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年始のごあいさつ |
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(株)数理設計研究所 SPG事業部 |
| みなさま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。 2008年は、何もしないままに、「あッ」という間も無く1年が過ぎてしまいました。今年は時間を無駄にせず、いろいろなことにチャレンジしたいと思います。 さて、私の今年の抱負を漢字一文字で表しました。 これには、日々何も考えずに生きている私の反省が込められています。 昨年、私は始めてFPGA(Field Programmable Gate Array)というものを使った開発に携わりました。FPGAというのは、内部にプログラマブルな電子回路が組み込まれているLSIです。その回路は、はんだごてを握ってえっちらおっちら組むのとは違い、プログラムを組むように自由に変更できます。企業秘密の部分があるので開発内容は申しませんが、そんなものを扱うのは初めてです。でも、FPGAや周辺LSIや開発ツールなどについて、いろいろ調べたり考えたり試行錯誤したりして苦労を重ねると、初めての人間にもなんとかなるものです。さらに、単に使える使えないのレベルではなく、きちんと理解して扱うと、立て板に水を流すがごとく、気持ちよくLSIが動作してくれます。もちろん、理解して使うのですから、他の開発プロジェクトでも応用が効きます。今のところ、電子回路のプロから見ればまだまだお遊びレベルのものですが、ゆくゆくはFPGAを使ったいろんな信号処理(特に、新たな信号処理理論の具現化)をやってみようと考えています。 |
私どもは、電子装置の開発にせよ、防災支援の測定にせよ、常に新しいことをやろうとしています。よく、新たな課題に取り組もうとしたとき、「自分はその道のプロじゃないから、そんなことできない」といって投げてしまう人がいます。しかし、誰もやったことがないことに関しては、知らなくて当たり前のことが多いのです。知らなければ調べたり研究したりすればよいのです。未知の課題を解決する行為に長けたプロはいますが、未知なる対象そのもののプロはいないのです。 では、課題解決力を高めるにはどうしたらよいでしょうか。方法はいくつもあると思いますが、ひとつだけ確かなのは、「自分でよく考える」ということです。現在は、インターネットの掲示板を使えば簡単に解決策を教えてもらえます。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言いますから、知らないことを人に聞くのはおおいに必要なことです。ただ、既知の課題に関してはそれでよいのですが、誰も解決していない未知の課題については教えてくれません。ネットの掲示板で答えが得られるくらいなら、その課題はとっくに解決されているはずです。情報源はあくまで情報源であり、それに頼りきるのは危険です。得られた情報を組み立てて新しいことを成し遂げるのは、あくまで自分の思考であることを忘れてはなりません。もちろん、その思考の過程には、得られた情報がそもそも正しいかどうかの吟味が含まれることは言うまでもないことです。 2008年は、食の危機のみならず職の危機も叫ばれた年でもありました。「未曾有(みぞう)の危機」という言葉がありますが、「未だ曾て(かつて)有らず」の事態に直面したときこそ、借り物の情報ではない自らの思考力が試されるときであります。今年は、自らの思考力を高め、新たな課題に次々と取り組みたいと思います。 簡単ではありますが、年始のごあいさつとさせて頂きます。本年もよろしくお願い致します。 |
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