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2010 伝書鳩による実験
+カラス

リアルタイムに彼方を飛ぶ鳥の
観測を世界最初に成功した!

  第2回実験 2010/08/04
研究・設計 自然環境保護無線協会 Hal.T

2010/05/01 - 2010/06/25
2010/09/07
Index 
共同研究者
 ・自然環境保護無線協会 玉置晴朗、矢澤正人
 ・我孫子市 鳥の博物館 学芸員 時田賢一 
 ・鳩の飼育者であり鳥の専門家 内田さん兄弟
 ・数理設計研究所 菅正信、藤永清和

目的

野鳥への装着に対する影響や情報獲得の精度や確実性、および電波伝搬の評価のために、野生動物ではなく人の管理下にある伝書鳩で実験をする。放鳥地は結城市、帰巣地は松戸市、概距離は55kmである。

2010/06/25 追記 害獣捕獲されたカラス、北関東の宇都宮周辺で実施する。

実験計画

概要

送信機
コールサイン JQ1YUR  
周波数 144.450MHz  
形式 G1D BPSK
出力 4.5dBm 2.82mW
等価DP出力 -10dBm 100uW
送信高度 10m, 50m, 100m

受信システム
アンテナ高 2m, 6m 受信局
JP1COK, JA1QPY, JG1KBY,
受信限界 -125dBm
  1. 目的
    1. 電波伝搬の実験
    2. 受信地の設定法を確立する
    3. 鳥学会、動物学会への広報
    4. 未知のことがわかる可能性が高い
  2. パラメータ
    1. 放鳥地 茨城県の結城
    2. 到着先  千葉県の松戸
  3. その他、既知の注意点
    1. 巣箱の中で1週間ほど装着をして慣らしておき、十分観察をして体力に注意するが、もし重すぎる送信機でも、帰巣さえすれば装着を解除できる
第1回実験 放鳥場所と時間 2010/5/26
  1. 放鳥場所(http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=361741&l=1395426)北緯36度17分41秒、東経139度54分26秒(北緯36.294601度、東経139.907278度)付近
  2. 放鳥時間 午前7時ごろ(勿論各自持ち場に着いてスタンバイOKで放鳥:放鳥地に出向くNECoRAの指示による)
  3. 事前に慣らしの為、ダミーを装着しケージ内で飼育、慣れはじめたら松戸の鳩舎の周りを訓練飛行(通常の放鳥・帰還)、放鳥実験決行日の1〜2日前に鳩Bird-GPSと交換。
第2回実験
  1. 放鳥場所 同上
  2. 放鳥時間 午前7時ごろ 寝坊したものがいて9時!

受信地の評価

飛行経路  茨城県の結城 ⇒ 千葉県の松戸 およそ55km
●飛翔経路の全部をカバーする好適受信地 (全経路を十分にカバーする)
●限界検出に適した限界受信地を選定 (限界検出とは半数が受信できない受信地点)
2つの観測は性質が異なり、前者は飛行状況を知り、後者は伝搬の限界と数値実験の差をを知るためである。

パラメータ 送信 100uW 145MHz 、 受信感度 -125dBm
全体をカバーできそうな受信地 シミュレータの原図
BaseMap.png
全体地図
Google BaseMap.kmz へのリンク
A 放鳥地 結城
B 帰巣地 松戸
C 筑波 男体山
D 佐野IC そばの山
E 常総 地域交流センター
PmapBase.png

筑波 男体山

標高 853.2m 、 アンテナ高さ 6m 、 受信限界 -125dBm 、 送信電力 100uW 、 周波数 145MHz
北側から登る自動車道えの受信は北方面にしか開けていず、放鳥地も見えないのでNG
高度100mのほうが50mよりも届かない場所が多く見えるが、これはリング状にある不感地帯があるためで、全体的には高度100mの方が遠距離までカバーする。筑波から高度100mを対象とすれば三浦半島から前橋までカバーする。

飛行高度 10m 飛行高度 50m 飛行高度 100m
Hato10mTukuba.png Hato50mTukuba.png Hato100mTukuba.png

不動峠そばの山頂

標高 456.6m 、 アンテナ高さ 6m 、 受信限界 -125dBm 、 送信電力 100uW 、 周波数 145MHz
県道236号と138号の交わる動峠南にある山頂

地図 飛行高度 10m 飛行高度 50m 飛行高度 100m
fudouMAP.jpg Fudou10mA.jpg Fudou50mA.jpg Fudou100mA.jpg

県道236パーキング

236A.lzh へのリンク 保存してから開くといい kmzファイル

飛行高度 50m
Hato50mParking.png

佐野IC そばの山

標高 114m 、 アンテナ高さ 6m 、 受信限界 -125dBm 、 送信電力 100uW 、 周波数 145MHz

飛行高度 10m 飛行高度 50m 飛行高度 100m
Hato10mSanoIC.png Hato50mSanoIC.png Hato100mSanoIC.png

常総市地域交流センター

標高 18m 、 アンテナ高さ 48.5m (45m) 、 受信限界 -125dBm 、 送信電力 100uW 、 周波数 145MHz

飛行高度 10m 飛行高度 50m 飛行高度 100m 100m 電力1mW(+10dB)
Hato10mJyousou.png Hato50mJyousou.png Hato100mJyousou.png Hato100mJyousouP10.png

宇都宮市の周辺

飛行高度5m、受信限界 -125dBm 、 送信電力 100uW 、 周波数 145MHz

 宇都宮大学 峰校舎 地上高 20m  
Umine5mP.png Umine10mP.png Umine20mP.png
Umine5m.png Umine10m.png Umine20m.png
飛翔高度 5m 飛翔高度 10m 飛翔高度 20m

 競馬場公園 地上高 6m  
Utower5m.png Utower10m.png Utower20m.png
飛翔高度 5m 飛翔高度 10m  飛翔高度 20m

第1回実験 2010/07/11

2010/07/10 実験前日のハト

IMG_2147_2.jpg 2010/07/10 伝書鳩にBird-GPSを装着。
 数日前も19.3km(鳩小屋から利根川目吹橋「茨城県坂東市」)を2回ほど飛んだとのこと。アンテナはもっと細いもので充分だと思います。アンテナに強度があるため余程大きな鳩ケースでないとアンテナの先端部がケースにあたりアンテナ基部の損傷も万が一と言うこともあります。
 研究員K.T

 装置はハトが小さいので、防水加工のための樹脂充填を避けて軽く作ってあり、およそ15gぐらい。ただし、アンテナ線も含めるともう少しあるかな。(3gほど重くなり18gぐらいだろう)

2010/07/11 実験

DSC03034.JPG 1.放鳥地での撮影 結城
 ハトに背負わせた送信機+補修した電池がずれてしまい、飛び立てず。左下の赤丸内。

 受信局を3ヶ所に配置して、さて放鳥!。あれっ電池がカラだ・・・・・、じたばたしたけれど、別の電池を追加して載せたら、ハトがこんないいかげんな装置じゃイヤだってんで、飛ばずに歩いてしまった。そりゃそうだよなあ、てなわけで大失敗。ハトさんには申し訳ないねと謝ってランドセルの紐を切ったら、「セイセイしたぜ!」と言ったか言わないか、すっ飛んで帰ったと言う。めでたしめでたし。

2. 主水水門のレポート


3.つくばでのレポート
 前橋を2:30ごろに出発し北関東道で太田、そこから50号経由で佐野、小山、結城、築西、つくばへ向かい、筑波山神社の前を通り表筑波スカイラインを南へ行くと現地。前橋から115km。
tukuba_kosazuke.jpg
 目的としていた道脇の駐車スペースは大きな鉄骨でふさがれていてNG。少し戻って「つくばねCCの東尾根にある「子授け地蔵」の駐車場に腰を落ち着けた。他メンバーは放鳥地点、主水水門。
20100711.kml(Google) 20100711tukuba_hato.gdb(Garmin)

DSC03136.JPG 朝早く4:30には準備完了。自動車内で仮眠しようとするが、周囲はおにいさん?おじさんの触合いの場となっていて少々やかましい。耳栓をしてしんなりゆったりと体を休めた。
 日が昇っても曇りでそれほど暑くは無く、汗をかくほどにはならない。


DSC03138.JPG 受信機は自動車の後ろ。
DSC03140.JPG144.488.71MHz USB


DSC03142.JPG 南西方向、つくば市、放鳥地の結城市はこの写真の右に外れた所で、筑波山の南西斜面の向こうだし、霞が濃く、まったく見えない。


20100711tukuba_hato.WMV 観測地の全景ビデオ


メモと評価
  • 装着状態でしばらく過ごすのはハトぐらいなので、諸対策は一般性があるかどうか良く考える必要がある。
  • 電源SWは磁石でなくてリード線で良かったのでは
  • 枠台とモックを分離しておいて慣らし、本物と換装するときには銅線などでしばりあげても、ハトならば耐える
  • アンテナ部は上向きになるように、突合せ圧着端子を使う
  • 熱収縮チューブで全体をカバーすると収縮で内部基盤を壊しやすい・・・・私は両端だけを固定するのかと思っていた。

評価


第2回実験 2010/08/04

放鳥担当 矢澤の記録

08:35 BirdGPS動作開始
08:36 BirdGPS初期測位完了、ハーネス取り付け開始
08:40 ハーネス取り付け完了、計量(機器総重量 15.4g)
08:47 装着完了
08:50 鳩運搬用の籠を車外へ運搬
09:00 放鳥
09:06 鳩が休止
09:41 鳩の休止地点へ到着、鳩を視認
09:56 鳩が旋回、隣の電柱へ移動
10:36 電池終止により送信停止

DSC_2538sora.jpg  朝6時ごろ
DSC_2541furtari.jpg 2010/08/04 6:21:29
受信アンテナの組み立て
DSC03204.JPG 2010/08/04 6:41:48
準備完了、そろそろ放鳥組みからの連絡があるころだ・・・
DSC03215.JPG 2系統の受信システムを用意
6mポールの先端は 時田さんが使う
3mほどの所にある八木は玉置が使っている
感度はどちらも良好だった
DSC03209.JPG 2010/08/04 7:17:40
内田さんから、矢澤がまだ来ていないと連絡。
・・・・・、寝過ごしているしかない・・・・
最初は何だか「不幸せの汗臭い青いタオル」なんてアンテナ見ながら言ってましたけど
お手上げ!!!!

途中で事故ってるよりもマシだなあと慰めあう
RIMG0001.JPG  2010/08/04 7:25:16
内田さんに連絡を取って、BirdGPSをつけずに放鳥をお願いしようとするが、河川敷に降りているようで連絡が取れない。
そのうちに連絡がつき、内田さんが「曇っているので待とう」、と提案があり、矢澤の失態は救われた。
 09:00 放鳥  
RMOV0024.wmv  ビデオ
2010/08/04 9:04
飛んでる・・・・・時田さんの受信
RIMG0023.JPG   2010/08/04 9:04
飛んでる・・・・・時田さんの受信
SANY1342.wmv  ビデオ
2010/08/04 9:05
飛んでる・・・・・時田さんの感想
快挙、21km先のハトからの電波、そして動きがもたらされたとき、アンテナ見ながら乾杯しながら「幸せの清い青いタオル」・・・祝・快挙
 09:06 鳩が休止  
SANY1344.wmv ビデオ
2010/08/04 9:09
鳩がどこかへとまったみたい
SANY1347.wmv  ビデオ
2010/08/04 9:16
受信した位置が動かないのでじっと見つめる。
どうしたのかなあ????
IMG_3192A.jpg  2010/08/04 9:44:53
GPS座標を元に矢澤が自動車でそこまで行き捜したが、「いない」??
別の車で来た内田さんが、矢澤の困っているのを見て、@:
「自動車の真上にいるよ!」、そんな精度でした。
IMG_3192B.jpg  ちゃんとアンテナが見える。
MOV03216.MPG ビデオ 
2010/08/04 9:50
玉置側の受信 ToughBook
DSC03222.JPG 2010/08/04 9:51:47
どうしたのかな・・・・
BirdGPSが脱落した、鷹に襲われて喰われた、暑いので飛ぶのがイヤになった

けっきょく
暑いので飛ぶのがイヤになった ってことらしい。翌朝の朝6時に帰還した。
 10:36 電池終止により送信停止  
RIMG0028.JPG  2010/08/04 10:53:52
撤収 ニコニコ顔でよかった

DSC03223.JPG 2010/08/04 11:54:41
最後にGPS情報が届いた地点に行ってみた

評価

..end