レーザスキャナによる地形の形状測定における、霧靄のデータ量への影響
Riegl LMS-Z210 の場合
2001/07/31 NAGURA Hirosi 数理設計研究所

 次の2つの図は、近い場所で270m、遠い場所で330mの位置にある川の対岸を測定したデータを、平面図に表したものである。
 下側がレーザスキャナに近く、上が遠くを示す。
 データが連続していないのは、対岸の低い位置で測定したために、段丘の上の部分が抜けたためである。図の下方に現れているデータは、河岸の水面近くの段を表して、上方の点群は段丘から更に上への崖を示す。
 右が上流、左が下流である。 
 上と下の図において、データを示す点の密度に注目する。
 上の図の点は、総数487個。下の図では1725個ある。
 この差は、レーザスキャナと対岸の間の靄の存在による。
 目には辛うじて分かるほどの靄ではあるが、取得データ数では3倍以上の差が生じる。
 ここでデータ数が3倍以上の差、というのは、単位長さあたり2倍近くの差が生じ、得たデータから等高線、断面を得る場合に大きな差となる場合がある。
 下に、上の2つのデータの一部(上の部分。ほぼ330mの距離)をTIN化してサーフェース図としたものを示す。
 小さな図だが、差がおわかりいただけるだろうか。

∫MAD 数理設計研究所 Mathematical Assist Design Lab. 1997-2001