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大型地形模型を切削する(1)
始まり

2008/02/06 - 05/03
(株)数理設計研究所 名倉 裕
目次
  1. 始まり
  2. フライス盤の操縦
  3. 20cm模型を切削
  4. 切削データの作成
  5. 60cm四方浅間山地形の切削
  6. 1m四方浅間山地形の切削

地形模型の制作

 以前から、数理設計研究所、太田研究室にある小型NCフライス盤で、小さな地形の切削を試みていました。→ 地形立体模型の制作
 小型でも、いくつかのブロックに分けて、大きな模型を作ろうという企画がありました。でもA4版より少し大きなものまでしか切削できないフライス盤で、分けて加工、接着するのは、容易な作業ではありません。

 レーザースキャナ測定で共同研究を進める、遊具メーカーの大永ドリーム株式会社が、大型のNCフライス盤を購入しました。1m×3mのものまで加工できます。地形切削になんとも都合の良い道具とばかりに飛びつきました。このNCフライス盤は木工用です。主に板をカットする用途に使われます。ですから2次元加工は得意ですが、3次元形状を削り出すには、工夫が必要です。そこをなんとか工夫で乗り切って、地形を削り出そうという試みを始めました。

 かねてから、フィリピン、レイテ島で調査したギンサウゴン(Guinsaugon)崩壊地の地形モデルを作るという課題があります。数理設計研究所の太田研究室にはNC(数値制御)フライス盤がありますから、加工できます。大永ドリームの社長、永島さんは、浅間山を彫ろう、FRPの型を彫ろうと、3次元加工に大変乗り気です。

 最初の目標は浅間山。火口周辺10kmの範囲です。最初に1/50000、20cm四方の模型で、フライス盤制御とパス(エンドミル経路)作りソフトウェアの試行、素材選び、エンドミル選びをしながら、完成イメージを作ります。その後、60cm模型(縮尺 1/16667)、1m模型(縮尺 1/10000)を目指します。データは国土地理院の数値地図50mメッシュ、一部は10mメッシュを用意しました。


大永ドリームに設置された、SHINX製NCフライス盤。できあがった浅間山模型、1mサイズと60cmサイズを載せている。


フライス盤刃物とタレット周辺

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