ひとつ前へ  叶迫攝ン計研究所Topへ   記述責任者名倉 裕

MAD3D
レーザスキャナとメーカー

メーカーと機器
Riegl LPM-2K
Riegl LMS-Z210
PC
直流安定化電源

● メーカーと機器・一覧

 レーザスキャナのメーカー、機種の主なものを挙げる。
メーカー 国籍  
リーグル オーストリア  
ニコン・トリンブル 日本+アメリカ 地形測定には有効距離が小さい。
限られた地域の精密測定、或いは人工構造物向き。
オプテック カナダ ILRIS-3D Lidar Imaging System
NEC 日本 INT5000はノンプリズム型トータルステーションとして同様の機能がある。
ソキア 日本 3次元測定システムMONMOSはレーザではなく発光ダイオードを用いる。
 この内のソキアのMONMOSは有効距離が短く、地形形状よりも構造物の測定に適する。

 当研究所では、リーグル(Riegl)社製のレーザスキャナと、同社製のレーザレーダに当研究所で開発、制作した経緯台を組み合わせたレーザスキャナを保有する。 
 以下にリストを挙げる。
LPM−2K 超長距離型レーザスキャナ
LMS‐Z210 回転ミラー高速型レーザスキャナ
LD−90 長距離型
当研究所製自動制御経緯台(ALTAZ2,ALTAZ2A)と組み合わせる。
FG−21 中距離ポータブル型
当研究所製自動制御経緯台(ALTAZ2,ALTAZ2A)と組み合わせる。
LMS−Z420i
メーカーWEB
回転ミラー高速型長距離レーザスキャナ
有限会社 和泉測量に依頼して、時々測定していただいています。
数理設計研究所でも測定依頼を受け付けます。



Riegl FG-21
MAD ALTAZ2

Riegl LPM-2K 長距離型レーザスキャナ

 現在手に入るレーザスキャナでは、もっとも長距離を測定できるものの1つ。
  • 有効距離
    メーカーの仕様で有効距離は2500mとなっています。
    実用的には、2000m程度。
    花崗岩などの反射率の良い地質では、2000m以上の測定も可能。
    種々の物質の反射率
    反射率と有効距離の関連
    Maximum Range versus Reflectivity of the Target
     レーザー距離計で測定可能な最大の距離は、目標の反射率に強く依存します。
    RIEGLのパンフレットに記載された値は、80パーセントの反射率の乱反射目標物を基準にしています。
     これ以外の反射率の目標については、図(横軸の反射率から、縦軸の「カタログ値への乗算率」を求めて積算する)によって求められます。
    RIEGL General Information GI005 (10/94) 略訳 NAGURA Hiroshi
  • 測定速度
    特に反射率が低くない、標準的な対象を機械任せ( Adupting Mode )で測定した場合、1分間で100点程度を目安としたデータを取得できる。
  • データの精度
    • 距離精度は、次の式で求められる。
       距離誤差=±( 25o+距離×20/1000000 )
    • 水平、垂直誤差
      レーザビーム径 1.2mrad。 100mで12cm、1000mなら1.2mに相当する。
      経緯台の位置精度 ±0.01gon(±0.009°=±0.16mrad)。
      100m先で1.6p、1000m先では16pに相当する。
      MAD3D測定の特長:測定精度
      角度単位換算表
       
  • 測定モード
     植生などの除去には重要な、「ストロング・ターゲット」モードと「ラスト・ターゲット」モードがある。
    「ラスト・ターゲット」モードでは、有効距離がいくらか短くなり、測定時間もいくらか長くなる。
  • 電源
    カタログ上では、DC11〜18Vで動作すると記されている。
    実際には、12V程度はあった方が安定して動作する。
  • 制御用ソフトウェア
    この機種を制御するためにリーグルが標準添付するソフトウェア( LPMScan )は、標点(既知点)などを測定する1点測定には不自由である。
    このために、LPM-2K制御ソフトウェア「MAD3D-S」を開発、販売している。
    測定サービスには、このソフトウェアを用いる。
  • 測定例
    広い地域を測定した例として、最大約2000mの距離から、幅400m、奥行き600m、標高差500mの崩壊地を、LPM-2Kで測定した例レポートがある。
品名 長距離レーザープロファイル測定装置
( 3D Profile Measuring System )
( 3D-Laser Profile Measuring System )
( Long-Range Lase Profile System )
形式 LPM-2K ( 旧 LPM98-2K )
レーザ距離計
( Laser Distance Meter )
LD90-3800Hip-LR
経緯台
( パン/チルトマウント )
(Pan & Tilt Mount)
PTM98
数理設計研究所所有品
シリアル番号
レーザ距離計 9992182
経緯台 9992183
製造者 RIEGL Laser Measurement Systems GmbH
(オーストリア)
販売元 リーグルジャパン株式会社
販売者 株式会社守谷商会

Riegl LPM-2K


Riegl LMS-Z210i 回転ミラー高速型レーザスキャナ

 回転ミラー型は、非常に高速に多くの座標データを得られる。
 角度分解能(水平、垂直精度)は、LPM-2Kに比べると低い。
 数理設計研究所が所有するのものは初期のLMS-Z210で、仕様がだいぶ違う。
 測量用途で購入するなら、高価でもLMS-Z420iを選択した方が使いやすく、応用範囲が広い。
  • 有効距離
    メーカーの公表値では、80%以上の反射率の対象について350m、となっています。
    一般的な地形について、地表の反射率、霧、靄の影響を考えると、200〜250m程度である。
    以下のリンクが参考になる。
    種々の物質の反射率
    反射率と有効距離の関連
     
  • 測定速度
    回転ミラー型の特長は、測定速度の速さである。
    これによって、地形データはほとんど補間することなく、リアルな形状を再現できる。
    例えば0.16gon(0.144°)刻みで、水平角315°、上下に60°の範囲を測定すると、数分で終了して100万点近いデータが得られる。
  • データの精度
    • 距離精度は、次の式で求められる。
       距離誤差=±( 25o+距離×20/1000000 )
      LPM-2Kと同等である
    • 水平、垂直誤差
      レーザビームの径は 約3mrad。50mで15cm、300mなら90cmに相当する。
      経緯台の位置精度は±0.08gon(±0.072°=±1.26mrad)。
      50m先で約6cm、300m先では38p程に相当する。
      MAD3D測定の特長:測定精度
      角度単位換算表
  • 霧・靄
     回転ミラー型は経緯台型に比べて霧、靄の影響を受け易い。
     特に有効距離に近い測定、山岳地では注意を要する。
     → 霧と有効距離の関連
     → MAD3D測定の特長:霧には弱い
  • 植生などの除去
     当研究所が所有する LMS-Z210 は初期の型であり、「ラストターゲット」モードはない。
     したがって、樹木の間を通して地表のデータを得るのは困難が多い。
     しかし、非常に細やかな形状を取得できるという特性から、画像処理によって樹木をある程度除去できる。
     現在販売されているLMS-Z210は、「ラストターゲット」モードを持つようで、測定モード、データ処理の2つの面から樹木、植生を除去できと思われる。
  • 制御用ソフトウェア
     この機種を制御するためにリーグルが標準添付するソフトウェア( 3DRiSCAN )は、角度単位はgon( grad )であり、通常、度分秒を常用していると慣れるのに時間がかるかもしれない。
     範囲設定の方法なども、使いやすいとは言えない。
     多機能ではあるが、使い勝手は良いとはいえない。
     現場で実用する前に、訓練が必要だろう。
  • 測定例
     「ラストターゲット」モードが無い事と、制御用ソフトウェア( 3DRiSCAN )が使いにくい事、実質的な有効距離が比較的短い事から、当研究所ではあまり用いない。
     狭い地形を精査するためには威力がある。
     → ダム堆積土砂表面形状の測定
     
  • 故障など
    Riegl LMS-Z210 の測定データにおける反射率の異常の検証

Riegl LMS-Z210

使用PC

 LPM制御に使用するPCについて記す。

メーカー IBM
Type(型号)
(銘板)
2371
シール TYPE 2371-11J
S/N 97-0623D
貼付シール名 IBM PC カスタマイズモデル

 予備機

メーカー 株式会社東芝
Model Name Libretto L2/060TNML
Model No. PAL2060TNML
製造番号 81015089

直流安定化電源

メーカー 株式会社ティ・アンド・シー・テクニカル
製品形式 3644A
管理番号 ARR0041

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∫MAD 叶迫攝ン計研究所 Mathematical Assist Design Lab. 1997-2002