写真

2004/09/09 Fujinaga


色収差( chromatic aberration、color aberration )

 プリズムに白色光(太陽光)を通すと虹色が見られる。これは波長によって屈折率がちがうために起こる。波長が短いほど屈折率が高い。

 パープルフリンジといわれる色収差の例

※ シキシュウサと読むサイトもある。


ボケと被写界深度

 同一画角のばあい、135判(35mmカメラ)に対して、APS-Cは、1絞りちょっと、フォーサーズは2絞り、2/3型は4絞り開けるとほぼ同じボケ具合になる。
 逆に、35mmカメラと同じレンズを使って同じ画角にするためには、1.5倍離れて撮影することになり、約3絞り開けないと同じボケにならない。
 被写界深度はピントがあっているように見える範囲のことである。深度というくらいだから、範囲が広いことを深いと言い、範囲が狭いときは浅いと言う。
 ピントが合っているように見えるのは、隣り合う2点が分解できず一点に見えるからだ。ピント位置にある点は一点に見えるが、ピント位置からずれた点はボケて円に写る(レンズの性能や絞りの形が悪いと真円にならない)。この円を錯乱円という。ボケとみなさない円を許容錯乱円という。
δ 許容錯乱円径
L 撮影距離(被写体距離:ピントを合わせた距離)
F 明るさF値
f 焦点距離

前方被写界深度 = δFL^2/(f^2+δFL)
後方被写界深度 = δFL^2/(f^2-δFL)
 ただし、f<<L
 一般に許容錯乱円の直径は0.03mmとされているが、これは、35mmフィルムの対角線長さ(43.27mm)のほぼ1400分の一に相当する。
 APS-C(15.6×23.7)や2/3型(8.8×6.6)の撮像素子で同じサイズのプリントを得る許容錯乱円はそれぞれ、
0.02mm、0.0079mmとなる。
 ※ 3ピクセルですね。 PCのモニタで見た場合には、許容できないかも?
 視力検査では、5mの距離にある太さ1.5mm、直径7.5mmのリングに設けられた、巾1.5mmの切り欠きの方向がわかる視力を1.0と定義している。これは、約1分(1/60度)の視角に相当する。
 これを「人の目の分解能」として、2ないし3倍甘く見て許容ボケを2/60〜3/60として設定されている。

 撮像素子の大きさが1/kになると、同じ画角の焦点距離はf/kとなる。

過焦点距離

 過焦点距離にピントを合わせると、過焦点距離/2から無限遠までピントが合ったように見える距離。

過焦点距離= f^2/(δF)

ブレ

 ブレには、カメラ自身が振動することによるカメラブレ、撮影者がカメラを動かしてしまう手ブレ、被写体が動くことによる被写体ブレがある。

手ブレ

 手持ちで撮影しているときは、常にカメラが動いている。ブレは上下方向(ピッチング)と左右方向(ヨーイング)の回転運動として捉えられる。シャッタを押す力でカメラが動いてしまうこともある。
 初心者の場合、約5度/秒の角速度で手ブレを起こし、上級者では2度/秒の角速度で手ブレを起こすと言われる(※1)。
 一般的に、レンズの焦点距離分の1秒がぶれない限界とされるが、それ以上のシャッタ速度でもぶれる。

 1/500秒でシャッタをきったとき、初心者のカメラがどれくらい動くか?
 5/500=0.01度
 50mmレンズでは、 50mm×tan(0.01) = 0.009mm = 9μm
 これは、135判フィルムカメラの許容錯乱円0.03mmや600万画素APS-Cのデジタルカメラでは許容錯乱円0.02mmには収まっているが、デジタルカメラのピクセルサイズより大きい。

 上級者が、1/60秒でシャッタを切った場合は
 50mm×tan(2/60) = 0.029mm
したがって、135判フィルムの許容錯乱円に入るので、一般に言われる限界とほぼ一致する。APS-Cのデジタル一眼レフの許容錯乱円には収まらない。
  APS-Cの画角は135判の1.5倍の焦点距離に相当する画角なので、シャッタ速度も1.5倍速くして、1/90秒でシャッタを切ると、
 50mm×tan(2/90) = 0.019mm
となり、許容錯乱円に収まることになる。しかし、600万画素のセンサでは2ピクセル以上ブレる。 

カメラブレ

 一眼レフはミラーが高速で動き、止まってからシャッタが開くので、カメラが振動しやすい。シャッタ幕が開くときの振動が影響することもある。機種によってミラーショックの大きさはかなり違う。

被写体ブレ

 被写体が動くことによって起こるブレ。悪いことばかりではない。

ブレと流し撮り

 ※1 Nikon Web Magazine(ウェブマガジン):Technology Outlook「レンズが、手ブレを補正する」http://www.nikon.co.jp/main/jpn/society/tec-repo/tr8-vr.htm


パノラマ写真

 超広角レンズで撮るよりも、標準レンズで撮って合成したほうが良い。デジタルなら簡単だ。
 撮影する前に、露出を固定することを忘れずに。AEで撮ってしまうと、太陽や雲の多い写真と山主体の写真で明るさが変わってしまう。
 デジタルカメラによっては、露出固定機能があるがマニュアル露出にしたほうが簡単だろう。なお、多分割測光よりスポット測光のほうが露出を決めやすいと思う。

ストロボのガイドナンバーと感度

 ストロボのガイドナンバー(GN)はISO100でF1のときに写せる距離だ。たとえばカメラ内蔵ストロボがGN12だとして、F4のレンズだと、3mしか届かない。
 ISO400に4倍感度アップすると、同じストロボがGN24になり、F4でも6m届くことになる。
 コンパクトデジタルカメラでは、AFが働かなかったり、ノイズが増えてうまく写らないかも。

ファインダのゴミ


 ファインダに見えたゴミ。ペンタミラーの中に入り込んだものなので、外部からは清掃できない。 メーカに修理に出さなくてはならない。写真の写りには影響ないが、ピント合わせがやり辛い。


芸術写真

 あいまいで意味ありげなもの。


FinePixF700


 注) このページは芸術写真を撮る人には無意味です。