レーザースキャナの故障とマイナーチェンジ

- RIEGL LMS-Z420i -
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記 2007/11/05
株式会社 数理設計研究所 名倉 裕 

プリズムを測ってしまった

 レーザースキャナで測量用プリズムを測定してしまい、受光量が限界を超えて、受光系が故障したという話を聞きました。レーザースキャナは RIEGL LMS-Z420 です。スキャナはメーカーで修理されました。 

距離性能の向上

 修理されて返ってきたスキャナは、有効距離が延びていたそうです。レーザー安全規格 Class1は変わりません。
 RIEGL LMS-Z420i の有効距離は、以前のメーカースペックでは、800mでした(反射率80%の物体に対して)。反射率20%は、一般的な物体としては高い方ですから、実際の測定では500〜600mまでを目安としていました。
 現在のWEB「LMS-Z420iの技術データ」で見る有効距離は、1000mです。いつの間に向上したのでしょう。300〜1000mの距離にある地形を測る時、100mの差は想像以上に大きく影響します。旧タイプのスキャナ・ユーザは、測定系を最新型に交換したくなるかもしれません。

受光プロテクト

 強い反射光を受ける故障に対して、現在のLMS-Z420i は、対策ができていると言います。強い光を受けたら受光を中止して、受光系が破壊するのを防止するのだそうです。

日進月歩

 こうしたマイナーチェンジは比較的頻繁に行なわれるようです。レーザースキャナの大きな進歩、有効距離、測定速度、測定精度の大きな向上は、数年に一度くらいの率で起こります。しかし小さな、でもユーザーにとって有効な改良は、常時実施されています。