は強く感じる物の、目への刺激は、私は感じませんでした。
> 口を開けたので、味も感じました。歯医者で使う薬品の味がしました。
> 味、というより、刺激かもしれません。

> また、皮膚についた霧状の物は、しばらく経つと、異臭を発します。
> ちょうど還元剤を用いて、ひどい汚れの洗濯物や、魚焼きの網を洗浄するときの臭いに
> 似ていました。ただし、体毛が溶けるようなことはありませんでした。

> また、換気扇から入ってきた霧状の物は、ふきんで拭き集めると、
> 砂状のホコリのように見えました。
> 強いて言うと、一昔前のバルサンを部屋で炊いたときに床にうっすら積もった感じに
> 似ています。
> ですから、ジャリジャリしたり、ざらつくなどの感触はありません。

 と、上述やぎさまの HP を照らすと、このときのSO2濃度は室内で10〜20ppm程度、屋外
 で50〜100ppm位と思われる。ただし、継続時間は不明。他のガスとの複合効果も分から
 ない。
 SO2濃度について、10.までの考察結果とオーダーで矛盾しない。H2S濃度は心配ながら
 裏がとれない。

以上が、私の思考過程です(根拠資料の入替はありますが)。この結果、致命的な火山ガス
災害が発生するのではないかと心配するに至りました。ただし、不確実な仮定を積み上げて
いる上に、チョンボも多いので不安です。どこかに荒唐無稽な見積もりミスでもあるのでは
ないかと。
(→4678 Hal.Tさま お情けありがとうございます。後ほど甘えさせて戴きます。)

というわけで、4612 さの で「3000t/日よりも1オーダー強い放出」と書いたのは、上記
思考過程6.の810t/時=19440t/日 を想定したもので、1日に万tオーダーのSO2放出が平均
的に続くという意味で書いたのではありません。ここの所、誤解されたのではと思いました。

以上、まことに長文恐縮。島に残る方に早く逃げて戴きたい虚仮の一念の板汚しお許しを。

ところで、やぎさまは、八木様でなく山羊様だったんですね。びっくり。

駒ヶ岳にもびっくり。

[210.165.70.254][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4869. 2000年09月07日 14時27分09秒 投稿:きつかわ@電研 
>4866 山崎さん
こちら我孫子市では、硫黄臭がはっきり確認できます。
大気がむあっとしてて温泉気分です。

現在小雨が続いています。電研の1階と2階ではだいぶ臭いの濃さに差があるため、
地面に落ちた雨水の蒸発散によるものではないかと思います。(素人意見)
試しにpHを簡易測定器で測ったところ、6.4でした。
 

[133.187.1.1][Mozilla/4.5 [ja] (Win98; I)]

4881. 2000年09月08日 00時06分53秒 投稿:さの 
 [http://http://www.mech.kagoshima-u.ac.jp/lab/netu/miyake008/miyake008.htm]
>4875 桜島から10kmより木下さま
↑拝見しました(拍手)。
「桜島島内の南岳火口南側の有村では、噴火時の火山ガスよりも噴火前後の火山ガスが
 1000mの落差を吹き降ろされ,1時間の積算値で1ppm(環境基準の10倍)を超える濃度が
 年に何回か測定されています。(上記HPより)」
のところで三宅に残っている方のことが益々心配になりました。
また、素人考えなんですが、もっとそっとガスだけ出てくることは無いんですか?
[210.165.70.162][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4884. 2000年09月08日 01時29分45秒 投稿:なや 
 [http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0165c.html]
↑硫化水素のデータ

H2Sの比重は空気より少し重いようです。
分子量からしても、H2S:34.08、N2:28.01、02:32.00ですから、やっぱり重いですよね。

参考リンク
国際化学物質安全カード: 様々な物質を検索できます。
http://www.nihs.go.jp/ICSC/ 
高等学校版 試薬の物性データ集: 50音別の索引になっています。
http://www.edu-c.pref.osaka.jp/kak/rika1/subj2-db/db-index.htm 

[210.159.175.163][Mozilla/4.72 [ja]C-NSCPCD (Win98; U)]

4898. 2000年09月08日 09時41分53秒 投稿:村松@有珠山ネット 
 [http://www.miyakejima.org/]
4884なやさん
H2Sが空気よりもやや重いのは事実ですが、厳密に言えば、空気中の水分と結びついて行動するのでそう単純ではないのです。SO2の話はとりあえず置いておきます。
まず、分子量の比較について:
プロパンが分子量44で、床にたまることから検知器は床に置いて使用するように、分子量と空気の平均分子量29との比較でほとんどの話は解決します。
34と29では、せいぜい1.2倍です。この差はほとんどないと考えるのが一般的だと理解しています(SO2は64)。誤った認識=下にたまりやすい、だから、上にいけば大丈夫、という方向に向くのが怖いと思っています。よくドライアイスを例にCO2が床をはいずることを想定している人もいますが、ドライアイスは分子量のほかに低温であることを考慮に入れないといけません。同様に火山ガスも温度が高い場合には、分子量の比較ではなく、拡散速度を十分に考慮して行動する必要があろうと思います。つまり比重云々を考えないことが必要。
次に、水分子と行動をともにする件:
H2Sは塩化水素HCl(分子量36.5)ほどではないですが、水分子と行動をともにします。ですので、軽い水蒸気ととともにかなりよく分散します。
また、乾いた肌よりもぬれた肌だと濃度の高いH2Sに触れた場合、肌に障害がでる可能性が高いと思います。
以上のように、H2Sに関する限り、空気より重い軽いという論議は意味がないと思っています。
SO2は違いますけど。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

4902. 2000年09月08日 10時38分53秒 投稿:山崎 
 [http://atomica.rist.or.jp/atomica/owa/display?opt=1&term_no=09-03-03-01]
火山ガスの話題に関連してこういう報道が出ています。以下に引用

09/07 20:29 共: 二酸化硫黄1万トン放出か 三宅島噴火で原研が分析

共同通信ニュース速報

 三宅島噴火の影響とみられる異臭騒ぎが関東地方西部を中心に起
きた問題で、日本原子力研究所(原研)は七日、先月二十八日に放
出された二酸化硫黄の推定量は数千―一万トン程度だった、と発表
した。原研が放射能汚染の拡散状況を予測するシステムを使って、
火山ガスが地表に降り注いだ様子をシミュレーションした結果、判
明したという。
 それによると、先月二十八日の未明に大量発生し、高度約二千メ
ートルまで噴き上げられた二酸化硫黄などの火山ガスは、南風に乗
って高濃度のまま関東地方上空までやって来た。
 夜が明け、日差しが強くなると、内陸部で上空と地表の大気が混
ざり始め、東京都西部付近でガスが地面に向かって降り注いだ。さ
らに地表付近を通る海風に運ばれて、埼玉県、群馬県付近にまで拡
散したという。
 シミュレーション結果は、三宅島に近い海岸部で異臭が報告され
なかったことも説明でき、環境庁が大気汚染調査のために計測して
いる二酸化硫黄の数値とも一致するという。
 
 

 使われたシステムはおそらくSPEEDI(System for Prediction of Environmental Emergency Dose Information)緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステムと呼ばれるシステムと同じようなものだろうと思います。これは原子力安全技術センターが運用していますが、原研が開発したものです。実際に運用されているSPEEDIは原子力施設からの放射性物質拡散を前提としているので、三宅島は対象ではないから、格納データが無いので、同じシステムを使ったというわけではないのかもしれない。
 昨年9月30日のJCO事故の際に初めて国内原子力災害に対応して使われましたが、事故の直後に拡散予測を行うという本来の目的では活用されず、後の解析に使われました。これは当時強く批判されたものです。

 上のURLがその説明の場所。

 放射性物質の拡散予測などを行うシステムで、大気中の二酸化硫黄などの放出量推定がどこまで正確に出来るのかはよくわかりませんが、こういう使い方があるのだとしたら、そして有効な数値が出るのだったら、島の内部の二酸化硫黄濃度推定も出来るのでは、と思ったりします。
 放出するときの温度は、たぶん放出高度に置き換えられるのだろうと思うのですが、この高度とさらに放出時間の決定によって、結果に大きな相違が出ます。今回の場合、各地実測データによくあっているということらしいので、こんどは放出高度、時間、気象パラメータを変更して、島の上の濃度解析をしてみるとどうなるか、というフェーズに移行するのかどうか。
 実際にそのように使えるのかどうかはわかりません。
 

[210.131.43.26][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

4912. 2000年09月08日 14時36分22秒 投稿:JIRAIYA 
4907 村松さん

理論的な裏付けがあって述べているのでは無いことを予めご了承下さい.
私は次のように考えております.

1.火山ガス噴気地帯において,噴気孔周辺の低地において大気中の硫化水素濃度が高いと言う調査結果がある.(風の流れなど,地形や気象に左右される要因が大きいかもしれませんが….)
2.噴気地帯の中心を最大濃度とした理想的な大気中硫化水素濃度の濃度勾配が必ずしも成り立つわけではなく,噴気孔からある程度離れた位置に局所的に高濃度の硫化水素が観測される場合がある.(これは噴気ガスが「気団」のようなものを形作り,拡散せずに一時的にガスのかたまりとして移動する場合があるということだと思います.)

これから考えるに,火山ガスのかたまり(SO2,H2S,CO2を含む)として移動する場合があるとすれば,空気より比重が大きいガスのかたまりは,無風時には地面を這うように移動することがあると思われます.特に,これらのガスが液体の水の中を通って放出された場合(湯溜まりから発生するガスなど),水は液体の水として取られてしまいCO2とH2Sに富んだガスとなって比重は大きくなるでしょう(SO2もその多くが水に溶け込みで減少する).高温の噴気ガス中の水もが気温の低下により凝縮され液体となれば,残った気体成分の比重は同じく大きくなるでしょう.

実際,噴気地帯でフィールドワークを行う際,天候と地形に注意して低地には入らないように心がけております.

以上のことから,離れたところからやってくる硫化水素となると話は別になりますが,火山ガス起因の硫化水素による事故を防ぐ上で,高いところに待避しても意味がないと思われてしまうのも心配でしたのでコメントさせていただきました.
 

[202.211.200.76][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

4913. 2000年09月08日 15時40分57秒 投稿:村松@有珠山ネット 
 [http://www.miyakejima.org/]
4912JIRAIYAさん
噴気口からのガスの出方が一定ではなく、濃度や量の時間変化が非常に大きい場合(たとえば、泥火山みたいなのを連想しています。ぶくつ、ぶくつ、ってなる感じ)、ガスの出口から十分に遠くない距離では、濃度の濃い部分ができてもいいのでしょう。
ガス団を形成するというのは結構不思議な現象ですが、ガス団自体が拡散していくと同時に形成するガスも拡散していきますので、十分に遠い場合は、単独のガスとして振舞うようになるものと思います。
が、これはあくまでも、化学屋が机上の空論みたいなのを並べて推論しているだけですので、実際には、硫化水素−二酸化硫黄のゆるやかな結合(分子間力でもなんでもいいですけど)ができている、というのだと、物理化学的には非常に興味深いです。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

5009. 2000年09月10日 21時05分56秒 投稿:桜島10kmより木下 
 [http://www.mech.kagoshima-u.ac.jp/lab/netu/miyake008/miyake008.htm]
1. 快晴時の三宅島のランドサット画像と、国土地理院標高データと合わせた3D画像を加えました。
4831 みねさんご紹介のJPL製は、本年7月17日11時のASTER画像を2月のスペースシャトルからのレーダー観測標高データに張り付けたもので、雲が海や山腹に張り付くので、晴れた側から見ています。
我々は伊豆諸島快晴を探したら、三原山割れ目噴火収束半年後の1987年5月21になりました。古い代わりに四方からご覧下さい。
4878 みねさん、書き込みが遅れてすみません。

2. 高温火山ガスでも、強風で斜面に沿って吹き降ろされるので、
4992.ちばさん ご紹介の様になると思います。これは噴煙の写真で確かめられると
思いますが、桜島の山岳波の次のまとめをご覧下さい。噴煙とガスはまた上昇したりします。
http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/Sakura-Jima/sk04.html
4881 さのさん 「そっとガスだけ出てくることは無いんですか?」 については、
激しい噴火爆発でなくても、灰の少ない白煙でも、火口からSO2濃度の高い高温火山ガスが大量に出ていることはあります。その振舞いは上空の風次第です。

3. 原研のシミュレーション(4902山崎さん+4917さんご紹介)は、期待したものです。
日中の対流混合は、9月6日、9月9日(4865+4934おかもとさん、4866山崎さん)にもSO2, SPM濃度を高くしていると思います。9月7日雨天(4869きつかわさん)でも、強風で我孫子市方向に吹き付けられていると思います。
役に立つ素早いシミュレーションを期待します。それ以前に、取りあえず科学的予想を
鍛えることも重要だとおもいます。

4. 火山ガス災害を避けるために
4884-4898-48994907-4913 なやさん−村松さん のやりとりの結論に大体賛成です。
4903+4912 JIRAIYAさん、三宅島噴火では大量のSO2を含む高温火山ガスの危険は
確実で、その振る舞いについてコメントしているつもりです。常圧の硫黄は高温では酸素と、低温では水素と結合しやすいということです。
低温火山ガスに対する注意はおっしゃる通りですが、活発な火山でどれだけ出ているか、
プロの方のご意見を頂きたいと思います。

5. 衛星による噴煙監視(4886+4926+4928+4944 早川さん 座戸さん 源三郎さん)
雲を突き破り成層圏に達して広がりつつある大爆発の噴煙はともかく、
高度5km程度では、分解能が良くて1.1kmの気象衛星ノア画像では、見落とす恐れがあります。
http://www.mech.kagoshima-u.ac.jp/lab/netu/sing_gj/html/Sa_Erupt.htm 

民間航空の火山灰被害をさけるため、地震計・衛星監視・航空機の通報などをまとめた
オンラインの国際的監視連絡体制が出来て、気象庁の中に担当部署があります。
Tokyo VAAC - Tokyo, Japanが、英文のVAA Messages を流していますが、
国内の情報の風通しはどうでしょうか。噴火予知連で集約ということでしょうか?
以下に少し説明がありました。東京航空地方気象台航空路火山灰情報センターの項です。
http://www.kishou.go.jp/field_offices/tokyo/tokyo/index.htm
以上です。

[163.209.82.39][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

 

5122. 2000年09月13日 12時44分09秒 投稿:村松@東北大 
 [http://www.mech.kagoshima-u.ac.jp/lab/netu/miyake008/miyake008.htm]
ちょっと質問です。
上の記述のなかに
------
もうもうと降る火山灰の表面には火山ガス成分を吸着していますが、気体状態の火山ガスは、分子量が大きくても分離する訳ではありません。噴煙中の10ミクロン以下の浮遊粒子状物質(SPM)は、固体微粒子であっても数十km以上漂うのですから。
------
とありますが、意味がとれないのです。吸着はいいのですが、火山灰の比表面積と表面の組成(Hydrophorbicな表面なのかどうかを含めて)なんかはわかりますか?
あと、「分子量が大きくても分離する訳ではありません。」とは、どういう意味ですか。
固体粒子が気体に分散しているのは、コロイド分散系(ブラウン運動による)の一つで何ら不思議はないですが、物は何ですか。
木下さん、ごらんになっていたら、お願いします。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

5189. 2000年09月14日 20時20分07秒 投稿:桜島10kmより木下 
 [http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/gas/public/index_p.html]
5122 村松さん 説明不足で、遅くなってすみません。
粒の粗い火山灰ほど早く落下します。(火山灰の表面には火山ガス成分を吸着していますが、同じ質量なら灰が細かいほど表面積が広く、ガスを沢山吸着しますが、これは本題ではありません。)
噴煙中の10ミクロン以下の浮遊粒子状物質(SPM)は、固体微粒子であってもほとんど重力落下せず、
数十km以上漂います(固体粒子がエアロゾルとして気体に分散しているので何ら不思議はないのは、おっしゃる通りです。)
ましてや、巨大分子であっても重力落下しないし、低濃度では重力分離もしません。これが云いたいことです。分子拡散だけでなく乱流拡散でかき混ぜられます。ガス濃度が少なくとも1000ppm以上ないと、分子量によって分離はしないのですが、よく誤解されてきたようです。この点は、根拠の文献を上記の火山ガスのページ中に準備中です。しばらくお待ち下さい。
[163.209.82.39][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

5214. 2000年09月15日 16時39分51秒 投稿:ちば 
 [http://www.gsj.go.jp/~yagi/Volc_Gas.html]
腐卵臭を強く感じて頭痛までするということは
この一覧表でみると,2-3ppmのあたりと符合します・・・
0.3ppmだという測定値を聞いて油断することは禁物だと思います
現状でも風の弱い窪地などで,局地的に濃度が高まる
危険性はあると思います.
 
硫化水素ガス濃度
(体積比ppm)
生理作用
1−2 かすかに臭気を感じる.
臭気(卵が腐ったような臭い)が著しい.
5−8 非常に不快な臭気を感じる.
10 許容濃度
50 気道が刺激され,障害が起こる.
100 臭気はあまり感じなくなる.5−8分ほどすると目・鼻・咽粘膜に強い痛みを感じ,暴露が長引けば激しい中毒になる.
800 直ちに急性中毒を起こして失神,呼吸麻痺により即死する.

(やぎさんのぺーじより)

[133.43.162.138][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

5215. 2000年09月15日 16時40分18秒 投稿:早川 
そんなに二酸化硫黄が出ているなら,地球環境に影響をあたえるんじゃないの?
と思って少し調べてみました.

1983年1月からもう17年以上噴火しつづけているハワイのキラウエア火山からの二酸化硫黄放出量は毎日7000トンです.

おととい,水戸で,風早さん@地質調査所がいうには,世界でいまもっとも二酸化硫黄を出しているのはメキシコのポポカテペトル火山で,(たしか)毎日1万トン.

三宅島はいま毎日1万トン程度出しているらしい.

だから,地球環境に影響を与えるほどではないと思う.
天明の飢饉みたいなことはおこらないと思う.
(フランス革命の遠因となったのは,浅間山ではなくアイスランドのラカギガル火山だった)

という,否定的結果がわかったという報告でした.

なお,毎日7000トンのなか,キラウエア観光はふつうにおこなわれているし,ハイキングもさかん.ただし,プウオオ火口に向かうナパウ・トレイルの目にしみたことったら,なかった.
 

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5228. 2000年09月15日 21時55分27秒 投稿:桜島10kmより木下 
 [http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/gas/public/index_p.html]
皆様、 本州各地の硫黄臭は、三宅島雄山からの高温火山ガスに大量に含まれるSO2と、重量比でその数分の一のH2Sが、強風で吹き付けられたための様ですね。青白いのは硫酸エアロゾルもあるのでしょうか。

1.活発な時期の桜島はSO2が年間70万トン、三宅島はそれよりはるかに大量の火山ガスが、マグマから分離しているとすると警戒すべきです。1991-95普賢岳のSO2ガスは少量でした。
(1991年6月のフィリピンの Pinatubo大噴火で吹き上げられた成層圏のエアロゾルの影響で、'91年夏から'93年にかけて日本だけでなくアラスカに到るまで北半球各地でまばゆいばかりの朝焼け・夕焼けが見られたのは、火山灰の落下後も火山ガス中の二酸化硫黄の変化した大量の硫酸エアロゾルが数年間成層圏に留まったためで、環境にグローバルな影響を与える事が知られています。http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/Sakura-Jima/sk03.html)

2.強風による吹き付けの特徴は、高濃度火山ガスの地域が比較的狭い帯状に限られ、時間は日中に限らないことです。
ある地点では風向の変化によって時間的に急激に変化するでしょう。
山の背後でも、強風による吹き下ろしがあります(新潟など)。
それほど強風でなくても比較的狭い範囲で上空1kmあたりに来た火山ガスは、日中の対流混合で地上に降りて来ます(前述4875と、原研シミュレーション4917)。

3.「そらまめくん」などSO2の連続測定点が人間活動の盛んな平野部などに全国展開されているのは公害対策と環境行政のためで、H2Sの測定がないと官庁を攻めても間に合わないでしょう。まずはフットワークのよい研究者ボランティアに期待します。

4.予告しました根拠の文献「高濃度火山ガスの動態と気象条件」を上記の火山ガスのページ中に載せました。
5191村松さん、特にその中の 5.追記をご覧下さい。雲が空に浮かび、エアロゾルよりも大きな雲粒がなかなか重力落下しないのは、乱流の影響が大きいと思います。自然大気中では分子拡散よりも乱流拡散の影響が大きいですね。分子拡散だけでも、0.1%以下の濃度では分子量が大きくても分離は無視できるのではないでしょうか。

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5231. 2000年09月15日 22時50分48秒 投稿:Cauli. 
ここをお読みのマスコミの皆さんにお願い。

台風14号の北上に伴い、今日愛知・岐阜・福井あたりで感じられた三宅島火山ガスによる異臭の範囲が、これから新潟や東北の方に移動していくことが予想されます。

その報道の際、「二酸化硫黄(SO2)」と「硫化水素(H2S)」を混同して伝えないようお願いします。同じ「硫」「S」の文字が入っているとはいえ、両者は化学的性質が異なるガスですので。

我々がここで議論するとき、本来は硫化水素について議論すべきところ二酸化硫黄の観測データを使うことがよくあります。それは、そらまめ君をはじめとするInternet上で公開されている観測データ(注)が二酸化硫黄しかないので、やむなくそのデータを代用して傾向を見ているだけで、硫化水素も同じような濃度で分布しているとは限りません。

注:そもそも、二酸化硫黄は石油を燃やしたときにも発生する公害原因物質で、硫化水素とは
  大気汚染防止法上の位置付けが異なるため、観測体制が異なっています。
 

環境庁から都道府県に注意喚起がされたようですので、今後は都道府県も両者を区別して対応すると思いますが、もし対応が不適切であれば指摘してください。

なお、二酸化硫黄と硫化水素の嗅ぎ分けは素人でも容易にできます。

 二酸化硫黄=マッチを擦ったとき、あるいはストーブを不完全燃焼させたときのようなツンとした臭い。

 硫化水素=卵の腐ったとき、あるいは夏のドブ川の汚泥から立ち昇るようなムッとする臭い。
  (実際に、汚泥の中には硫化水素を発生する細菌がいることが多いのです。)

文章にするときは、前者を「(ツンとする)刺激臭」、後者を「腐卵臭」とするのがよいでしょう。「硫黄臭」の表現は、どちらか判別できないのでやめてほしい。

なお、臭いを自分の言葉で表現したい場合は、いずれのガスも高校の化学実験室で生成可能と思われますので、恩師や母校に頼めば体験できるかもしれません。その際は換気を十分に行うことを忘れずに。わたしは高校生のとき、換気扇が故障しているのに実験を強行して倒れました。
 

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5239. 2000年09月16日 07時46分06秒 投稿:いけだ 
SO2余話

昨日我が家にガスマスクの訪問販売がありました。例の火山ガスにかんする呼びかけ(ちらっとしか見せてくれなかったので文章は覚えられませんでしたが、そこでは呼びかけの主体は、非常災害対策本部でも気象庁でもなく東京都になっていました)のコピーを携え、「これからはこれが無くては外も歩けない」。仕組みを聞くとヤシガラ炭に吸着させるとのこと。
大変興味が湧き、欲しいとすら思ったのですが、1個15万円の品物にはさすがに手が出ませんでした。呼びかけの文章にも興味があり、是非コピーを下さいと粘ったのですが、ついにいただくことは出来ませんでした。

私の身の回りで火山ガスに関する呼びかけに最も早く反応した人物のひとりでした。

迷った揚げ句…追記
ポチさん5169.岡村さん5230>
ひとつの言葉や発言を異なった文脈の中にスライドさせて意味付けしてゆくのはコラージュ。もはや創作行為です。

あ、早川さんも同じ件について発言している。
…便乗したつもりではありません。

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5241. 2000年09月16日 08時32分31秒 投稿:中山@千葉 
初めまして、毎日こちらの掲示板は拝見させて頂いております。

5239.いけださん
それは悪徳商法の匂いがぷんぷんしていますね。

http://www.mask.co.jp/bouginmask01/bougin01.htm

にある活性炭素繊維を使っているフィルタのマスク等の値段は、

http://www.mask.co.jp/bouginmask01/u3ah/u3ah.htm

に見られる様に、高くても数千円、ゴーグル一体型でも三万円台程度です。
思うに、今回の硫黄臭騒ぎに乗じた詐欺ではないでしょうか。

5239.いけださん記-----------------------------------
(ちらっとしか見せてくれなかったので文章は覚えられませんでしたが、そこでは呼びかけの主体は、非常災害対策本部でも気象庁でもなく東京都になっていました)のコピーを携え、「これからはこれが無くては外も歩けない」。仕組みを聞くとヤシガラ炭に吸着させるとのこと。
大変興味が湧き、欲しいとすら思ったのですが、1個15万円の品物にはさすがに手が出ませんでした。呼びかけの文章にも興味があり、是非コピーを下さいと粘ったのですが、ついにいただくことは出来ませんでした。
---------------------------------------------

ちらっとしか書類を見せない、これからはこれが無いと云々、
呼び掛けのコピーを渡さない、と言うのは、悪徳商法の常道です。

わたしは、三宅島に送る防塵マスクについて調べて、この程度の事を持っているだけですので、
あるいは、その方は善意で15万円の性能の良いマスクを持って来られたのかも知れません。
が、用心をした方が良いと思います。

[210.139.165.181][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

5243. 2000年09月16日 08時42分34秒 投稿:村松@東北大 
H2Sについて、ちょっと古いのですが、1987年発行の
Hommmel (ed) Handbuch der gefahrlichen Guiterから
185 硫化水素(H2S)
物性
沸点 -60℃
蒸気圧 17.7(20℃)
蒸気密度比(空気=1) 1.19
融点 -86℃
水との混合性 部分的 100mlの水に0.672g(437ml at0℃、186ml at40℃)
分子量 34.08
引火点 可燃性気体
発火性混合気vol% 4.3〜45.5
発火点 270℃
臨界温度 100.4℃
外観性状:無色の気体、甘ったるい、腐卵臭の不快臭、特に危険な高濃度で無臭
空気中に放置および空気と混合時の挙動:
圧縮ないし液化可燃性気体で非常に有毒。放置された液体は非常に速く気体状態に移行する。気体放出時急速に大量の冷たい霧と非常に有毒な混合気を生じ、周囲に広がる。その霧は空気より重く、地表に沿い、這うように動き、発火の際遠い距離をバックファイヤーすることがある。火災の際、猛毒の二酸化炭素が生じる。
水中に放置および水と混合時の挙動:
硫化水素は水に溶解する。この溶液上方の空気は爆発の可能性があり、その場合、硫化水素の強いにおいに気づくようになる。
健康危険:
硫化水素は青酸とほぼ同程度の毒性がある。重症の中毒の場合、衝撃的に起こる意識喪失に続いて、呼吸麻痺と心機能不全により死亡する。この気体が低濃度の場合、眼、気道ならびに肺にきわめて強い刺激と炎症が起こる。肺水腫が起こりうる。肺水腫は2日間までの遅れで現れる点に用心。したがって、この気体を吸入したときは、いつでも医師の検査を受けることが必要である。その症状は消化器官の側もわかるが、中枢神経系の部分的麻痺の症状からも認めることができる。
症状:
重症の中毒:意識喪失、呼吸麻痺、けいれん、死
中程度および軽度の中毒:催涙、眼の炎症と痛み、気道の刺激、咳、呼吸困難、嘔吐、下痢、腹部けいれん、頭痛、意識もうろう、興奮、意識喪失、心臓律動障害
短時間の作用:
50〜100ppmで1時間後に眼および気道を刺激 200〜300ppmで1時間後に眼および気道を激しく刺激。500〜700ppmでは15分以内に、めまい、頭痛、吐き気など30〜60分後に意識喪失および呼吸停止が起こりうる。700〜900ppmではすぐに意識を喪失し、2〜3分後には呼吸停止、1000〜2000ppmでは即座に呼吸が停止する。
臭覚いき値=0.01ppm  MAX値=10ppm
注意事項:硫化水素は多くの金属を腐食し、その際硫化物を生じる。
(村松注:長いので途中略)
水質汚濁:
水生生物に有毒、魚類に対し0.86mg/lから有毒(参考文献あり) 魚類の餌料動物に対する致死限界量は1.0mg/l(参考文献あり)、大部分の藻類に対して有毒(参考文献あり) 地下水中に入る(沿岸濾過)場合、この汚染水は飲料水として使用できない。飲料水用に危険。水質に危険を及ぼす物質で、水質危険クラスは2、毒性評価数は魚類に対して6.3、バクテリア類5.8、哺乳動物7(参考文献あり)
(村松注:長いので以下省略)
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5245. 2000年09月16日 08時56分07秒 投稿:村松@東北大 
SO2について、1987年発行の
Hommmel (ed) Handbuch der gefahrlichen Guiterから
186 二酸化硫黄(SO2)
物性
沸点 -10℃
蒸気圧 3.39(20℃)
蒸気密度比(空気=1) 2.26
融点 -75.46℃
水との混合性 部分的 112.7g/l at20℃、228.3g/l at0℃
分子量 64.06
不燃性で有毒な気体
臨界温度 157.5℃
外観性状:無色の気体、刺すようなにおい
空気中に放置および空気と混合時の挙動:
圧縮ないし液化、腐食で有毒な不燃性気体。放置された液体は非常に速く気体状態に移行する。気体放出時多量の冷たい霧と腐食性で、有毒な混合気を生じ、周囲に広がる。その霧は空気より重く、地表にとどまる。
水中に放置および水と混合時の挙動:
液体は水よりも重く、沈降する。多量の水の中では、二酸化硫黄を溶解し、腐食性の亜硫酸が生じる。水面外に出た二酸化硫黄は健康に有害な煙霧を生じる。
健康危険:
気体の二酸化硫黄は眼と気道および肺をきわめて激しく刺激し、最終的に肺水腫が起こる。肺水腫は2日間の遅れで現れる点に用心する。したがってこの気体を吸入したときは、いつでも医師の検査の必要がある。この液体と接触すると、皮膚は凍傷にかかり、眼には重症の障害が起こる。
症状:
眼および気道の炎症。激しい刺激性咳。、呼吸困難、意識喪失、死。
短時間の作用:
400ppmを超える濃度の気体を吸入すると、数分間で生命危険がある。
臭覚いき値=0.3〜1ppm  MAX値=2ppm
(村松注:長いので途中略)
水質汚濁:
直接および生じた硫酸を経由して水生生物に対し有毒で、魚類と藻類に毒性作用があり、魚類に対する限界量は0.5mg/l、致死量は1mg/l(参考文献あり) 魚類の餌料動物に対する障害いき値は260mg/lから。水質に危険を及ぼす物質で、水質危険クラスは1.毒性評価数は魚類に対して2.1、バクテリア類3.1(参考文献あり)
(村松注:長いので以下省略)
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

5246. 2000年09月16日 08時59分45秒 投稿:村松@東北大 
5243,5245に関する、村松のコメント

臭覚いき値に注目してください。
硫化水素と二酸化硫黄の混合気体の場合は、非常に二酸化硫黄が多く含まれる場合を除いて、硫化水素の臭いが優先します。

[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

5248. 2000年09月16日 09時26分13秒 投稿:村松@東北大 
5243,5245の訂正と若干の解説:
(訂正)
臭覚いき値の右の、MAX値は、MAK値の誤りです。お詫びして訂正します。
臭覚いき値とは、純気体に対する一般的な、しきい値であり、目安とお考え下さい。
MAK値とは、最大許容労働場所濃度(Maximale Arbeitsplatz-Konzentration)のことで、旧西ドイツ連邦政府労働大臣名で公表されている、「健康に有害な産業用物質災害許容労働場所濃度」のリストで、1984年版のものを掲載してあるとのこと。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

5284. 2000年09月17日 03時39分17秒 投稿:マンボウ 
マンボウです。

 16日夕方。川崎市多摩区でも、かなり強い異臭がしていました。
 私は喘息持ちです。

 夕方、買い物に出かけると同時に、軽い喘息の症状がでました。これも三宅島のガスの
影響なのでしょうか。

 子ども2人も喘息なので、今後もこう言った状態が続くと不安です。

 そこで質問なのですが、これらのガスは、一般の家庭用の空気清浄機でも除去が可能
なのでしょうか?

 夕方表に出た私は喘息の症状が出ましたが、自宅にいた子ども達には特に影響はなかった
様です。
 その差異として考えられるのは、豪雨の為に締め切っていた空気清浄機のある部屋に
いたか、外出して、ガスのある空気を吸ったかです。

 ガスマスクをするまでは、したくありませんが、ガスを吸わないで済む方法があれば
知りたいです。

[211.13.145.139][Mozilla/4.73 [ja] (Win98; U)]

5287. 2000年09月17日 06時48分29秒 投稿:村松@東北大です 
5284マンボウさん:
家庭用空気清浄器ですが、活性炭やゼオライトあるいはシリカゲルでもいいのですが、吸着剤が使われていれば効果があります。家庭用清浄器は多くは、タバコの煙、ダニ、胞子など、エアロゾル(空気を分散媒としている各種コロイド)をとるのが主目的のものがありますので、確認してみてください。
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5288. 2000年09月17日 07時56分21秒 投稿:いけだ 
Cauliさん5270>
>雨に当たるのが趣味という方はあまりいないと思いますが、

どうでもいいことでしょうが、私は子供のころから雨に当たることと味わうことを趣味(?)にしてきました。

16日は練馬と京橋で雨に遭いました。京橋の雨は、注意深く味わうと、やや酸味を確認できる程度。練馬の雨は土砂降りにも関わらず、酸っぱさを感じました。こうしたことは滅多にありません。霧やこぬか雨だと酸味は確認しやすいのですが…。

個人差が大きいとは思いますが、ヒトが舌で酸味を感じるpHはどのくらいからなのでしょう?

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5289. 2000年09月17日 08時15分38秒 投稿:村松@東北大です 
5288いけださん:
食酢でpH3くらいです。食酢を1/10薄めたとき、つまり(非常にいいかげんな計算で)大体pH4くらいで酸っぱさを感じると思います。
東京の酸性雨で記録されているのは、pH4〜5ですので、そのpHでも人によっては酸っぱく感じるかもしれません。
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5295. 2000年09月17日 09時42分15秒 投稿:ちば 
はやかわさん>
夜の間にそおっと2000mとかの上空を静かに流れてきて、
朝方になって日が昇りはじめて、地面が熱せられ
上昇気流が生じて、上空のガスの多く含んだ
大気が一気に下降する。
はじめの三多摩を襲ったSO2ガスのシミュレーションの解説は
そういうことだったと思います。(どこのサイトだったかな)

夜の間の大気の流れは層流的で
あまり拡散せずに濃度をある程度保ったまま
運搬できるということではないのでしょうか
台風の影響を受けた強くて早い流れの時はどうなのでしょう
拡散するまもなく到達するのかもしれません
 

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5297. 2000年09月17日 11時36分26秒 投稿:Cauli. 
マンボウさん(#5284):
実はわたしも喘息持ちなのですが、高校のときH2SとSO2を気を失うまで吸ったにもかかわらず喘息症状が出なかったという実績(?)があるため、今回は自分の体を過信しています(本当は急性と慢性では分けて考える必要があるんだろうな)。

一口に喘息といっても、どの物質で発症するかは人によって全然違います。また、精神的不安が発作を引き起こすことがあるともいいます。

発作を鎮める薬はお持ちですよね。それを常時携帯し、それが効かなかったり症状が重くなったら医者に走るくらいの「注意」は必要だけど、過剰な「不安」は逆効果だと思います。
 

いけださん(#5288):
普段から舌で雨の酸味を観測(?)されているとは凄いですね。
でも味は酸の種類によって異なるから、興味があれば定量的に調べてみてください。pH試験紙は東急ハンズなどでも購入できます。学研の「○年の科学」には年1度、「全国酸性雨調査」とかで付録についてくるんじゃなかったかな。

#この雷雨の中買い出しに行って電車が止まっても責任持ちませんのでよろしく。

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5307. 2000年09月17日 16時46分47秒 投稿:Cauli. 
早川さん(#5305):
>二酸化硫黄だけでなく,硫化水素にも言及することの健康管理上の意味は何ですか?

いま本州で観測されている二酸化硫黄は、多いところで0.5ppm程度です。異臭を感じるという報道又は当掲示板で訴えがあった地点最寄りのそらまめ君の過去データでは、0.1ppm程度までしか上がっていないこともあります。最寄りといっても限られた数の観測点での話だから、局地的にそれを超えている可能性までは否定しませんけれど、福井県環境科学センターの注意喚起に参考として掲げられている「0.3〜1ppm(300〜1000ppb):敏感な人が臭いを感じる/1〜2ppm(1000〜2000ppb):大部分の人が臭いを感じる」とはギャップを感じます。
 

これに対し、硫化水素の方は(この期に及んで定量的な観測値をまだ見ていないのですが)、#5214でちばさんが指摘されたように多いところで2〜3ppm程度まで上がっている可能性があると見ます。二酸化硫黄の環境基準が大気汚染防止法に基づく告示(つまり国レベル)で決められているのに対し、硫化水素の基準は悪臭防止法に基づき都道府県条例で決められているので一定ではありませんが(同一都道府県でも工業地域とそうでないところで異なる値を決めていることもある)、排出口(外気に出る口)で10ppm、敷地境界線で0.02ppm(工業地域では0.2ppm)程度でしょう。大気汚染防止法と悪臭防止法はその目的が異なるから一概には言えないけれど、硫化水素の2〜3ppmというのは軽視できない数値だと考えます。
 

>「いおうくさい」から「二酸化硫黄」にきをつけろ,のキャッチフレーズだと,どのような
>見落としがあるのですか?

ひとつは、二酸化硫黄と硫化水素では身体に及ぼす影響が異なります。二酸化硫黄は主に粘膜に作用し、鼻や喉や眼を痛めます。硫化水素はそれだけでなく神経系に作用し、頭痛、嘔吐、意識障害などを引き起こします。自分が二酸化硫黄を発生させる実験をしたときは、鼻や眼に少ししみる感じはあったけど痛いというほどではなく、(換気扇は故障していたものの)窓を開ければいいや、と思い続行しました。次に硫化水素を発生させたとき、鼻や眼の刺激にはさほど変化はなかったのですが、しばらくして頭痛と嘔吐感に見まわれ、まずいと思い実験室を出ました。そこで級友に「SO2とH2Sを出したから実験室に入らず先生を呼んでくれ」と言い残して保健室にたどり着きましたが、1時間くらい意識がありませんでした。幸い土曜の午後で学校にはあまり人もいなかったため、大した騒ぎにならずに済んだのですが。
 

もうひとつは、早川さんが#5293で指摘された「濡れタオル」は、二酸化硫黄には効いても硫化水素にはあまり効かないだろう、ということです。硫化水素も水には溶けるけど、溶解度は二酸化硫黄に比べ、体積比でふた桁違います(だからこそ遠方まで高濃度で運ばれているのではないかと推測するのですが)。

さらにもうひとつ、普通のひとが「いおうくさい」と言ったら、それは二酸化硫黄ではなく硫化水素の可能性が高いと思うのですが、いかがでしょう。

[202.233.212.51][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5309. 2000年09月17日 17時55分18秒 投稿:村松@東北大です 
H2S臭について:

5214ちばさんが紹介されている、表は、私たちの認識とはちょっと違うので、ドイツの危険物ハンドブックの臭覚いき値を紹介したのです。
桁でいうと、少なくとも1桁は違うような気がします。
単に温泉臭い場合に、数ppmに達しているとは到底考えられません。以前、山形の温泉宿でH2Sが雪に閉じこまれて宿泊客を襲い、症状を出したときには、ppmオーダーのH2Sでした。
仙台では臭っていないので、計測できないので、確かなことは言えません。ただ、二酸化硫黄よりも2桁くらい、しきい値が低いのです。
とにかく、データを出して欲しいものです。

[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

5313. 2000年09月17日 19時38分51秒 投稿:へちゃ 
汚染物質の鉛直混合について

朝の昇温とともに、境界層下部は超断熱となり、上下混合が著しくなり汚染物質も(上空のものは下に)輸送されます。陸域の昇温は海域のそれを上回るので、海域上空を水平に移動したガスが陸域で下降するのは当然とも言えます。

しかし、次の場合は異なるようです。
「海上で下層雲が境界層(高さ1〜2km−へちゃ付加)の上部にあるような場合、雲層が日中は日射で加熱され大気は安定化するが、夜間は大気放射で雲層は冷却し不安定化する。その結果、大気が不安定なときは夜間に一層不安定となり、上下の混合・対流が活発化する〜(地表面に近い大気の科学〜東京大学出版界〜近藤純正103pp)」
つまりこの場合、人目に触れない海域では夜間にガスの下降が起こっている可能性があるということでしょう。

これらは、いずれ気象研究者の手によって調査され、発表されると思います。

[210.236.130.53][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

5325. 2000年09月18日 08時39分53秒 投稿:村松@東北大 
H2Sガス臭いへのこだわり(笑)
どうも、[http://www.gsj.go.jp/~yagi/Volc_Gas.html]の記述と我々の経験にギャップを感じてしまい、ちょっと調べてみました。
計測データ:
○カナディアンロッキーの温泉の源泉 H2S 2〜3ppm(出所不明)
○鳴子温泉 硫化水素型源泉 H2S 2ppm(我々が計測、未発表データ)
ということで、温泉の源泉付近では、数ppmのH2Sがあることは確かです。
○西ドイツの危険物ハンドブックの臭気いき値(前述)0.01ppm
○0.1〜1.0ppm Detectable by most persons by sense of taste rather than by odor
 (Safety, Mining & Eng.,http://www.instanet.com/~pfc/index.html)
○人体に害を及ぼす濃度の1/400ですでに臭いを感じる
 (US,National Institute for Health,http://www.nih.gov/)
 (村松の勝手な解釈:100ppmとすると、0.25pm、眼に異常を訴えはじめる10ppmとすると、0.025ppm)
とあります。なお、[http://www.gsj.go.jp/~yagi/Volc_Gas.html]と同じ記述もありました(火山ガス関係のサイト)。
というわけで、結局計測しないとなんとも言えない、という、お粗末な結論です。(_ _;)
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

5326. 2000年09月18日 08時59分13秒 投稿:村松@東北大 
5316早川さん:
気持ち悪い(笑)ので、放っておこうかと思いましたが(嘘です。すいません)、皆様の誤解を解いておこうと思います。#早川さんの猫なで声はなんとなく合いません (_ _;)
H2Sの自然酸化、つまり、燃焼は条件によって異なりますが、概ね300℃以上ないと進行しません。ただし、触媒燃焼や生体の中での燃焼では、活性化エネルギーが下がるので、常温でも進行します。大気中に分散したH2Sはオゾン酸化を受けて、SO2になりますが、その速度は遅いので、発生したH2Sは長時間安定に存在します。
従って、硫化水素臭、腐卵臭がしたことは明らかに硫化水素が含まれているものと推測されます。で私が問題にしているのは濃度レベルです。
以下蛇足:(ちょっと考えてみたこと)
火山ガスによる窒息事故では、発生源が近くか、温泉湧出口である場合がありますが、これは比重によってよどんでいるわけではなく、発生口近くの水溜り(温泉でもなんでもいいです)には、H2Sが過飽和状態で溶解していて、従ってその水面上は、平衡蒸気圧に匹敵するH2Sガスがいると思います(拡散速度が空気よりも若干低いのですぐには逃げていかない)。これが、H2Sが空気より重いからそこによどんでいると誤解される由縁であろうと思っています。
今回は、全く別のところからやってくるH2Sですので、何回も申し上げている