MAD > MAD3D > 地上型レーザスキャナ測定 →測定時の注意

測定時に注意する事柄

三脚の設置

  • 重さ

    10kg以下のトランシット、トータルステーションに較べて、13〜20kg。
     
  • 大きな振動

    回転ミラー型は、大きくないけれど高周波振動。経緯台型はヘッドの動きに伴う反動。
     
  • 長い時間

    高速スキャナで一回限りなら短時間。
    長距離低速型や、変位追跡などの繰り返し測定は長時間。

 レーザスキャナ測定では「振動する重いものを長時間」安定設置する必要があります。
 三脚は、測量機器より強固に設置しなくてはなりません。
 
 安定した地面の上に設置しなければなりません。
 コンクリート舗装道路ならベスト。不安があれば、杭などで固定。
 凍結した地面は、重さや振動で融けてやわらかくなります。

 

電源

  • AC100V
  • AC200V
  • DC12V
  • DC24V
 測定現場で使える電源は色々です。
 高速スキャナで1回だけの測定は、小型のバッテリが1個あれば足ります。
 長時間では準備が必要です。

交流電源

 商用電源か発電機があれば利用します。
 車のバッテリにインバータを接続しても使えます。(インバータの電流容量に注意してください)
 
 AC100/200V を DC13.8V に変換する直流電源装置は容易に入手できます。
 電源装置の質や容量に不安があれば、直流回路に12Vバッテリを1個パラレル接続します。
 制御用パソコンのACアダプタは、たいてい100/200V両方に対応しているようです。
  • インバータや直流電源装置は、電流容量に注意してください。
  • 直流電源装置が100V用か200V用か、両用かを確認してください。
  • 海外の測定は、電圧変換器(トランスなど)、商用コンセント変換プラグがあると便利です。

小型バッテリ 4、5時間まで

 小型のバッテリ(シール型が使いやすい)容量8Ahが4個あれば、数時間の測定ができます。
 重さは12kgを超えますが、たいていの発電機より軽いのです。(HONDA EU9iで13kg ガソリン別)
 制御するパソコン、最近のものは4、5時間は使えます。
 (IBM Thinkpad X40 大容量Li-lonバッテリーで5時間使えました。夏の暑い日ですが)
  • 冬の寒さの中で、バッテリの容量はとても少なくなります。
    バッテリを暖める必要があります。
    バッテリ容器に使い捨てカイロを入れると効果的です。

車の電源 ガソリンの限り

 車のバッテリを利用すれば、ガソリンがある限り測定できます。
 測定地点近所まで車が入れれば、待つ時間の暑さ寒さを凌げます。
 制御用パソコンのバッテリ動作時間を越えて測定するなら、直流アダプタを用意します。
 (IBM なら、エアライン・アダプター/72W AC/DC コンボ・アダプター)
  • 車のバッテリから配線するため、ワニ口クリップの付いたケーブルを用意します。
    ケーブルの反対側は、スキャナやパソコンで使えるコネクタに加工します。
  • 直接バッテリから電源をとるよりも、インバータで AC100V に変換して配電すると、距離が長くても電力の損失を少なくできます。スキャナの近くでもう1度、直流に変換する必要があります。

備品

 交流電源、直流電源ともに、接続は確実に。
 電源電圧を確かめましょう。
 接続の確認とバッテリの残量がわかります。
  •  テスターは必需品です。

 

天気

  • レインコート
  • ビニルシート(大小)
 野外の測定は、好天に越したことはありません。
 安全で快適な測定は、良い結果を生みます。
 
 しかし、このリストは雨や嵐のためだけではありません。
 強い日射も測定機器の故障のもとになります。
 雨具はそのまま、日射を防ぐ道具になります。
 
 スキャナは高温でデータのばらつきが大きくなります。
 パソコンは直射日光に下で長く使うと、誤動作します。
  • 傘は、光を透過しにくいものを使います。
    パソコンの日よけになります。
  • レインコートやビニルシートは、パソコンに被せながら操作できます。
    不意のの雨対策にもなります。縄やロープでスキャナに被せて縛ります。

 

修理道具

 ペンチ、ニッパ、カッターナイフなど。
 測定は、たった一度のチャンス、が少なくありません。
 コネクタ、ケーブル、ヒューズ、ビニルテープなどの補修用品は欠かせません。